別の視点から見た米中戦争の話から、日本の未来はもっと悲惨やぁ~と叫んでしまった私…

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違う視点で考える米中競争とその結果の予測、
中国の中央政府機関から地方政府機関まで
嘘し続けた結果が....

Harano Times 2021/03/07




皆さん、こんにちは。
中国は2030年頃にアメリカを超えるという論説を
皆さんも何処かで聞いた事があると思います。

この様な見解が出ている1つの根拠としては、
今の中国の経済成長率とアメリカの経済成長率を比較して、
今のペースで成長していけば、
中国はいつかアメリカを超えるという結論が出ているんですね。

で、この結論に対して、
最近VOAのインタビューに出た1つの論説は今話題になっています。
今回VOAのインタビューを受けた人は、
アメリカで中国の人口問題を長年間研究している
中国出身のイー教授です。

彼は自分が研究している人口という切り口から入って、
中国はアメリカを絶対に超える事は出来ない
という結論を出しています。

皆さんもご存知の様に、
1つの国の経済がこれから成長するかどうか、
又、何処迄成長出来るかを予測する時は、
人口というのはとても重要な要素になっています。

場合によって、
人口は最も重要なポイントになっていると言われています。
何故なら、1つの国の人口の構成が一旦決まってしまえば、
その後の人口の成長率、又は各年齢層の人の割合が
簡単に予測が出来るし、その予測は簡単にブレる事は無いです。

この2~30年来、
中国の経済が爆発的に成長した一つの大きな理由は、
中国の人口が大きいからです。

特に若い労働力が多いので、
基本的な経済政策の方向性が大きくブレなければ、
経済は順調に発展していきます。

これからも中国の経済が順調に成長して、
いつかアメリカを超えるというその論説の裏に、
中国の人口が多いという判断基準が入っているんですね。

そうなると、中国の人口は一体どうなっているのかを
シッカリと把握しない限り、
この中国はいつかアメリカを超えるという結論を出す事は難しいです。

今回VOAのインタビューを受けた教授は、
過去、中国の人口危機に関する本を書いた事があります。
この中国の人口問題の本当の状況について詳しい教授の結論としては、
中国の経済は、永遠にアメリカを超える事が出来ないという事です。

では、この教授が米中経済競争を人口という切り口で
どう説明したかについて皆さんに説明しますと、
もし、米中の間の競争をスポーツに例えると、
中国は短距離の走り方で、アメリカと長距離の試合に出ている感じです。

この様な試合の仕方ですと、
中国は最初の百メートル、場合によっては4百メートル迄は
アメリカより良いパフォーマンスを出す可能性はありますが、
8百メートルを超えていくと、そのパフォーマンスが落ちて、
その距離が長くなるに従って、短距離で走った方の力を出し切った結果、
相手に超えられてしまう事になります。

ですので、アメリカと中国の競争を見た場合は、最初の前半は中国が早いスピードでアメリカの経済に近づいていきます。段々、後半に入っていくと、中国がアメリカの経済成長のペースに追いつくのが難しくなって、後半になると、その経済能力の差が更に拡がってしまう事になるんですね。

で、この過程の中の1番大きなポイントは人口です。この教授の話によりますと、1980年の時、中国の中位年齢は22歳でした。その時のアメリカの人口の中位年齢は30歳でした。

この意味を簡単に説明しますと、1980年、中国には凡そ10億人位の人口が居て、その人口の中の22歳より多い人(年齢が上の人)と22歳より少ない人(年齢が下の人)の数は同じ位でした。この22歳は丁度ど真ん中に居るという感じですね。

この中位年齢が高ければ高い程、その国の人口は高齢化に向かって進んでいる事になります。

1980年の時、中国に10億人位の人が居て、その半分の人は22歳以下でした。又、一応、その時は、中国国内に色々政治問題はありましたが、長期に渡る戦争等の問題はなかったので、中国にはかなり大きい若い人口のグループがあったという事になります。

その時の若い人が求めるのは、仕事があって、それで自分と家族を養う事なんですね。若い人には、医療費があんまり掛からないので、国の福利厚生を最低限に抑える事が出来ます。

先程皆さんに説明した様に、この状況の中で、基本的な経済政策の中に何か大きな間違いが無ければ、何処の国も成長する事が出来ます。

この状況は所謂人口ボーナスのメリットになります。で、この中国の人口ボーナスのメリットは凡そ30年後の2012年から、中国の出生率は年々低下していて、2018年に中国の中位年齢はアメリカの中位年齢を超えました。

