翟東昇氏曰く、今度は中国が世界の中心になる!

00000 翟東昇.jpg


中国共産党の上級政策顧問で人民大学の教授である翟東昇氏は、
少し前にスピーチで、
中国共産党はアメリカの権力の中核に「古くからの友人」を擁し、
外界の注目を集めていると宣言して一躍有名になりましたね。

このHaranoTimesさんの動画でも紹介されていました。
その翟東昇氏が、又、やってくれました。
今年の2月、翟東昇氏は、
中国共産党が米ドルの覇権を獲得し、
世界のリーダーになるために努力するという野心を持っている
というニュースを再び発表したのです。
その動画を字幕付でHaranoTimesさんがアップして下さいました。
皆さんとシェアしたいと思います。
字幕付ですが、
読むのが間に合わないという方も文字起こしをしていますので、
安心してご覧下さい。

まぁ、それにしても…翟東昇さん…
口ではどうとでも言えますが…。
マジでそんな事を考えない方が身のためだと思いますがぁ~。

【日本語字幕付き」】
またあの学者がバラす!
一帯一路の本当の目的と彼の構想。
アメリカの代わりに中国が世界の中心になる?

Harano Times 2021/04/05



皆さん、こんにちは。今日、私の民主主義政治経済学の理論観点から、
一帯一路をどう建設すべきかについて話したい。
特に、パンデミック後の一帯一路について。

皆さんもご存知の通り、2013年、一帯一路がスタートしてから、
ある程度進展があった。
しかし、それと同時にチャレンジとリスクにも直面している。

今回のパンデミックは色んなモノ毎にインパクトを与えた。
では、パンデミック後の一帯一路はどう進めるべきか。
私は一帯一路に変革の必要性とバージョンアップのチャンスがあると思う。

先ず、私の民主主義の命題について簡単に紹介する。
私の「貨幣、権力と人」という本の中で、民主主義について紹介した事がある。
簡単に言うと、4つの関係性の事である。

1つ目の関係性は、「中心」と「外部」の関係性
グローバル市場システムの、「中心」と「外部」の中で、
私は、「中心」が重要で、「外部」が二次だと考えて居る。

「中心」が富を創り出す、何故なら「中心」の核心的な部分は
イノベーションだから、
「中心」はグローバル範囲で資源を吸い取る事が出来る。
その中で確かに一部搾取も存在する。
しかし、歴史的な視点で見ると、「中心」の役割が1番重要だ。

「中心」は技術の進歩に貢献する。何故なら、
「中心」が世界中から資源を吸い取った後に、
その資源を利用して、
高価で高いリスクがあるイノベーションに投資する事が出来るからだ。

勿論、伝統的な「中心国家」が
この様な役割を果たす事が出来なくなった時、
「中心国家」の交替について、
私の本「中国に何故将来があるのか」で説明した事がある。

2つ目の関係性は、政府と企業(個人も含む)の関係。
一般的に、企業や企業家精神が重要と思われている。
何故なら、生産、消費、イノベーションは基本企業や個人が行っているから。

でも、私の理論に中で、企業や個人は表象である。企業や個人がビジネスをやったり、発展したりできる理由は、皆さんが見えない、意識しない、重視しない部分に政府が公共サービスを提供しているからだ。

勿論、その公共サービスにコストがある。そのコストは税金で賄われる。
00001 解説図.jpg

一番理想的な社会はこの図で見ると、そこのラインが長い。政府が努力して、沢山の公共サービスを提供する。又、税率が低い。安いコストで政府に働いてもらう。その結果、飢えに出来る企業や個人の部分が大きくなる。

