C〇Pには帝国の墓場がお似合い◆滅びの道へまっしぐら
アフガン撤退を決めた虎さんの判断は極めて正しかった。あそこは「帝国の墓場」と呼ばれているそうな。梅爺も腹を括って撤退を決めた様だが…この撤退がC〇Pにとって、非常に残念な結果に繋がりそうで…詳しくはHaranoTimesさんの動画で!
米軍がアフガニスタンから撤退することで、
ウイグルの人権弾圧がさらにひどくなる可能性、
中共がアフガニスタンの真空状況に手を出すのか?
自分と同じテロ組織とやりあうことができるのか?
ウイグルの人権弾圧がさらにひどくなる可能性、
中共がアフガニスタンの真空状況に手を出すのか?
自分と同じテロ組織とやりあうことができるのか?
Harano Times 2021/07/17
皆さん、こんにちは。今回は最近あまりトピックになっていない米軍がアフガニスタンから徹底する事について話をしたいと思います。
これは一見、アメリカとアフガニスタンの間の話ですが、実はこの件は中国共産党にも大きな影響を与えます。
元々トランプ大統領は今年の5月にアフガニスタンに居る米軍を全部撤退する予定がありましたが、バイデンは9月11日迄にほぼ全ての米軍を撤退させる事にしました。
トランプ大統領は今回のCPACでアフガニスタンに残っている全てのモノ、ボルト1本迄全部戻すべきと言っていましたが、バイデンは少し残す方向で考えていました。
しかし、このやり方ではタリバンがアフガニスタンに残っているアメリカの設備を略奪して、アフガニスタン政府軍と対抗する事に使っています。
今はどんな状況かというと、一部の米軍と連合軍合計千人位がカーブルに駐在して、カーブルの空港と外交人員の保護活動を行っています。
米軍がアフガニスタンから撤退していくに連れて、タリバンは少しずつアフガニスタンでのコントロール範囲を拡大しています。
最近の報道に依りますと、タリバンは自分たちが既にアフガニスタンの85%の領土をコントロールしていると宣言しています。
アフガニスタン政府のボトムラインはアフガニスタンの都市部がタリバンのコントロール範囲にならない事です。
タリバンはアフガニスタンの中で広範囲に渡る小さな動きをしているので、都市部での攻防戦が起きないと、なかなか状況を掴む事が難しいです。
今週の7月12日から16日の間中国外交部のトップ王毅はトルクメニスタン、タジキスタン、ウズベキスタンを訪問しました。この3つの国の共通点は3つの国共、アフガニスタンと国境が繋がっています。
今回彼が訪問したもう1つの理由は、上海協力機構アフガニスタンが連絡グループの会議に参加する事です。
ですので、彼が今回、その3つの国を訪問した最も重要な目的はアフガニスタンの事について話し合う事です。
では中国がこれらの国を訪問して、アフガニスタンの事について話をしないといけない位アフガニスタンでどんな変化が起きたでしょうか?中国とタリバンの関係にどんな変化が起きたでしょうか?
