┐(´~`;)┌ 梅爺、アフガニスタンを混乱させて何処に行った~夏休みかぁ?

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解放軍に解放されたアフガニスタン、これからはどうなる?
中国は先輩を超えて成功できるのか?

Harano Times 2021/08/16



皆さん、こんにちは。アフガニスタンの情勢は今最も注目されている問題になっています。この問題は数ヶ月前から始まって、タリバンの勢いがあんまりにも強いので、最近かなり注目を集める様になりました。

私がこの動画を作っている時点で、アメリカは既に、アフガニスタンでのコントロールをほぼ失くしました。

アフガン大統領が外国へ亡命して、タリバンはアフガンの首都カブールを占領し、既に大統領の事務室に入って、大統領の席に座り、メディアでの発信も始めました。

20年前、アメリカに負けたタリバンは、未だアメリカが完全に撤退していない内に堂々とカブールに戻りました。

アメリカの軍用ヘリコプターは、大使館の屋上から大使館の職員を撤退させました。これはバイデンの大きな負けになります。

タリバンがアフガンを占領する勢いは全員の想像を超えました。アメリカの兵器で装備されている30万のアフガン政府軍は人数が自分の四分の一、75,000人位しかいないタリバン軍がカブールに入る時に、ほぼ抵抗すらしなかったです。

タリバンがどれ位のスピードでアフガンを取ったかを簡単に纏めますと、今年の4月にバイデンは5月からアフガニスタンに居る軍隊を撤退させ始めて、9月11日迄に完全に撤退させると言いました。

5月からタリバンの軍隊がアフガニスタンの南部と他の一部の地域で政府軍に対して攻撃を始めました。

6月に国連が出した情報によると、タリバンはアフガニスタンにある370ヶ所を超えるエリアの50ヶ所を占領しました。

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7月の後半、タリバンはアフガニスタンの半分位のエリアを実際にコントロールしました。8月6日に、タリバンはアフガニスタンの南部にあるザランジを占領しました。この都市はタリバンが占領した初の大都市です。

タリバンはその勢いで大都市を次から次へと占領して、今日カブールを占領しました。

この流れを見れば分かりますが、タリバンは3ヶ月間でアフガニスタンをコントロールしました。

アメリカを含む約70ヶ国が共同声明を出しました。その声明の中で、外国の国民とアフガニスタンの難民が安全にアフガニスタンから出られる様にすべきと言って、その声明の中でアフガニスタン各地で権力を握っている人、あなたたちに人々の命と財産を守る安全と秩序を回復させる義務と責任があると言っています。

つまり、此処で言っているのは、投票で生まれたアフガニスタンの政府ではなく、今、アフガニスタンを占領したタリバンの事を指しています。ここで彼らがタリバンに人々の命と財産を守る義務があると言い辛いと思ったかもしれません。

逆を見ると、これはある意味タリバンがアフガニスタンの権力を握った事を認めた事になります。

今の所、アメリカを初め他の国が、今のところ、アメリカを初めとする各国がアフガニスタンに駐留軍を戻す話が出ていないです。

アメリカが軍隊を戻さないと、他の国が軍隊をアフガニスタンに戻す可能性は非常に低いし、この声明の内容と一緒に考えると、現時点でアメリカと他の一連の国はもうアフガニスタンを諦めた感じがします。

今、彼らが気にする事は、どう自国民をアフガニスタンから撤退させるかという事になります。

7月にバイデンがある記者会見に出ました。記者はタリバンがアフガニスタンをコントロールする事は、もう避ける事が出来ないのかと質問をしました。

バイデンは「いいえ、アフガンに30万人のアメリカの装備を使っている政府軍が居る。政府軍に空軍がある。しかしタリバンに75,000人しか居ない。だからタリバンはアフガンを占領出来ないと言いました。

記者は「情報機関がアフガン政府はもう終わりに近づいていると言っているが、あなたはどう思う?」と質問をしました。

バイデンは「それは嘘だ。アフガン政府はこれから正常に守る能力がある。」と回答しました。

記者は「今回、アメリカがアフガニスタンから撤退する事と、ベトナムのサイゴンから撤退した事にどんな違いがあるか?」と質問をしました。

バイデンは「その2つは全然違う。我々は最後の時の様に、アメリカの大使を大使館の屋上からヘリコプター撤退させる事にならない」と言いました。

7月時点でバイデンが記者会見で言った話は、今振り返ってみると、完全に間違えた判断になっています。

大使館の屋上からヘリコプターで人を撤退させないと言った話すら間違えていました。

CNNはタリバンのある指揮官の発言を放送しました。その指揮官は聖戦はいつか勝利する。イスラム軍はアフガンだけに留まるのではなく、世界各地に現れると言いました。

タリバンの様なイスラム原理主義の組織は世界中で拡張したのは事実です。ですので、これからタリバンは自分の影響力をアフガニスタンだけに留める事なく、周辺国から徐々に自分の影響力を拡大していくと思います。そうなると世界各地でテロ攻撃が増えていくのは、もう時間の問題です。