今、中国の中位年齢は42歳。1980年代と比べると、ほぼ2倍になりました。でも、それと比べると、アメリカの中位年齢は38歳になります。

今の中国の状況を見ると、14億人の半分以上の人は42歳より年が上の人になります。先程触れた様に、この中位年齢が上がれば上がる程、社会は高齢化社会に向かっているという事になります。

そうなると平均的な生産力は低下して、それと同時に、社会の医療や福祉に頼る人の数が増えていきます。

今、中国の出生率は1.2です。二人の夫婦の間に平均1.2の子供が生まれるというこの出生率をキープする事が出来ても、2035年に中国の中位年齢が49歳になって、同じ時期にアメリカの中位年齢が42歳になります。

更に、2050年に、中国の中位年齢が56歳で、アメリカの中位年齢が44歳になります。この計算から見ると、中国社会が高齢化になっていくペースはアメリカを遥かに超えています。

この人口の構造が一旦決まってしまえば、その今後の変化は予測し易くなります。人口構成は数十年の時間が無いと簡単に変えられるモノではありません。

だから、この計算で見ると、中国の経済はアメリカの経済を超えるという予測は有り得ないという結論になるんですね。

この様な厳しい状況があるから、中国で結婚して良いという年齢を引き下げという案が出ています。でも、この結婚の年齢を引き下げるだけで、中国の人口問題を解決する事が出来ないです。

結婚の年齢が少し遅いから、子供が欲しくないワケではなくて、子供を産む、育てる環境が良いかどうかが大きなポイントになります。

中国の子供を育てるコストが高いだけではなくて、食の安全、薬の安全等の保障も無いので、若い人が子供を育てる意欲があんまり無いんですね。

だから、この問題を解決しなければ、いくら結婚の年齢を引き下げても、中国の人口問題の改善にはならないです。

この教授の話に依りますと、中国の人口政策が間違えた一番大きな理由は、中国の人口データが間違えていたからです。

もし、人口のデータが正しかったら、この中国の一人っ子政策はとっくに取り消すべきだったと言っているんですね。

この中国の人口のデータがズッと間違えていた1番の大きな理由は、中国の計画生育委員会と中国の統計局の間に複雑な関係性があったからですと説明をしています。

この統計局というのは、文字通り中国のあらゆるデータの統計を行っている部門になります。この計画生育委員会というのは、中国の一人っ子政策をコントロールする為に生まれた組織なんですね。

と言う事は、もし、中国の一人っ子政策を完全になくすという事になった場合は、この計画生育委員会という、この組織も消えていきます。

会社でも国でも同じですが、一つの組織を作るのは簡単ですが、一旦新しい組織が生まれてしまえば、その組織は自分の利益を守る為に、簡単に消えていく事は無いです。

何故なら、その組織の中に居る人は、自分の利益を守る為に、その組織を残す方向に努力をします。だから、この計画生育委員会は自分の組織、自分の利益を守る為に、自分の力を使って、中国の人口のデータをいじっていました。

それで、中国政府は間違えたデータに基づいて中国の人口政策をとった様です。

この教授の話に依りますと、中国の出生率は2000年の時に、既に1.2迄下がっていました。その時に生まれた人は1,408万人でした。中国の人口構造から考えると、中国政府は遅くとも2000年の時に、この一人っ子政策を止める必要があったんですね。

でも、その時の計画生育委員会のトップは、この数字はこんなに低い筈は無いと言って、その出生率のデータを上げました。何故なら、子供が多いという事になっていくと、中国の一人っ子政策を継続させる意味があるんですね。

子供の数が少なければ、出生率をコントロールする必要が無くなりますので、この計画生育委員会も消えていきます。

この数字をいじるこのやり方は、十数年継続していました。段々、中国で起きている就職難問題、中国版の年金問題が深刻化になっていくにつれて、中国の人口データと噛み合わないという問題が、段々水面下に出て来ました。

それで2015年、中国政府が中国で人口の統計を行いました。その時のデータによって、中国の人口データの中の一部の虚偽申告が無くなって、その結果、中国では一人っ子政策を継続してはいけないという事が分かって、翌年の2016年から、一人っ子政策を止めて、二人目を出産して良いという政策に変えたんですね。

先程紹介しました通り、中国の人口を守るとなると、2000年に中国の一人っ子政策を止めるべきだったんですが、それが数字の隠蔽によって、その政策を止めるタイミングが16年遅くなってしまいました。

中国が2016年に二人目の子供を出産して良いという政策を出した後に、2016年の出生率は1.24に上がりましたが、その数字は予測した数字よりも低い数字になっていました。

丁度2017年に、C〇Pが人民代表大会を行う時に、この計画生育委員会の存続を決めるタイミングでしたので、その委員会の官僚たちは、事実を無視して、新しい政策は、効果があって、既に出生率を上げる目標を達成しましたと報告をしました。

