キューバの自由を求める人々の声◆国の重要領域にまで社会主義が浸透するアメリカで、この声が、そのリスクに目覚め、引き返す切欠になるだろうか?日本も他人事ではないという声が多数聞こえる

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アメリカのレフトにとって、キューバ のデモはなんなのか?
「飢餓は我々の恐怖を食い尽くした」、
中国はこのことのインパクトを受けるのか?

Harano Times 2021/07/15



皆さん、こんにちは。先日キューバで大きな反政府デモが起きました。今回のデモがアメリカに対する影響は中国に対する影響を超えています。

7月11日に起きた反政府デモの規模は今迄なかった大きさでした。キューバの首都ハバナを含む、ほぼ全ての大都市に、道路に出て、自分の不満を表した国民が居ました。

皆さんも既に他のルートで今回のデモの動画、又は、写真を確信したと思います。デモが起きたメインの地域では、かなりの人が集まって、独裁政権に反対、自由を求めるようなスローガンを出していました。

今回デモが起きた理由はキューバの経済危機、食料不足、必需品不足等の問題です。これらの問題を引き起こした直接的な原因は今回のパンデミックです。

キューバの物資の供給が不足して、キューバの通貨で買物をするお店から物は買えないし、現地で外貨を使って買物が出来る商店ですら、物が無いんですね。

キューバでは外貨が不足しているので、外貨を使って物を買ってくれるのはとても有難い事なんですが、今、外貨で買物が出来るお店ですら、物が足りないという所から、今のキューバでどれくらい物が不足しているかが分かります。

又、燃料が不足しているので、発電所の稼働率も落ちている為、よく停電が起きる様です。

キューバ政府は既にインターネットを切断しましたが、既に流れた動画から大量な人が自由を求めて今回のデモに参加した事が分かります。

また、一部の国民が共産党の本部を包囲して、独裁に反対するスローガンを出しました。キューバの首都ハバナで警察が国民に対して暴力的な鎮圧を行いました。その鎮圧に反対する国民が反撃して、デモに参加した国民と警察の間で衝突が起きました。

警察の車の中に機関銃が積んでいたのを見た国民もいたようですが、キューバ政府は機関銃で国民を鎮圧する事はしませんでした。

私が今、この動画を作っている日本時間7月15日時点で、キューバ政府は既にデモ参加者を逮捕する段階に入って、百人を超える人が逮捕されたそうです。

今、政府は既にインターネットを切断しましたので、今、現地から外に流れる情報はかなり限られています。

この世の中に存在するほぼ全ての社会主義国家の中で何か社会問題が起きた時は、これはアメリカが裏で計画した暴動ですと宣伝をします。

勿論、今回キューバ政府も同じ理由で国内で宣伝、報道をしました。キューバ政府はアメリカはキューバの社会主義革命の成果を壊したい。だから共産主義を支持する人もデモに出て革命の成果を守るべきと言いました。

では、今回のデモが発生した直接的な原因に戻りますと、今回のパンデミックの影響で、キューバの経済はかなり大きなダメージを受けました。

キューバの経済をサポートする2つの産業は農業と観光業です。農産品の輸出が大きな打撃を受けて、海外から来る観光客も皆無でしたので、外貨を獲得するルートはかなり制限されてしまいました。

国に外貨が無いから、例えば食品、発電所で使う燃料の調達が出来なくなってしまいます。それでキューバ国内の食料品や必需品が不足していて、キューバの人がそれに耐えきれずデモに出ました。

今流れている1人のデモ参加者の「飢餓は我々の恐怖を食い尽くした」という発言はかなり有名になりました。

これはデモが起きた直接的な理由です。では、今回のデモが起きた、根本的な理由は何処にあるかというと、やはり社会主義の独裁政権に対する不満が根本的な理由になります。

先ずは社会主義国家で生まれる貧困が国民が不満に思う最もベースにある感情になります。ただ、今迄、何となく生きていく事が出来たので、その様な厳しいコントロールの中にいる国民の多くは、その運命を認めていました。

でも、今回のパンデミックは共産主義国家の弱点を拡大しました。今回のパンデミックの特徴は期間が長い事です。

もし、短期的に数ヶ月で終わる事でしたら、確かに社会主義独裁国家が国民に対して、厳しいロックダウンを行えば病気が何となく収まっていたかもしれません。

でも、今回のパンデミックは、今迄1年半以上継続して、これから社会が完全に元通りに戻る迄、少なくとも1年半、又は2~3年位掛かるかもしれません。

そうなると、矢張りロックダウンを行うというやり方は、元々貧困な社会主義国家に与える影響が大きいです。その終わりが見えない絶望の中で、キューバの国民が立ち上がりました。

今回、キューバで起きた反政府デモは、アメリカと中国にどんな影響を与えるでしょうか?