アフガニスタンで混乱が起きた後、トランプ大統領がその責任を持つべきという話が既に流れています。

確かに、トランプ大統領はアフガニスタンから米軍を撤退させると考えていましたし、今年の5月時点で、全ての米軍を撤退させるとスケジュールを決めました。

でも今のアフガニスタンの混乱はトランプ大統領の責任かと言うと、そうではないです。アフガニスタンで混乱が起きた後に、ポンペイオさんはフォックスニュースのインタビューを受けました。

そのインタビューでポンペイオさんは、もしトランプ大統領政権の時に米軍がアフガニスタンから撤退すると、この様な混乱が起きなかったと言っています。

その理由は、タリバンはもし自分たちがこの様な混乱を起こすとトランプ大統領が彼らに対価を払ってもらう事を知っているからです。

イランのソレイマニに起きた事は、タリバンのトップにも起きると言いました。つまり平和を守るには実力が必要です。でも、バイデンはあんまりも弱いリーダーになりますので、タリバンは米軍がアフガニスタンから撤退した後、自分たちがイラン(アフガニスタン)の政権を取ってもバイデン政権は強い手段を取らないと信じている筈です。

実際、タリバンは米軍が完全に撤退しきっていない時点でカブールを占領しました。カブールが占領されて、もうかなり時間が経っていますが、私がこの動画を作っている時点でバイデンは未だ姿を現わしていないです。

アメリカがアフガニスタンに20年の時間を掛けて、数千人の兵士が命を落とし、2兆ドルをかけた後、米軍がアフガニスタンからこの様なみっともない感じで撤退する事になったのに、バイデンは休暇中で姿を現わしていないです。

彼の今の態度から、これからタリバンがアフガニスタンをコントロールする。他の地域にも浸透していく事について、アメリカの本土に対して脅威が無い限り、本気に関わらない様にする可能性が高い事が分かります。

先程、今回タリバンがこれ程の勢いでアフガニスタンに潜入できた理由は、弱いバイデンがタリバンに対して本気で手を出さないと判断したからと言いました。

そのもう1つの理由は、アフガニスタン国内からの支持です。国内からの支持と言うと、アフガニスタンの人がタリバンの様な組織をサポートする筈がないと思うかもしれません。

ここでアフガニスタンという国がどんな国かを知らないとイケナイです。アフガニスタンの国内政治はあんまりにも複雑ですので、なかなか簡単に分かり易く説明する事は難しいです。それを見る人によって、全く違う見解になる事もあります。

簡単に言うと、アフガニスタンには沢山の民族・部族と軍閥が居ます。タリバンがアフガニスタン国内の普通の国民からというより、軍閥や部族のトップから支持を得ています。

彼らがタリバンを支持する理由は様々で、彼等はタリバンのリーダーと同じ民族だったり、タリバンと利益関係があったりします。つまり、アフガニスタン内部で、タリバンを支持する沢山の小さな組織があります。

だからこそ、タリバンがこの様な早いスピードでアフガニスタンを占領する事が出来るんですね。又、周辺の国からタリバンに参加する人も居ます。

その部族、民族、軍閥は、昔から存在していた。それで色々歴史の理由があって、今のアフガニスタンという国になりましたが、その中身は私たちが考えている1つの国とは言い辛いです。

約1ヶ月前にアフガニスタンに関する動画をこのチャンネルで挙げました。その動画の中で今のアフガニスタンの政府は確かに投票等によって生まれた政府ですが、その政府自体も団結したモノではないと紹介しました。


アフガニスタンの現状では、なかなか1つの強力な民主政府が生まれる事が難しいです。

この様な政府がコントロールしている軍隊も強い軍隊になれないし、米軍の直接的なサポートが無いと、大した戦闘力も持っていないです。

米軍がアフガニスタンから撤退する話が出た後、アフガニスタン政府が直ぐに支持を失いました。その理由は、アフガニスタンにいる他の小さな組織は、今のアフガニスタン政府は米軍の指示なしてアフガニスタンをコントロール出来ないと考えているからです。政府がコントロール出来なければ、アフガニスタンで混乱が起きます。

逆にタリバンの方は戦闘力が高いし、アフガニスタンで秩序を作る事が出来ます。勿論、その秩序は残酷で、人権を守らない事が多いですが、でも、タリバンがコントロールするのは一般国民で軍閥ではない。

