やっぱり虎さんチームでないと、こういったゴロツキの扱いは無理!

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HaranoTimesさんの分析で、考え込んでしまった貴方は、張陽さんの解説で大いに笑って肩の力のを抜きましょう!

米中会談の予想外の展開、
CCPの「戦狼外交」が蘇る

Harano Times 2021/03/20



皆さん、こんにちは。米中両国の上層部の面談が終わりました。皆様も既に他の所から聞いたと思いますが、今回の会談は私たちが想像しなかった形でスタートしました。

元々の会議のルールとしては、アメリカの二人の担当と、中国の二人の担当が、1人2分ずつ発言した後に、そこにいる記者たちが会議室から出て、その後にアメリカと中国の参加者のみ会議室に残って会議を行う予定でした。

ブリンケンとサリバンが地主として先に凡そ2分づつ発言をしました。

ブリンケンは自分が約束した通り、自分の発言の中で直接、中国の香港・台湾・ウィグルに対してやっている事や、中国がアメリカに対してやっているサイバー攻撃の問題、又、中国がアメリカの同盟国に対して行っている脅迫の問題について話をしました。

その次に、中国の代表者楊潔篪(ヨウケッチ)が15分以上止まらずに発言をしました。その発言をしている間に、通訳する担当者に通訳する時間を与えなかったんですね。

彼の発言が終わって王毅(オウキ)が発言する事になった時に、王毅と通訳の担当が「楊潔篪の話を通訳しませんか?」と提案した時に、楊潔篪は「通訳する必要があるのか?」と聞きました。

彼の話が通訳された後、王毅が又、5分弱程発言しました。彼等2つの発言が合計20分以上あったんですね。

元々アメリカは中国がルールを守らないと指摘している事に対して、中国は「ルールを守っていないのはアメリカの方」と反論してきたんですね。で、これで、今回の面談が始まった最初から、中国を代表する二人がこの世界にルールを守らない人は誰かを見せてくれました。

彼等が言いたい事は2分以内に纏める事が出来るのに、延々と二人が20分以上話しました。又、楊潔篪が15分位話をしてて、通訳をしてもらわなかったのも、彼が如何に自己中心な人かが分かります。

もし、貴方が中国語が分からない人で、1人の中国人が貴方に対して15分位延々と喋り続けたら、絶対、その場から離れたくなっちゃうんですね。

これは完全に相手の気持ちを考慮しない事ですし、相手とコミュニケーションしたくないスタンスになります。

彼が中国語で15分以上喋り続けた事は、どちらかと言うと中国国内で宣伝する為に話したんですね。

では、楊潔篪がどんな話を言ったかというと、先ず、彼は、今回のC〇Pの人民代表大会の成果を一通り言って、中国の第14回の5年計画と2035年の計画について話をして、習近平が中国の貧困問題をどう解決したか、習近平が今回の病気の件でどう努力したか等の所謂成果について話をした後に、アメリカに対して、長々と批判をしました。

彼の話が長いので、私は彼の話の中で気になった幾つかの部分について皆さんに紹介します。

彼の話の中で、1つ重要なポイントは、彼は、この世界の秩序は、国連を中心にした秩序で、アメリカと一部の国が定義した秩序ではないという事を話したんです。

彼等は何故、このポイントについて話をしたかと言うと、先ず、バイデンはアメリカを国連等の組織の中に置いて、他の国と一緒に中国と競争すると考えているんですね。

これは彼が大統領選挙の期間中からズッと話をしているアメリカがやるべき中国と競争する方法です。

このチャンネルでも何回か皆さんに伝えた事がありますが、それはバイデンが皆と一緒にする事に依って、アメリカという国の責任を負わない姿勢になります。

でも、中国から見て、もしアメリカがこの様な国際組織に戻って、この国際組織のルールに基づいて行動するとなると、それは中国にとって好都合になります。

中国はルールを守らず、国際組織に参加している国を利益で買収して、自分の目的を国際組織を通して達成しようとします。

もし、アメリカが国際組織に戻る事になると、中国が国際組織を通して、アメリカを制限する事が出来るんですね。

だから中国は世界の秩序は国連を中心とする秩序ですと言って1日でも早くバイデン政権を国際組織に戻したいと考えています。

勿論、アメリカは未だ国連には入っていますが、でも、トランプ大統領が4年間の時間を掛けて、アメリカを沢山の国際組織の罠から引っ張り出したので、中国がアメリカを制限する、そのルートを無くしてしまったから、今、焦っている所があります。

又、楊潔篪は「アメリカにはアメリカ式の民主主義があって、中国には中国の民主主義がある。アメリカの民主主義はアメリカの国民だけが評価するものではなく、世界中の人が評価する必要がある。アメリカの民主主義がどうなっているかはアメリカ1国で評価するものではない。」と言ったんですね。