3つ目の関係性は、人とモノの関係。古典的自由主義経済学で、富はモノの積み重ねと考えている。生産、所有するモノが多ければ多い程、豊かになると思っている。

私の視点では、又、古典的マルクス主義理論の視点では、人が1番重要である。人の生産活動が富を創り出している労働価値理論の事。

我々の民主主義政治経済学は古典マルクス主義理論のベースで、更に一歩進んでいる。特に中国のこの70年間の探索と創造の経験も、その理論に貢献している。

新時代中国特色のある社会主義制度で、我々が気付いたのは、人の生産性だけでなく、人の消費、イノベーションも重要だ。

人の生産、消費、イノベーションが一緒になって、初めて富を創り出すことが出来る。モノはこの過程の中で必要なツールで原動力ではない。

4つ目の関係性は、貿易可能品と貿易不可品の関係性。私の民主主義政治経済学の中で、貿易可能品の生産を富の生産として定義している。

ここでは分析をしやすくする為に、富の生産として、「定義」し、貿易不可の部分を富の再分配として定義している。

散髪を例にすると分かり易い。散髪で同じ美容師、顧客、髪型、仕事であっても、ワシントンではこの仕事に20、25ドルの価値がある。北京ではこの仕事に5,10ドルの価値がある。ベトナムのハノイでは1、2ドルの価値しかない。

何故違うところの価格設定が此処まで違うのかというと、それは貿易不可品であるからだ。

貿易不可品の価格設定のレベルは、基本、現地の貿易業界の営利能力による。

ある所の発展の事を考える時に、先ずは貿易可能品の生産を発展させるべきである。

もし、ある所に競争力がある貿易可能品の産業があって、沢山の富を創り出す事が出来れば、そこは繁盛して、散髪、マッサージ、不動産等の貿易不可品の価格も上がる。

もしある所に、シッカリとした貿易可能品の生産力がなく、外部から利益を取ることが出来なければ、現地の人がお互い散髪、マッサージ、料理などのサービスを提供しても、その価格は安いままになる。

ここでは5つ目の命題を出したい。
我々は今、客観的な価値に基づいて、金本位に基づいて生活していない。我々は1971年以降、主要大国の主権信用が作り出した大きな泡の中で生活をしている。

今の主権債務の時代、アンカーがない貨幣の時代で、私がアメリカンドリームを新しく解釈できる。アメリカンドリームとは何か?

夢を見る主体はアメリカ、アメリカにドルの夢があって、全世界はその夢の中にいる。アメリカは梵天の様で、彼の情緒が高揚する時に、世界は繁盛して、彼が落ち込む時に、不景気になる。

その視点からチャイナドリーム、中華民族の偉大な復興をみると、我々は他の人の夢の中から出て、我々が夢をみる主体になるべきである。他の人は我々の夢の中の一部になる。従属的な地位ではなく、主体的な地位を獲得する。

以上、5つの命題、関係性に基づいて、パンデミック後、バージョンアップの一帯一路をどうするかというと、私は以下のいくつかの観点がある。

先ず、改革開放後、中国はアメリカンドリームの一部になった。中国はアメリカのドルシステム、アメリカが中心になるグローバルマーケットに入った。

今迄、中国が大量生産と同時に、欧米から投資や技術を吸い取って、輸出貿易で利益を獲得してきた。この利益はアメリカや欧州の国債に入って、欧米の債務を積み上げてきたのである。

しかし、この循環は段々継続出来なくなってきている。何故かというと、アメリカという梵天は、夢から目覚めているからだ。

アメリカの自由主義の夢、ドルの夢はもう継続出来ないので、アメリカンドリームはこれから目を覚ます。少なくとも、半分のアメリカの国民はグローバル化の夢を継続したくないんだ。

その代表はトランプ、半分近くのアメリカ国民が彼に投票している。彼等はトランプに騙されていない。彼等は明確に反グローバル化をサポートしているだけだ。

欧米はもう年をとって、ケチになってきている。彼等は我々のモノを買いたくないし、買えなくなってきている。

だから今迄のお互いに頼る複合的な関係は、もうこれ以上発展する事はもう見込めない。

過去、中国はアメリカンドリームの一部になって、彼等のシステムの一部になったというなら、我々は彼等と一緒に大きな泡を作ってきた。

中国が生産して、アメリカが消費する。中国が債権を持っても、アメリカがドルを刷る事で、我々の債権を希釈してきた。

このゲームが継続出来なくなったら、どうすれば良いか。我々はグローバルシステムの「中心」ではなく、「外部」の新しい50億人と一緒に新しい債権債務の泡を作るべきである。昔も泡だったし、これからも泡になる。