2018年にこの計画生育委員会は中国の国民衛生健康委員会に編入された後、その元計画生育委員会を管理するマネージメントが替わったので、一部の真実が水面下に上がってきた様です。

そこで出て来た真実に近い数字としては、2018年、中国で1362万の新生児が生まれました。でも、その前に計画生育委員会が出した目標数字は1800万人でした。その計画生育委員会が出した目標数字とン実際の数字の間に4百万人の差が出ていました。

中国統計局の中で人口の統計担当者は、元計画生育委員会の人で全国人口協会のトップもその計画生育委員会の出身の人で、中国の統計局が把握している中国の人口の数字も中国の計画生育委員会が出した数字になります。

ですので、この計画生育委員会は中国の人口の真実を隠す1番大きな障壁になっていた様です。

では、この計画生育委員会を無くしただけで、中国の人口の真実が明らかになったかというと、そうでもないです。この委員会は中国の中央政府レベルの部門でして、中央政府レベルの数字を隠してきたんですね。

でも、中国の各地方政府でも、人口の統計をいじる動機がありました。例えば、義務教育段階の子供の数が多ければ、多い程、その地方の教育部門が中央政府からもらえる予算も多くなります。だから各地方政府で、新生児の出生数を多く報告する事が多いです。

そうなると、その年に生まれた新生児は、6~7年後に小学生に入ってきますので、地方政府の教育部門は、中央政府からもらえる予算の額も増えてきます。

地方の教育部門と比べて、地方の公安部門がもっと人口の数を増やす報告をしているんですね。中国の戸籍管理をしているのは、中国の公安になりますので、彼等は戸籍上の人口の数を多く報告している様です。

例えば、2010年から2019年の間、十年間で中国の人口の数字を調査した結果としては、中国の統計部門が出した数字では、中国では、この十年間で約1.36人増えたという結論になっていましたが、でも、中国の戸籍上のデータによりますと、その十年間で中国の人口は1.76人位増えた事になりました。

その間に4千万人の差があるんですね。4千万人というのは、他の所ですと、1つの国の人口に相当する人数になります。常識から考えると、何故、中国の公安が戸籍上の数字を多く報告するのかという事に疑問を持つと思いますが、実は、中国の戸籍というのは、沢山の利益と繋がっているモノです。

例えば、中国の大きい都市の戸籍を取得する事は、海外に行って、他の国の国籍を取るよりも難しいと言われる時もあります。

又、中国で家を購入したり、ローンを借りたりする時も、その戸籍の所属が大きなポイントになる時もあります。だから中国の各地方政府の公安部門は手元に多めの戸籍を持っておく事が多いです。

この内容から見ると、今の中国政府が公表している中国の人口状況はかなり厳しいんですが、本当の状況は、この公表しているマズイ状況よりもかなり酷い筈です。

中国の人口が著しく減少していく中で、例えば中国が今迄活用しているIT技術によって、無人化を進めて生産効率を上げるというやり方で、何とか補う事が出来るかというと、その効果は低いかもしれません。

何故なら、人口が減少した事の結果としては、労働力が減ってしまった部分と、需要が減ってしまった二つの部分があるんですね。

労働力が減ってしまった部分は何とかロボットやAIを活用して一部カバーする事は可能ですが、その中国の国内の需要が減ってしまった部分は、いくらロボットやAIを活用しても、戻す事は出来ないです。

この報道を見ながら、日本の中位年齢を調べたら48.9歳でした。48.9歳という中位年齢の構造もかなり高齢化が進んでいる事になりますが、2050年、中国の人口の中位年齢が56歳になりますので、今の日本よりも更に深刻な問題になってくるのは間違い無いです。

勿論、その時はC〇Pがとっくに存在していない可能性が非常に高いので、変な政策が無くなっていけば、人口問題はもう少し改善されるかもしれませんが、でも、人口の構造が一旦決まってしまえば、数十年は継続していきますので、C〇Pの愚かな政策の悪影響がこれからも継続していく事になります。

これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。では、又、次回、お会いしましょう。


多分、HaranoTimesさん、「この報道を見ながら、日本の中位年齢を調べたら48.9歳でした。」と仰りながら、ドン引きされたんじゃないかと思います。だって、これは今現在のお話ですよね…。

その中国がその数字と似た様な数字になるのが2035年の話でしたよね。14年先じゃないですかぁ。って事は…2035年の日本の中位年齢は?…更に、2050年の日本の中位年齢は…って考えただけで背筋に寒いモノが走ってしまいました。

(◎_◎;)


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