中国とタリバンの関係はかなり曖昧でハッキリしていないので、中国とタリバンは一体どういう関係なのかと思う人が沢山います。
タリバンは国際テロ組織です。世界中の多くの国が、タリバンは国際テロ組織と認識しています。中国共産党も勿論、タリバンはテロ組織である事をよく知っています。
中国は自分の国内外のメディアでも、タリバンが一般国民を攻撃した、他の国の国民を拉致殺害した事について報道をしています。
勿論、タリバンに攻撃された人の中に中国人も居ます。中国共産党がウイグルで厳しいコントロールをして、人権弾圧をしている最も大きい理由は反テロ活動です。
中国共産党が一番心配して、人権弾圧の理由にしているのは中国と他の一部の国がテロ組織と認定している東トルキスタンイスラム運動です。この組織はタリバンと繋がっています。
一部のウイグル人がタリバンに散会しているとも言われているし、タリバンがコントロールしているエリアでウイグル人の若者をテロリストとして訓練するキャンプ迄あると言われています。
ここ迄言うと分かりますが、中国は国内で厳しく反テロの活動を行い、国際社会で自分の敵を訓練しているタリバンを支持しています。これはお互い矛盾した事です。
2000年、タリバンがアフガニスタンで有力な政治勢力になった後、タリバンの創始者オマルが中国駐パキスタンの大使リク・ジュリンと面談してタリバンが如何なる組織もアフガニスタンの領土を利用して反中国の活動を行う事を許さないと言いました。
ここで言う、アフガニスタンの領土を利用して反中国活動をしている組織は東トルキスタンイスラム運動です。つまりタリバンは東トルキスタンイスラム運動がタリバンがコントロールしている地域を利用して中国に対する反対運動を行う事を認めないと言いました。
タリバンは見返りとして出した条件は中国政府がタリバンを政治面で支持する事です。中国共産党とタリバンの関係は少なくとも、この2000年から始まっていると言えます。
では中国共産党は何故タリバンと関係を作ることにしたのでしょうか?又、タリバンが国連からテロ組織と認定された後、中国は国連の常任理事国であるにも関わらず、タリバンと関係を構築していました。
タリバンの上層部が2014年に中国を訪問したという話がありますし、2016年にタリバンは北京を訪問しました。当時、かなりニュースになりました。
中国共産党がタリバンの様なテロ組織と関係を構築する最も大きな理由はアメリカを牽制する事です。
アメリカが泥沼に嵌ると、中国が発展の機会を得る事が出来ます。これも或る意味、中国の超限戦の1種と言ってもいいです。
アメリカはアフガニスタンでどんな泥沼に嵌ったでしょうか?ここで何故、アメリカがアフガニスタンから撤退する事を考えたかという話になります。
この戦争がアメリカ国内で受ける反対が強まっていって、どの政治家にとっても負担になっています。
2001年、アメリカがアフガニスタンに入ってからアフガニスタンで2,300名の米軍と4,000名位のアメリカの関係者が亡くなり、負傷者が2万人を超えました。アメリカがこの戦争に投入した資金は2兆ドルを超えています。
今回、米軍が戦争を終わらせて、アメリカに戻った後も、負傷者の治療等の継続コストもかなりの額になります。ですので、いくらアメリカと言っても、これは重過ぎる負担です。
アメリカがアフガニスタンから撤退するもう1つの理由はアメリカがアフガニスタンに駐留し、戦争をする目的が変わったからです。
アメリカが何故アフガニスタンと戦争を始めたかについて詳しく話をすると、かなり長くなってしまいますので、本当にシンプルに言いますと、911テロ攻撃を計画した(ビン)ラディンがアフガニスタンに隠れていて、当時アフガニスタンの90%異常の地域をコントロールしているタリバンはビンラーディンをアメリカに渡す事を拒否しました。
だからアメリカは(ビン)ラディンを掴むためにタリバンの反対勢力と関係を構築して、タリバンに対して攻撃を始めました。2011年(ビン)ラディンが亡くなり、2013年タリバンの創始者オーマルが病死しました。
それでタリバンが分裂して、アフガニスタンの駐留軍のプレッシャーも減りました。2011年から2016年の間アメリカにアフガニスタンに駐留していた連合軍は撤退し始めて、アフガニスタンに居る軍隊は十万人から2016年の約1万3千人迄減りました。
その内の米軍の数が1万人位で、2万6千人くらいの関係者が居ました。それで、アメリカと連盟軍がアフガニスタンの残る目的は重要なインフラの安全を守る事とアフガニスタン政府の安全部隊の訓練になりました。
しかしアフガニスタン政府の中にもいくつかの派閥があって、一致した目的がなく、シッカリした政府になれていない。又、タリバンも幾つかの勢力に分裂していますので、これからタリバンがアフガニスタンでの影響力が増えていくことにつれて、タリバン内部での紛争も激化していきますので、アフガニスタンはこれからのかなりの期間、不安定な情勢が継続する可能性が高いです。