でも、我々はこの2つの泡の中での役目・立場は違う。昔は他人の夢の一部になったが、今後は我々が夢の主体になる。我々が世界の中心になる。

中国の国債が世界の価値の基準になる。中国が世界最大のマーケットになる。では新しい泡と古い泡の何が違うのかと言うと、古い泡の中で、我々は債務主になる。しかし、我々と欧米の債務関係では、彼等が印刷する貨幣で価値を決めている。

だから沢山のお金を儲けたと思っても、それは只の錯覚だ。彼等は無限な信用拡大で、我々の資産を希釈する事が出来る。

でも、新しい泡の中で、我々が価値の基準を決めるし、使う貨幣も人民元になる。

では、発展途上国、「外部」の国の話をすると、何故「外部」に50億の貧乏人がいるのか?

彼等が貧困になっている理由は? 自由主義経済学では、貧困の原因は資本不足である。でも、民主主義の視点から考えると、それは違う。

それらの国の王族、貴族たちはかなりの資産を持っているし、現地の利息もかなり高い。国には資金がなく、投資を欲しがっている。

しかし彼らは自分の資金をアメリカ、欧州、日本、香港に置いて、低い利息をもらっていても、自分の故郷に投資しない。

その理由は何かというと、現地の生産、消費、イノベーションを支える公共サービスがないからだ。

では、何故公共サービスが足りないかというと、多くの発展途上国に強い政府がないからだ。

気を付けて欲しいのは、この強い政府というのは、1人の強い政治家が暴力機関をコントロールしただけで、強い政府とは言えない。強い政府は何かというと、国の機関が社会の各組織に対して例えば、宗教、社会、家庭、非政府組織、メディア、世論等に対して、この社会構造の中で、政府の力が非常に強い国だ。
この強い政府が有効なコントロール、動員、識別が出来る。

だから「外部」にいる50億人の発展を手伝いたいなら、中国が輸出すべきなのは、強い政府を作る経験と能力である。言い換えると、第19期四中大会で出た国政運営と国家統制の現代化の話になる。

一方で、我々が一帯一路沿線の国に行って、我々は何を追い求めているのかというと、自由主義経済学の視点では、我々は一帯一路の国に行って、彼等の資源を狙っていると考えている。

この認識はとても浅いと思う。先程話した通り、富の源泉はモノではなく、人である。我々が追い求めているのは、一帯一路の参加国にいる若い生命だ。

彼等は消費したい。しかしお金が無い。だから我々が彼らにお金を貸してあげたり、投資してあげると、彼等が消費出来る様になる。

我々は彼等を雇ってあげれば、彼等に収入が入る様になる。彼等にお金が入れば、彼等は我々が作った商品を購入する事が出来る。

彼等からお金をもらった後、我々は引き続き彼らにお金を貸したり、投資したり、給料を払ったりする。

そうなると、彼等がもっと豊かになって、違う方向で社会が繁盛する。しかし、問題は彼等を我々の資本、商品、貨幣の循環にいれるべきだが、でも、彼等を直接我々の社会に入れてはいけない。

簡単に言うと、遺族を直接我々の社会生活に入れてはいけない。多種族、多言語、多文化の社会では、最終的に大きな衝突が起きる。

我々は中国の歴史上の五胡の激動等の悲惨な経験をよく知っている。中華民族の史書にはハッキリ記載されている。欧州の多文化社会を作る試みは今のところ失敗している。アメリカもそうだ。

以上の分析に基づいて、パンデミック後、バージョンアップの一帯一路に対する個人的提案は、

1.投資を増やして、資金貸しを減らすべき

という事は、我々は一帯一路の沿線国の債権ではなく、株の所有を増やすべき。又、その所有した株から、人民元を基準とするグローバル範囲でのセカンダリーマーケットを構築すべき。そうなると、世界の資金を一帯一路に投資してもらう事が出来る。

