(`_`)ノ これってやっぱり自殺行為◆プーさん思想に振り回される隣国の産業界とウォール街

写真は看中国より中国の小学校教科書に「習近平語録」記載　-2020/08/21よりお借りしております。

習近平の産業崩しが止まらない、
なぜ、自ら次から次へとアメリカの政治に影響を与えるルートである
ウォール街との関係を悪くして行くのか？
彼にとって、中国の経済よりも大事なものとは何か

Harano Times 2021/08/06

皆さん、こんにちは。最近皆さんに紹介したいニュースが沢山出ていますが、なかなか紹介しきれていないので、これから少しずつ紹介していきます。今回の動画で、習近平の最近の動きについて、皆さんに紹介します。

最近の動画で習近平が中国国内のいくつかの産業に対して厳しい制限をかけ、中国の経済が大きな打撃を受けた事について、皆さんに紹介しました。

今迄あった事を簡単もに触れておくと、この数ヶ月間で中国共産党はいくつかの産業に対して新しい政策を打ち出して、破壊的な打撃を与えてきました。

先ずはジャックマーのアリババが独禁法違反で巨額な罰金を払う事になりました。その後に、配車サービス滴滴がアメリカで上場した後に、滴滴の会社が運営している25種のアプリのダウンロードが全部止められて、会社の運営は大幅に制限されました。

それ以外に中国のIT企業が海外行って上場する事に厳しい制限をかけました。それによって、アメリカの株式市場で中国のIT関連企業の株価は大幅に下がりました。

その後に、中国の教育産業に大幅な制限をかけて、アメリカで上場している教育関連の会社の株価が暴落して、ほぼ価値が残っていないだけではなく、中国国内の教育産業で大量な失業が出て、地域によっては塾の管理は風俗産業のコントロールと同じ括りに入れられてしまいました。

此処までは私のチャンネルで皆さんに紹介した事があります。これらの事に続いて、習近平は芸能界とゲーム産業に手を出しました。芸能界については、このチャンネルを見ている多くの方は、中国の芸能界にあんまり興味が無いと思います。勿論、私も全く興味が無いです。

でも、これも習近平が最近やっている一連の事の一部になりますので、簡単に紹介しますと、今中国で最も人気が高い男性芸能人の1人が性犯罪に絡んだ疑惑で逮捕になりました。

最初にこの話が出た時、彼は犯罪していないという警察署の正式な声明が出ました。その後、彼は突然逮捕される事になって中国全国のメディアで一斉批判が始まりました。

更に、この事が大きくなってしまった切欠は、彼のファンの中で、彼を警察から奪い返すとネットで言い出す人が出ました。彼らの理由は彼のファンは5千万人いる。でも中国軍と中国の警察を足しても5百万人位になるので、彼を奪い返す事が出来る計算です。

この様な事を考えている、又、オープンにいう事から、彼らには人を集める、行動する力が全くない。ただ一方的な思いである事が分かります。

そのスターのファンは20歳前後の女性になると言われているので、彼女らがそんな事が出来るとは到底思えないです。

しかし中国共産党が1番嫌うのは、組織行動です。人が集まって、毛沢東の勉強会をしようが、女の子のファンが集まってスターを応援しようが、中国共産党から見て、その性質は同じになります。

中国の国営メディアで彼のファンが言い出した事について厳しい批判をしました。それを切欠に、これから中国の若者を惹きつける若いスターを育成する番組等について厳しいコントロールをしていく話が出ました。

中国の人気スターが性犯罪に巻き込まれる事は、そこ迄珍しい事ではありません。絶対許してはいけない性犯罪に巻き込まれても、そのバックにシッカリした勢力がついていれば、何とかして逃げる事が出来ます。

今回問題になったスターのバックに実はかなりの勢力がついていると言われていますが、それでも此処まで大問題になって、逮捕になった事から、習近平は中国の若者を惹きつけている芸能界に手を出している事が分かります。

それには２つの理由があると言われています。１つは若者がスターになりたい、又はスターのファンになりたいという事ばっかり考えて、学業に専念出来ない。中国共産党が許さない思想を持ってしまう可能性がある、又は、人気のスターがあんまりにも多くの人を惹きつけて影響力を持つと、何かが切欠に中国共産党の敵になってしまう可能性がある事を恐れています。

もう１つの理由は、今、中国各地で洪水の災害が出て、病気の拡散がひどくなっているので、この様なビッグニュースを出す事で、国民の注意力を分散させる為だと言われています。

確かにこの件が出た後、洪水に関する報道はかなり減りました。中国国内で何か社会問題が起きた時に、芸能人を犠牲にする事は中国共産党が今迄よくやってきた事になります。

習近平が手を出したもう１つの産業は中国のゲーム産業です。先日中国の国営メディアが精神アヘンが数千億の産業に成長したというテーマで記事を発表しました。

その記事で中国のネットゲームは中国の青少年をダメにする精神アヘン、電子ドラッグであると大批判しました。

又、ウィチャットの親会社テンセントが出した、今中国で最も人気が高いゲームを例に出して批判しました。そのメディアの調査によると、彼らが調査した学生の半分はこのゲームで遊んでいて、このゲームで遊んでいる人は1日1億人辺りになります。

テンセントというとウィチャットを思い出して、SNS関連の会社と思う人がいますが、実はテンセントは沢山のユーザーを持っている、その有意性を利用して沢山のインターネット分野に進出しています。中国の最も大きなネットゲームの会社になります。

この記事が出た後、テンセントの株価は一瞬で10％位暴落して、4,600億人民元の価値が消えてしまいました。株式市場が政府の政策ではなく、国営メディアの１つの記事に此処まで反応して株価が暴落した事から、最近中国共産党が各産業に色んな制限をかけている事で、投資家たちは中国共産党、習近平の動きにかなり敏感になっている事が分かります。