又、それ以外にタリバンから利益があれば、軍閥や部族のトップは強いタリバンを支持する事を選びます。誰も弱い側に経って負けたくないです。

では、タリバンがアフガニスタンの政権を執った後に、その厳しいやり方で、アフガニスタンを完全にコントロール出来るかというと、そうではないです。今、タリバンは革命勢力になりますので、力を合わせる事が出来ます。

彼らが一旦政権を握るとなると、必ずその政権に反対する勢力が出てきます。タリバンの内部の闘争、軍閥間の闘争が泊まらないので、結局、アルカイダの様なもっと極端な組織が生まれる事になります。

アフガニスタンで起きる混乱は、勿論周辺国へ拡散していきますので、これからアフガニスタンと国境が繋がっている国もタリバン又はタリバン政権に反対する新しい組織の影響を受ける事になります。

アフガニスタンの歴史とその内部の構造から考えると、アフガニスタンで混乱が起きると、タリバンの様な組織、アルカイダの様な組織が生まれる事は必然である部分もあります。

現状を考えると、アフガニスタンを完全に良くする方法が無いと言っても過言ではないです。

長い歴史の中で今の様な姿になってしまった部分が大きいので、これらの事が解決される事を、又、この長い歴史に託すしかないかもしれません。

国際社会が出来るのは、アフガニスタンの外部に行って、人道的な支援をして、アフガニスタンの内部にいる各部族に各自の発展に集中したもらって、衝突が起きた場合は、出来るだけその衝突を限定させる位しかないです。

では中国の方はと言うと、前回、王毅が天津でアメリカの副国務長官シャーマンと面談した後、直ぐ、タリバンの代表と面談をしました。

つまり中国共産党はタリバンがアフガニスタンの政権を取ると判断していました。これから中国共産党はかなり早い段階でタリバン政権を認める事になる可能性が高いです。

それで最近、中国国内の報道を見ると分かりますが、中国のメディアでは完全にタリバンに対する報道の仕方を変えています。

今迄はタリバンはテロ組織と報道してきたメディアは、アフガニスタンのタリバンはもうテロ組織ではない。パキスタンのタリバンはテロ組織であるという報道の仕方をしています。

又、先日、ある中国の国際関係専門家は、タリバンはアフガニスタンの解放軍である。彼らがアフガニスタンを解放したと言いました。

確かに人権を守らない、人を殺すという視点で見ると、アフガニスタンのタリバンは解放軍と似ています。

先程も話した様に、アフガニスタンはこれから更に混乱する可能性が非常に高いです。でも、中国共産党は既にアフガニスタンで巨額の投資をしているし、タリバンが東トルキスタン運動を応援する事の心配をしています。

そうなると、今中国共産党が出来るのは、タリバンと関係を良くして、彼らに金銭面でサポートする事です。

では、タリバンがお金を貰った後に、東トルキスタン運動を完全に失くすかというと、勿論そんな事をしないです。それは彼らがただ東トルキスタン運動をサポートしているのではなく、タリバンは東トルキスタン運動を利用して、中国共産党からお金を貰う事が出来るからです。

タリバンは東トルキスタン運動を取り締まっている様に見せかけて、東トルキスタン運動をアフガニスタンの中で活かせます。

それは彼らがウイグル人をサポートした事では全くありません。完全に中国からお金が貰えるからです。

東トルキスタン運動が本当の意味で消えてしまうと、中国共産党から引き続きお金を貰う事が出来ないので、タリバンはそのビジネスを死なせるワケがないです。

中国国内の学者の最近の言動を見ると、彼らは中国共産党がタリバンに近づいている事を見て、中国共産党は今迄の他の国と違う方法で、タリバンと協力していく可能性について色々話をしています。

今、中国国内の世論を見ると、中国共産党は今迄の他の国と違う方法でタリバンと協力していく可能性について色々話をしています。

学者たちは、アフガニスタンに軍隊を出さない。アフガニスタンのルール、特にタリバンの国内政策に口を出さない等の方法で関係を構築するやり方を提案して、今迄、イギリス、ソ連、アメリカが出来なかった事を中国のやり方で成功させると考えています。

中国が本当に、その泥沼に嵌らず、アフガニスタンで巧くやっていけるかは、これから引き続き見ていきたいと思います。アフガニスタンの状況はかなり複雑ですので、これからもし、何かアップデートがあれば、適宜皆さんに紹介していきます。

これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。では、又、次回、お会いしましょう。

オマケ

【中国共産党はどう動く?アフガニスタン首都カブール陥落!タリバンが政権に返り咲き!】
一瞬の出来事!米軍撤退決定後あっという間にタリバンに制圧されたアフガニスタン!
タリバンと手を組んだ中国共

闇のクマさん世界のネットニュースch 2021/08/15




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