2.分散投資ではなく、集中的投資を行うべき

集中投資のメリットは、自らリスクのコントロールが出来る事だ。分散投資はリスクの分散が出来るが、各地に対するコントロール力が弱くなってしまう。

3.一帯一路の国の道路建設だけでなく、大事なのは、彼等の貿易可能品の産業の発展を手伝うべき

しかし、製造業等の労働集約型の産業、各地の資源を活用する事が出来る産業等に投資して、彼等にやってもらうと、その成功率はかなり低い。

何故なら、彼等の王族、貴族は既に試した事があって、失敗している。彼等の制度、社会の基本条件、国の政策は製造業の発展をサポートしていない。

だから、我々は特区を設立すべきだと思う。この特区は香港と深圳の経験を混ぜた様なものにするべき。要するに、国際交渉をして、99年、100年、もっというと200年単位での長期間のコラボレーションをする。

主権は引き続き他の国もモノで、統制権は合同に作った合資の主体が所有する。それはお互い自主的で、WinWinな長期間に渡るプロジェクトになる。

例えば、最終的に人口が千万レベルの工業都市を作る事が出来れば、その中にいる中国人は多くても百万人を超えてはいない。残りの900万人の中に、パキスタン人が300万人、インド人が300万人、他の300万人はエジプトやイエメン等の貧困の国からくるかもしれない。

彼等は自由にコミュニケーションする事が出来ないので、公用語は中国語になる。政治、経済などはルールは中国の経験に基づいた各地の特色のあるルールになる。

多種族は問題ないが、文化は必ず1種じゃないといけない。しかも、その文化は必ず中国の文化と統一すべき。

最終的に,2080年代、今世紀の末頃に、百位の千万人口の工業都市が作れるかもしれない。これは私が考えて居る人類運命共同体のモデルである。

このモデルのメリットは、我々は各国の複雑内政に巻き込まれる事がない。我々は他人の内政に関与しない。我々は平和な協定を通して、特区を設立する。特区の設立は我々が人口を輸出する目的で作るものではない。

我々は特区を設立して、統制能力を輸出する。彼等の国にいる過剰の若い生命がいる。もし、それらの若い生命に仕事が無ければ、彼等は社会の不安要素やインフレの原因になる。

彼等が新しい工業化都市に来て、国際分業に入ると、彼等の労働、消費、イノベーションはこの世界の経済に繁盛をもたらす。

この世界経済の景気を大きくする事が出来る。それによって、我々は世界各地で「ニューチャイニーズ」を育てる事が出来る。2080年以降、その「ニューチャイニーズ」はハーフになる。

ミックスしたスキンカラーで、流暢な中国語を喋って、ご飯はカレーの味がするかもしれない。それでこの世の中に10億の旧・中国人と10億のニューチャイニーズが存在する事になる。

この広義に捉える中華民族新生児は、全世界の新生児の20%を占める割合で安定する。

勿論、人に依って、私の構想は古い方法と変わらない、世界で新しい秩序を作るだけで、全世界の70億人、若しくは百億人の平等な社会ではないと思うかもしれない。でも、これは世界の現実だ。

我々が出来るのは、この世界を昔の世界より少し良くするだけだ。人類運命共同体を実現するには、長い年月を必要とするし、複雑な過程になるには違いない。

オマケ

翟東昇で検索してヒットした記事

中共の「国師」が米国への浸透について自ら暴露

中共国営企業軍師「中国の40年の発展はパクリのおかげ」【禁聞】

更に…コレ!
嘘でかためたC〇Pに関して、今日の遠見快評には大笑いさせて頂きました。ただ、この動画のタイトルになっている新疆監視システムが上海にという話には、ゾッとさせられました。あの監視システムが、中国全土に拡がりそうです。
【遠見快評】忍び寄るデジタル全体主義 新疆監視システムが上海に

真実の報道エポックメディアNEWS 2021/04/05






政治ランキング


全般ランキング




この記事へのコメント