アメリカの未来を握る虎さんと支持者たち

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両党の変革【第184回】

張陽チャンネル 2021/05/28



ハイ、皆さん、こんにちは、張陽です。
2008年オバマ政権が誕生してからですね今迄、アメリカの共和党と民主党の両方ともですね、昔と大きく変わりました。

今日はそれについてですね、簡単に分析してみます。
先ず、色からお話しますね。

共和党はで、民主党はです。実はですね、1970年代にですね、テレビがアメリカ大統領選に初めて入った事に、共和党がで、民主党がでした。

2000年に民主党が自分の支配しているマスコミを利用してですね、それを強引に変えちゃったんです。何故変えるのかと言いますと、共産主義の色は赤ですよね。赤を見れば、直ぐに人々はソビエトを思いつく事になりかねない。

そしたら民主党へのイメージが悪くなるじゃないですか。だから共和党にこの悪いイメージを持ってもらう為に、強引にそれを変えちゃったんです。

だからある意味でこれは民主党のイメージ操作なんです。20年経って、共和党が赤で、民主党が青である事に定着してしまったんです。

アメリカの地図を見ればですね、民主党が支配している州はですね、まぁ、両側に…まぁ沿岸部の州と真ん中のイリノイとミネソタ…ポツンと幾つかの州があるんけれども、中部と南地域の殆どは共和党が支配している州であります。

アメリカの8割の土地はですね、共和党が支配していると。民主党は2割です。

で、人口を見れば、約半々ですね。民主党が支配している人口がやや多いです。

で、オバマ政権はですね、2009年の1月から2017年の1月迄の8年間で、ズッと社会主義のアジェンダを推し進めていたんです。まぁ、所謂ね、新社会主義政策をひたすらね、実施していたんですね。

8年後にアメリカを社会主義の初期段階迄持って行っちゃったんです。でも、8年間でオバマ政権が民主党に多くのモノを失わせたんです。

先ずね、2016年の選挙後に、民主党はホワイトハウスを失ったんですね。後、民主党が国会上院下院両方の支配権も失ったんですね。

じゃあ各州の州議会の支配状況を見ればですね、民主党は2016年選挙後に民主党対共和党は大体7対10となっていますね。まぁ20対29です。

で、州知事の勢力を見ればですね、2008年オバマが当選した時に、まぁ、民主党の人が州知事となっていたのは28の州で、まぁ、ワシントン特別行政区を入れますと29となっています。で、共和党は僅か22の州でした。

で、2017年オバマが離任した際にですね、民主党の州知事は17で、共和党が33となったんですね。だからこれらの数字を見ればですね、オバマの8年の政権運営はですね、民主党に殆ど全てを失わせたと言っても良い位です。

実は民主党が1番失ったのはですね、ブルーカラー労働者支持層です。今迄、民主党が労働者、ブルーカラーを代表していると。で、共和党は企業家を代表していますと。

まぁ、2つの政党はですね、企業を構成する労働者と資本家をそれぞれ代表していると思われていますよね。

オバマ政権がグローバリズムを追い求める為、関税の撤廃を唱えているんですね。これで大量のアメリカ企業を中国に進出させていたんです。

アメリカに大量の雇用機会をですね、失わせたんです。移民政策に於いてですね、尚更このことをやっているんですね。全てを開放する、何の障壁もない。

実はこのやり方はですね、アメリカのブルーカラーの権益を損なったわけですよ。で、民主党がですよ、本当にブルーカラーの政党なので、貿易障壁と国境壁を作るべきなのに、民主党が逆の政策を実施していると。

2016年の大統領選の時になりますとですね、民主党はもうブルーカラーを代表する政党ではなくなりました。

で、共和党を見てみましょうね。共和党はブルーカラーを代表する政党ではなかったんです。まぁ、自由経済を唱える政党だったんですね。

本当はですね。グローバリズムを唱えて、まぁ、国境を開放して、関税の撤廃をするべきですよね。

で、トランプさんの率いた共和党はですね、ブルーカラー労働者の権益を保護する為に、中共に対して貿易戦を発動したんです。で、より多くの製造業の雇用機会をですね、アメリカに持ち帰りたいと。国境壁も作っていると。

つまりね、トランプさんが民主党に捨てられたブルーカラー労働者をですね、受け入れたワケです。

オバマ政権はですね、ブルーカラー労働者を捨てちゃったですね。共和党が如何にブルーカラー労働者を受け入れるのかを知らないですよ。皆、殆ど建制派ですから分からない。今迄ブルーカラーを代表する政党ではなかったからです。

トランプさんの率いた共和党がですね、これらのブルーカラーの受け皿になったわけですね。だから4年後の2020年の大統領選の時になりますと、ブルーカラーの地域ですね、皆トランプさんの票田州となったんですね。

正確に言いますと、共和党の票田州ではなかったんです。ミネソタ州の6つの都市の市長さんはですね、去年の大統領選の時に連盟して声明を出したんですね。今回の大統領選でトランプさんを支持するという声明を出したんです。

「何故ならば、彼のお陰で荒れ果てた町が過去4年間で生気に溢れた町となったからです。」と声明の中で言ったんです。

で、アメリカの伝統をキープしたいという願望を持つブルーカラー労働者はですね、アメリカ中西部地域におりまして、彼らはですね、トランプさんの政策に賛同するだけでなくて、トランプさんのアメリカを本当のね、キリスト精神へ連れ戻す事にも賛同しているんです。