まず、中国の話をしますと、今回、キューバで起きたデモは、中国共産党の政権に大きなインパクトを与える事は無いと思います。

勿論、もし、キューバの国民が今のキューバ政府を倒して、新しい民主国家を作る事が出来れば、中国共産党にインパクトを与える事が出来るかもしれませんんが、それが出来ないと中国共産党は自分の情報封鎖能力を使って、今回キューバで起きたことを中国で極力報道しない様にするし、報道してもその理由を経済に問題が起きた事にします。

中国共産党が今、キューバの政府に最もやって欲しい事は、中国共産党の様に、キューバの国民に対して、残酷な鎮圧をして、今回の事を早めに終わらす事です。

じゃないと、この問題が継続すれば継続する程、共産主義独裁政府は弱まっているというイメージが出ますので、もっと多くのキューバの国民がデモに参加する様になって、もっと多くの国がキューバの国民をサポートする様になります。

まだ確認が出来ていませんが、今回キューバがインターネットを切断した技術は中国共産党が提供した技術と言われています。

中国共産党はキューバの事が自分の政権の安定性に影響が出ない様にする為に、キューバの政府をある程度サポートする事は有り得ます。

但し、アメリカの立ち位置を考えると、中国はそこ迄キューバをサポートする事が出来ないと思います。

結論としては、キューバの反政府デモが成功して、キューバの国が独裁国家から民主主義国家にに変わって国際社会から認められる事が起きない限り、中国共産党は情報封鎖をし続ける事が出来るので、中国共産党に対する影響力は今のところ限定的です。

では、アメリカの方を見てみると、今、アメリカの左翼メディアでは、この事について一応報道しています。しかし彼らはデモが起きた本当の理由…キューバは社会主義独裁国家である。国民は独裁政権に反対して自由を求めている事について、あんまり触れていないです。

何故、その様な報道をするかは、皆さんもよく分かっていると思います。今、アメリカに大きな影響を与えている極左勢力はアメリカを社会主義の国家にしたいと、着々行動をしています。私のチャンネルを見ている方なら、それをよく知っていると思います。

もし、アメリカの左翼メディアがキューバの国民が自由を求めて反政府デモを行っているという報道をすると、社会主義を支持している自分たちがアメリカの自由を奪っている事を認めた事になります。

トランプ大統領はキューバの国民が行っている反独裁のデモをサポートしているという声明を出しましたし、一部の共和党籍の保守派議員も彼らをサポートする発言をしています。

キューバの人が自由を求めている事を象徴する最も有名な代表例は、アメリカのフロリダ州だと思います。アメリカのフロリダ州に沢山のキューバからの移民がいます。

その中のかなりの人は、キューバの社会主義から逃げて、フロリダ州に来ているんですね。場合によって、命を賭けてキューバから船でアメリカに逃げた人がいます。

フロリダ州が今の様な保守派のレッドステイトになって、社会主義の政策にノーと言えるのは、そこにキューバからアメリカに自由を求めて来た人が沢山いるからです。

彼らが折角アメリカに来ているのに、自分を社会主義から守ってくれると思っていたアメリカが社会主義の国になるのを見たくないので、彼らは左翼政権を基本、反対しています。

フロリダ州にキューバ人が沢山いるから、そこに居る他の人も社会主義について理解を深めていきます。

しかしアメリカの主流メディアになっている左翼のメディアは社会主義の悪についてあんまり話をしないです。でも、今回、キューバでデモが起きている事をアメリカの様な国で、完全に封鎖する事が出来ないので、一部のアメリカ人が社会主義の国は最終的にどんな道を歩むのかを知る切欠になるかもしれません。

少しこの件から離れる話ですが、第二次世界大戦の時にナチスはこの世界に大きなダメージを与えました。今、ナチスは世界範囲で「悪」の代名詞になっています。

社会主義もナチスと変わらない位、場合によってナチスよりも悪いんですが、何故、「社会主義は悪」と思わない人が多いでしょうか?

勿論、それには沢山の理由がありますが、その内の1つとても重要な理由は、ナチスと違って、ソ連が解体して、米ソ冷戦が終わった後に、世界範囲で「社会主義の悪」について、普遍的な議論、勉強、宣伝等が無かったからです。

つまり、」「社会主義の悪」について、世界範囲での反省が無かったからです。米ソ冷戦が終わった後に、ただ単純にアメリカとソ連の冷戦が終わったという事で、国際社会はソ連が解体した後の混乱の状況の対応に追われていました。

ソ連が社会主義の国家になった後に、この世界にどれ位のダメージを与えたかについて、シッカリした反省が行われず、気が付いたら社会主義のもう1つの大きな国「中国」が生まれていましたし、社会主義者は既にアメリカに浸透していました。

私たちは社会主義をこの世の中から追い出すとても重要なタイミングを逃してしまいましたので、今、社会主義者がアメリカの重要な領域に入っている状況の中で、かなり難しいんですが、地道に社会主義は何故ダメなのかを宣伝し、世界中の多くの国の中でシッカリした議論を行って、世界中の多くの人に、それを知ってもらう事が必要です。

今回のキューバの件について報道している様に、左翼メディアは社会主義について議論が起きてしまう事、国民が「社会主義の悪」を知ってしまう事の切欠を失くす様な報道の仕方をしています。

左翼メディアの今の動きから、彼らが今回、キューバの件でアメリカ人が目覚めてしまう事を出来るだけ避けようとしています。

この社会主義が流行りになって、場合によって「ポリコレ」になっている今、アメリカに最も近い社会主義国家、キューバで起きた事が少しでもアメリカ人が考え直す切欠になれれば良いなと思います。

これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。では、又、次回、お会いしましょう。



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