彼のこの話を聞いて、勿論、今回の大統領選挙で起きた事を思い出してしまいます。

今迄、C〇Pは民主主義、特にアメリカの民主主義の話があった時に、出来るだけ回避する様にしてきたんですね。例えば、中国には中国に合う政治制度があるという言い方で、民主主義について話すことを回避してきたんです。

でも、今回のアメリカ大統領選挙は、中国がアメリカの民主主義について指摘する…アメリカの政治制度を指摘する…1つの弱点になってしまいました。だから、彼等がこの様な言い方が出来る様になったんです。

しかし、彼のこの話を聞くと、オカシイ所もあります。アメリカの民間企業は、世界中の人が評価しないといけないのに、中国の民主主義について話そうとすると、それは中国の内政問題で、C〇Pにしか発言権が無いんですね。これは明らかなダブルスタンダードになります。

中国側がこの民主主義のポイントについて話をしたもう1つの理由は、アメリカの民主党はこの民主主義の事で世界の模範になりたいという気持ちがズッとありますので、彼等の民主主義は不十分という事を指摘すると、彼等は自然と自分が間違えたと思って、それで、それについて弁解しようとします。

元々の計画では、4人の発言が終わったら、記者が退場して、参加者のみで面談を行う予定でしたが、ブリンケンは退場しようとした記者を止めて、追加で話をしました。

ブリンケンは中国が使った時間が予定より長かったので、アメリカとしても追加で説明をする必要があると言いました。

彼はアメリカも完璧ではない。間違う時もあるし、後退してしまう時もある。でも、今迄は、アメリカはその様な問題を無かった様にするのではなくて、問題に直面して解決しようとした。

その様な事が起きる度に、アメリカはもっと良い国になって団結力を上げたと言いました。

彼のこの追加の説明はどうだったかと言うと、世界中の国の一般的な視点から見ると、彼が言ったこの話は、特に悪くなかったんですね。

でも、この様な話をしてC〇Pの様な犯罪集団に説明しようとすると、C〇Pの罠に嵌る事になります。

何故なら、最初から、アメリカとコミュニケーションする、アメリカと和解する事は、彼等の目的ではなくて、C〇Pの本当の目的はアメリカを倒す事なんですね。だから、この様な所で説明しようとすればする程、中国がその弱みに突っ込んできます。

アメリカは永遠に持論について弁解する立場になってしまうんですね。ポンペイオさんが国務長官の職務から離れる前に、アメリカのVOAでスピーチをしました。

そのスピーチで彼は、「私たちはC〇Pの様な組織と道徳上で平等ではない」と言った事があります。だからポンペイオさんは、C〇Pと討論する事をしないんですね。

去年、中国が色んな方法を使って、やっとポンペイオさんと面談する機会を得て、同じくこの楊潔篪がポンペイオさんとハワイで面談をしました。

その時の写真を見ると、当時の楊潔篪がどれだけ腰を低くしたかが分かります。今回の状況を見て、多くの人が、もしブリンケンの代わりにポンペイオさんがそこに居たなら、彼はとっくに会議のルールを守らなかったC〇Pをほっといて、その場から離れて、サッサと制裁を始めたという話が沢山出たんです。

私も、その話に同意します。ハワイで面談を行った時に、楊潔篪は腰を低くしたんですが、自分のスタンスを変えなかったので、ポンペイオさんはC〇Pと面談をしても意味がないという結論を出して、それ以降、彼等と交渉しない事にしたんです。

もし今回、そこに座ったのがポンペイオさんなら、彼がその様な無礼な言い方に耐える事はなかったと思います。勿論、中国側も、ポンペイオさんに対して、この様な話が出来た筈がなかったです。

今回のこの面談が終わった後に、ポンペイオさんは自分のTwitterで「実力は悪い人が止める事が出来て、弱腰は戦争を招く」と言いました。本当にその通りだと思います。

バイデン政権の曖昧な対中国の政策は、中国にアメリカと遣り合っても、問題ないというメッセージを伝える事になりますので、中国C〇Pがこれから更に危険な事をする可能性が増えてきます。

だからポンペイオさんが言った通り、アメリカは自分の実力をC〇Pにシッカリと見せて、彼等と対抗していかないといけないんですね。但し、今のバイデン政権が、その様な事が出来るかと言うと、可能性が低いです。

ブリンケンが記者を止めて、追加発言をした事に対して、楊潔篪はブリンケンがやった事は、外交的なルールを守らなかった事になると指摘をして、又、追加で発言をしたんですね。