民主党はブルーカラー支持層を失って、じゃあ民主党の支持層は何でしょうか?民主党の支持層はですね、まぁマスコミですね。後は金融寡頭ですね。後、娯楽産業等の世俗化している産業ばかりですね。

共和党の支持層は伝統的な農家以外にですね、企業家、ブルーカラーも皆、共和党の支持層となったんです。で、色が変わりました。地域も変わりました。政策も変わりました。支持層も変わりました。

じゃあ文化を見てみますね。民主党が流行りの文化を追求しています。まぁ、同性愛、性転換等の神の教えに背いたモノばかりを追求しており、共和党はですね、特にトランプさんの率いた共和党は、神への回帰を追い求めていると。


1990年代に共和党の支配していた州はですね、民主党の支配していた州よりですね裕福となっていたんですね。で、今の状況を見ますと、約75%の民主党の支配している州はですね、共和党の支配しているそれより裕福となっているのです。

今、民主党が裕福な人間を代表しており、共和党はですね、逆に貧しい人をですね代表していると。だからこれらの状況を見ますとですね、民主党と共和党の状況が逆転している様な気がするんですね。

又、共和党の政策はですね、益々好かれる様になりました。で、最近ですね、アメリカ政府の公表した人口移動のデータを見れば分かる様に、アメリカの人口はですね、民主党の支配している州から共和党の支配している州に移動しているという事が分かったんです。

で、民主党の州から転出した人口が増えた為、ニューヨーク州とカリフォルニア州の議席数が1人ずつ減少する可能性が出てきたんですね。逆にフロリダとテキサス州等の共和党の支配している州ではですね、議席数は1人ずつ増える可能性が出てきたんですよ。

まぁ、民主党が貧しい人を代表する昔の民主党ではなくなったんです。社会主義者に乗っ取られた政党となったんですね。

で、共和党もですね、これから大きく変化していくいだろうと考えられます。で、トランプさんは足場を共和党に組んでいるんですけれども、彼は本当にやろうとするのはMAGA運動ですね。

MAGAには党派の区別はないです。これから共和党が大きな転換を迎える事になりますね。今の共和党にいる人間はこの転換についていけなかったら、もう淘汰される事になります。

Liz Cheneyもそのうちの1人の代表的な人物ですよ。で、アメリカのある機構はですね、Liz Cheneyと彼女の後任のStefanikさんを比較したんです。

Liz Cheneyの保守指数は75ポイントとなっており、一方、Stefanikさんの保守指数は50ポイント未満です。つまりねLiz Cheneyがより保守的であると。

じゃあ何故Liz Cheneyの政治生命は終焉を迎える事になったのでしょうか?

彼女はですね、時代の流れを読めなかったからですね。で、Stefanikさんは厳格に言いますと、まぁ、建制派ですね。彼女の政策の7割…まぁ77%はトランプさんと合っていますけれども、残りの23%はトランプさんと合わないです。

彼女の歴史を見ればですね、彼女は建制派と言っても過言ではないですね。まぁ、共和党の殆どの人間はですね、建制派なんですよ。何故ならば、トランプさんが現れる前に建制派はですね、共和党の代名詞となっていたからです。

共和党の人間はですね、建制派の理念しか知らないんですね。でも、トランプさんが現れてですね、しかも伝統に回帰するという理念を唱えて、同時にすごく良い政策を打ち出したと。

すぐに数多くの共和党の人を引き付けたんですね。で、皆変わったんです。だからトランプさんについていくと、皆変わるんです。皆、今、伝統的な建制派からMAGA派に変わりつつあるんですね。

これからの時代の流れを読めない人はですね、政界から淘汰される事になるでしょう。皆にチャンスがあるんですよ。今迄の観念を捨てることが出来るかどうかですね。本人次第です。

で、マコネールにもチャンスがありますよ。ペンスにもチャンスがありますよ。彼らはですね、なかなか今迄の観念を変える事が出来ないかも。何故なら、彼らは建制派のモノ、建制派の理念しか分からないからです。これも彼らの宿命ですね。

あなたはバリバリの民主党の人であっても構いません。MAGA理念を認めるかどうか、それを実戦するかどうか、本人次第です。

マコネールよりもですね、マッカーシーの切り替えが早いです。まぁ、でもこれからMAGA運動をズッと支持していけるかどうかですね。これから見ないと分からないですね。

今、7割の共和党の人はトランプさんを支持するという世論調査の結果があるんですけれども、これはチョット低過ぎると思うんですけれども。

ある政策専門家のディックモリスさんはですね、共和党の99%の人がトランプさんを支持していると言ったんです。これはチョット大袈裟かもしれませんね。でも、9割以上の共和党の人がですね、トランプさんを支持していると思われていますね。

2020年アメリカ大統領選で数多くの投票者は長年に渡って投票しなかった人です。何故投票しなかったのですか?まぁ、民主党の理念に賛成しなければ、共和党の理念にも賛同しなかったからです。でも、今回は投票したんです。

じゃあ何故今回は投票したんですか?トランプさんの理念に賛同したからです。
トランプさんの理念は党派を代表しておらず、アメリカの未来を代表しているからです。ハイ、今日の話はこの辺に致します。又、次回、お会いしましょう。


オマケ資料


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