テンセントの株価が暴落した後、この記事が1回消されて、内容が修正された後、再掲載されました。再掲載された記事の中から、精神アヘン、電子ドラッグ等の厳しい言い方が消されましたが、ネットゲーム産業に対する批判を変えていなかったです。

つまりその記事はメディアが勝手に出した記事ではなく、中国共産党の意向で発表された記事である事が分かります。

ただ、最初に発表した内容が過激だったので、マーケットの反応があまりにも大きかったから、少し言い方を和らげた事になります。でも、中国共産党がネットゲーム産業に手を出した事自体は変わっていないんですね。

その記事が再掲載された後、テンセントの株価は少し戻りましたが、それでもかなりの損失が出ました。その後、テンセントは直ぐに青少年がネットゲームに使う時間を制限する対策を打ち出しました。

ここで注意して欲しいのは、それは中国共産党の政策ではなく、国営メディアが出した記事になります。中国共産党は国営メディアで記事を出す事に依って、自分にいつでも方向転換出来る様な余地を起き乍ら、ターゲットにプレッシャーを与えるやり方をよく使います。

テンセントもその記事から中国共産党の意向を察して、すぐにそれに合わせて対策を出した事から、テンセントがそのプレッシャーを感じている事が分かります。

それ以外に、中国のゲーム産業が此処まで成長したのは、彼らが税収で優遇を受けているからという記事も流れ始めていますので、これから共産党はゲーム産業のポケットからかなり資金を抜き出す事は、もう見えています。

この習近平が最近やってきた事を見ると、彼は幾つかの産業に大きな打撃を与えて、中国の経済は、又、影響を受けています。これは自殺攻撃（自殺行為）に近いやり方です。それでも彼はやり続けています。

では、彼が何故ここまでやっているかと言うと、先ず１つは、習近平が最近コントロールを強化しているのは、どちらかというと、インターネット産業です。

このインターネット産業は、中国でかなり影響力が強くなって、国民の沢山のデータをコントロールしています。

それ以外に中国共産党の中に居る反習近平の勢力は、インターネット産業を利用してお金儲けしています。

自分の敵が国民のデータをコントロールして、又、お金儲けをしている事を許せないと考えています。

それ以外に習近平は過去、ネット産業より製造業に力を入れるべきと発言した事があります。

ネット産業は確かに大きな産業ですが、でも製造業と比べるとそこ迄多くの仕事を作り出しているワケではないです。

今、中国の失業問題が多くなっているので、出来るだけ社会の資源を製造業に向けたいと考えている部分もある筈です。でも、このやり方は中国共産党とウォール街の関係を悪くする事になります。

この一連の操作によって中国国内の投資家だけではなく、ウォール街の大きな機関投資家等も大きな損をしました。

又、ウォール街が投資家たちは、出来るだけ短い時間で大きなお金を稼ぎたいと考えている事が多いので、短時間で一気に大きくなる可能性の高いインターネット関連の会社に投資したいワケです。

でも、習近平がその産業をダメにして、多くの投資を必要とする資金の回収が遅い製造業を発展させたいと考えても、中国国内外の投資が短時間で製造業に集まるとなかなか考え辛いです。

この前の動画でも簡単に話しましたが、この様な状況が継続すると、習近平がリードする中国共産党とアメリカのウォール街の関係が益々悪くなって、中国共産党のアメリカの政治に対する影響力も減っていきます。

勿論、習近平はこの事を理解していると思いますが、それでも、彼はこの様な判断をしています。これは経済の視点で考えた場合の話です。

実は経済以外に、習近平は国民の思想をコントロールするという思惑で、この一連の事をやっている可能性もあります。

教育産業、芸能界、ゲーム産業は人の思想に影響を与える産業になります。中国共産党がこの社会に対して、強力なコントロールを行うと考えているなら、人の思想をコントロールしないといけないです。

中国人は習近平の思想を勉強するアプリを携帯に入れて、毎日勉強させられている事について聞いたことがあると思います。

それ以外に中国の一部の都市で、習近平の思想、中国共産党の所謂「歴史」を勉強する学習センターが造られました。又、その学習センターはこれから中国の沢山の都市で造られると言われています。

今、多くの産業がお互い競争して、何を獲得したいかというと、人の注意力です。その根本にある理由は、人の時間は限定されている事です。

例えば、限られた十分間でゲームをするか、お笑いを見るか、又は、このチャンネルｔの動画を見るかは人によって違います。だからゲームの会社も芸能人の事務所もYoutuberも人の注意力をどう集めるかばかり考えているんですね。

何故なら人の時間は限られているからです。学外の塾が増えると、公立学校の宿題に使える時間が減ってしまいます。

学生がスターの動きばかり追って、ゲームばかりやっていると、共産党の教育に使う時間が減ります。

習近平は過去の毛沢東と同じ様に、全員が自分の思想を学んで、中国人の神様になりたいと考えているので、自分と注意力を奪い合う全ての産業は敵に見えてきます。

これから塾に行かない、スターの番組が見られない、ゲームが出来ない学生は習近平思想の学習センターに送られる可能性が高いです。

習近平にとって、自分の権力を守る事が最も重要な事になります。従って、自分の影響力を減らしてしまう事を徹底的に叩き潰す様な行動をとります。この侭進むと、当時の文革に近い状況になるかもしれません。

この一連の事が此処で終わる筈が無いです。これからどんな産業が叩かれるか、習近平がどんな自殺攻撃（自殺行為）を行うかを引き続き見ていきたいと思います。

これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。では、又、次回、お会いしましょう。

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