だからアメリカは、このあまりにも長く継続した戦争から身を引く事にしました。では、アメリカがアフガニスタンから撤退した事から、アメリカが失敗したという結論になるかと言うと、アメリカがこの戦争を始めた目標は既に達成されています。
テロリストがアメリカ本土に対する脅威は今の所消えたとも言えますので、今回の撤退はアメリカの失敗とは言えないです。
自然界は真空状態を嫌うという言い方があります。中国共産党は2011年連盟軍がアフガニスタンから撤退し始めた後、その真空を埋めようとしてきました。だから彼らはタリバンと関係を良くしてきました。
では、今回、アメリカが撤退する事につれて、中国共産党はアフガニスタンでの支配力を拡大していくでしょうか?中国がアフガニスタンに興味を持つ、1つの大きな理由は中国の一帯一路計画です。
米軍が今迄アフガニスタンに居たから、中国を含む他の地域の安定をある程度維持する事が出来ました。
タリバンがやられた事で中国共産党がウイグルで感じているプレッシャーも軽減したし、パキスタンや他の周辺国も自分の経済を発展させる安定期を手に入れました。
この安定した環境は中国共産党が自分の一帯一路計画を進める事が出来たとても重要な要素の1つです。
ですので、中国共産党がこの地域で自分の一帯一路計画を進める事が出来たのはアメリカの貢献も入っています。
しかし今回、アメリカがアフガニスタンから撤退する事になると、必然とタリバンの勢力が大きくなって、それでパキスタンやその周辺国のイスラム強硬派が立ち上がる可能性があります。
これらの事は、そのエリアの安定にとって不利な要素になるので、中国の一帯一路計画には悪影響を与えます。
だから中国共産党は自分の投資を守る必要がありますので、どうしてもアフガニスタンの政治に対する影響力を増やしていく必要があります。又、タリバンお勢力の拡大はウイグルにも影響しますので、これも中国共産党がタリバンの勢力拡大の事について心配している1つの理由になります。
ですので、これから中国共産党はウイグルでのコントロールをもっと強化していきます。今、中国共産党がアフガニスタンの事に手を出す裏には複雑な理由があります。
では、中国がタリバンに対してどれ位の影響力があるかというと、中国共産党がその答を1番よく知っています。何故なら、タリバンは中国共産党と似ている極端な勢力になるので、考え方がコロコロ変わります。
最近、タリバンと中国は口先でお互いの友好関係をアピールしていますが、タリバンの創始者が亡くなった後、分裂したタリバンの中でも権力闘争があるので、今中国と関係が良いと言っている人がいつ迄影響力を持つかも、よく分からない状況です。
この状況の中で中国は安心してタリバンと関係を構築していく事が出来ないです。中央アジア特にアフガニスタンは「帝国の墓場」と言われてきました。
モンゴル帝国以降、誰もこのエリアを完全にコントロールした事がないです。だから中央アジアと中央アジアの周辺にあるロシア、インド等の国の間で微妙なバランス状況になっています。
誰かがこのバランスを破壊しようとすると、必ず連鎖反応が起きて、状況が非常に複雑になります。
イギリスがアフガニスタンに侵入した時は、イギリスとロシアの関係が悪化して、イギリスがかなりやられました。
ソ連がアフガニスタンに侵入した時は、アメリカがアフガニスタンをサポートして、アフガニスタンはソ連の問題になりました。
だからアフガニスタンを初め、中央アジアに手を出すと、かなりややこしい事になります。この視点から考えるとアメリカがアフガニスタンから撤退した事は正しい判断になります。
米軍がアフガニスタンに残ると、周辺のイスラム国家の敵になるだけではなく、中国共産党が安心して、自分の一帯一路計画を進める手伝いをする事になります。
中国共産党が既にそのエリアで巨額の投資をしていますので、アメリカが撤退した後は、自分の投資をどう守るかは中国共産党が自分で考える事になります。
中国が逃げると、自分が入れた巨額な投資を失くしてしまう可能性が大きいですし、中国が現地にもっと深入りしていくと、現地の派閥の闘争に巻き込まれて、大変な状況になります。
逆にアメリカはアフガニスタンにあった戦力をインド太平洋地区に置いて、中国に対するプレッシャーを強化していく事が出来ます。ですので今の状況から考えると、今回、アフガニスタンから撤退する事はアメリカにとって、有利な判断になって、中国がまずい状況に陥ります。
冒頭で、中国外交部のトップがアフガニスタンと国境が繋がっている3つの国を訪問したことについて皆さんに紹介しました。いつも強気の王毅が今回どんな気持ちでその訪問に行ったでしょうか?
中国にとって、アフガニスタンでの影響力を減らしていった方が自分にとって有利な筈ですが、帝国になった気になっている中国共産党が「帝国の墓場」に挑戦するかもしれません。
これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。では、又、次回、お会いしましょう。

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