自分が先にルールを破っておいて、その後に他の人がルールを守らなかったと指摘したのも「いかがなモノか」と思います。

逆に中国国内の報道を見ると、中国国内では、アメリカ側が時間をオーバーして、中国側が反撃したというタイトルで今回の面談について報道をしていました。

楊潔篪は中国のヒーローになっていました。ですので、中国のメディアが本当に信用してはイケナイです。

では、中国が折角アメリカと面談を行って、今の様々な分野で制裁を受けている、この状況から逃げ出す機会を手に入れたのに、何故ここで、この様な強い態度をとったのかというと、これは楊潔篪がアメリカの話を聞いて、その場で怒ってしまって、15分以上喋ったワケではないです。

彼等はシッカリと準備をして、この様な会議に参加しますので、この2分間のルールを無視して、この様な発言をする事は、彼等が最初から考えていた事になります。

先ずこれは、中国の外交部が、中国国内のメディアの宣伝が出来る様に、この様な強気な話をしているんですね。今、習近平の政策の中心になりつつあるのは、闘争哲学です。

全てのモノと闘う事を選びます。習近平が国内で「闘争哲学」をアピールしている今では、彼等がこの様な重要な会談の場で、口だけでも良いので、弱腰になってはイケナイんです。

記者が居る場で、アメリカは直接中国の問題点についてハッキリと指摘をしました。この様な事が報道されてしまうと、彼等には面子が無くなってしまいますし、アメリカは面談の前から、この様な話について話をすると事前に伝えていますので、中国も、もしアメリカが本当にこの様な話をした時に、どう対応するかについても、準備をしてきたんですね。

だから彼らは、自分が準備してきた通りに、この20分位の話をしました。勿論、彼等もアメリカの担当はその場から直ぐに離れてしまう事は無いと予測した筈です。

もう1つ彼らがこの様な強い態度で対応しようとした可能性としては、彼等は、この様な態度をとって、アメリカのボトムラインを探っている可能性があります。

アメリカは今回の面談の前に中国にあんまり友好的じゃない手段を沢山とりました。でも、中国がそれに反撃出来る手段はあんまり無かったんですね。だから中国は、この様な、口でも良いので強い態度をとって、アメリカに厳しい事を言って、アメリカを自分のペースに入れようとしていると同時に、中国がこの様な態度をとった時に、バイデン政権がどんな事をするかを試している可能性があります。

勿論彼等は、バイデン政権があんまり強く当たって来ない事を予測して、この様なテストをしているんですね。

じゃなければ、万が一、本当にバイデン政権が中国に対して強い対応をすると、C〇Pにとっても良くないので、C〇Pはある程度予測して当たってきている筈です。

中国はメディアの前で、この様な強い事を言ったんですが、でも、実際に今、流れ出している話を聞くと、記者が離れた後に、中国は直ぐに普通の態度に戻って、冗談を言いながら、アメリカと面談を行った様です。

もしそれが本当でしたら、矢張り中国がとった強い態度は、どちらかと言うと、中国のメディアの前でやった演技の可能性が大きいです。

だから、彼等が正式な面談の時に、アメリカとどう交渉したかは、今の所、公開されていないんですが、これから流れる情報や、アメリカと中国が実際にやる事を見て、彼等の面談がどうなったかが分かると思います。

ただ、この様な会談になってしまうと、中国とアメリカの関係は、負のスパイラルに陥る可能性が大きいです。

中国がこの様な事をして、中国国内で大きく宣伝していけば、中国の国民がそれに興奮する事になって、中国の外交部がこれから更に口を強くしていかないといけなくなってしまいます。

逆にアメリカの国内でも、今回の面談で何が起きたかが報道されていて、アメリカ国内の反C〇Pの感情が強まって、アメリカの国会に更にC〇Pに強い対応をとる様なプレッシャーが掛かる様になります。

ですので、この様な会談があると、次の会談の敷居が、又、上がってしまいます。後、少し時間が経つと、今回の米中会談の中で、どんな内容があったかの話が出て来ますので、その時に、又、皆さんに紹介していきます。

これからも、この様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。では、又、次回お会いしましょう。


ウーン…相手が相手だけに、どうすれば良いのでしょうか…。でも、まぁ、そんなに考え込まないで、この後の張陽さんの動画で笑って、ストレスを発散しましょう。拝見しながら「そうだ!」と相槌を打っていました。

張陽さんが仰る様に、エリートで来た経験もない二人には、こんな相手とのマトモではない話し合いには無理があったんですね。ブリンケンさんもサリバンさんも、常識では考えられない相手に面食らったに違いありません。

百戦錬磨の大ベテラン、虎さんや、虎さんチームのポンペイオさんだったら、展開も変わっていたのに…と思います。虎さんの偉大さが改めて分かりますよ!

米中会談の初日に口論【第130回】

張陽チャンネル2021/03/20



張陽さんの動画、続編もアップされましたので、一緒に貼り付けさせて頂きます。こんなC〇Pは世の中にあってはならないモノと。同感です。

中共の談判トラップ【第131回】

張陽チャンネル2021/03/20




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