(@_@;) C〇Pいと恐ろしや…暴力団やマフィアの上前を撥ねるって⁈

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(説明欄で訂正があります)
巨大な中国で上海だけが財政黒字というヤバい状況、
財政収入の4割相当の財政赤字に直面した習近平はどうすればよいのか?

Harano Times 2021/09/10


(説明欄にありました訂正ですが、「動画の中で10兆億元と言いましたが、10兆元です...かなり、盛った数字になってしまって、すみません!今後は気をつけます」との事で、この文字起こしに関しては、既に億という字を削除済です。)

皆さん、こんにちは。最近中国共産党は中国国内であらゆる手段を使って、お金持ちのお金を自分のモノにしようとしています。それには沢山の理由がありますが、今日は、経済面での1つの理由を皆さんに紹介します。

9月3日に中国の多くのメディアは中国の財政問題について報道しました。中国の財政科学研究員の報告では、2025年に中国の財政収入の赤字の部分は10兆人民元を超えます。

この研究員はどんな研究員かと言うと、1956年毛沢東の財政部門は財政経済問題の研究を強化すべきという指示に基づいて成立した科学研究員になります。

今は中国のトップレベルのシンクタンクの1つと言われています。つまり、これは中国共産党の管轄下にあるシンクタンクになりますので、彼らがシンクタンクとして、実際の状況に合わせて話をしていると考えても、やはり中国共産党からのプレッシャーもありますので、この様なシンクタンクは悪い事をそこ迄悪いと言わない傾向があると考えても良いです。

ですので、彼らは2025年に中国の財政赤字は10兆を超えると言っているので、実際の状況はそれよりも悪いと考えられます。

ではこの10兆元というのは、どれ位の額かと言うと、中国の1年間の財政収入は25兆元位です。ですので、10兆元足りないという事は、財政収入の4割の額になりますので、かなり大きな額です。

このレポートの内容によりますと、2020年中国はウイルスの影響で、財政の赤字が拡大して、財政赤字の額は約6兆元という歴史的な最高額になりました。

今の状況が継続すると、2021年の財政赤字は4.7兆元迄縮小しますが、でも、その後の財政赤字が拡がって、2025年に10.7兆になると結論を出しています。

実はこのシンクタンクがこの様な話をしているだけではなく、去年、中国財政部の部長も中国の財政赤字のプレッシャーは大きくなると話をしていました。

中国は財政赤字の責任を世界経済の低迷に押し付けています。勿論、その理由もありますが、でも、やはり中国自身の問題は大きいと思います。

中国の経済が下がっている理由は、中国の人口の減少、高齢化によって、生産力、消費力の減少、又は、収入の差が大きく、貧困層の割合が大きい。それ以外に、不動産価格の高騰で、国民の多くの収入は不動産に入ってしまって、他の部分での消費力が落ちています。勿論他にも沢山の理由がありますが、ここでは全部紹介しきれません。

中国の地方政府は不動産がバブルになっているこの十数年間でズッと土地を販売する事で、巨額な収入を得てきました。又、土地を担保のして、銀行から巨額な借金をしていました。

でも、皆さんがご存知の様に、中国政府のお金の使い方は荒いです。又、腐敗問題も深刻ですので、かなりの部門は各階層の官僚のポケットに入っていきますし、場合によって、海外に移転されます。

今年8月の報道によりますと、2021年上半期、中国で上海だけが財政黒字で、それ以外の地方政府は全部赤字になりました。つまり上海以外の政府は中央政府の財政移転で運営しているという事です。

少し時間を戻して、2017年の報道を見ると、中国の地方政府の中で、広東省、江蘇省、浙江省、福建省、北京、上海が財政黒字で、他の地方政府は財政赤字でした。

その時もかなり厳しい状況でしたが、今年は更に厳しくなっている事が分かります。広東省、江蘇省、浙江省は中国経済を引っ張っている重要なエリアになりますが、今になって、そのエリアの経済もかなりヤバイ事になっている様です。

中国の歴史を見れば分かりますが、中国の歴史上、多くの政権は、財政問題でこけて、無くなっていきましたので、今の中国を見る時も財政問題は避けられない問題になります。

習近平が今、この問題に直面している場合、出来る事は2つ。財政収入を増やして、財政の支出を減らす事。これは一般家庭の家計と同じです。

収入を増やす事と支出を減らす事を考える時、手っ取り早いのは、支出を減らす事です。

企業で考える場合は、本当に資金が厳しい場合、変動費を減らす為に、先に、人を切る事を考えます。中国政府で考える場合は、中国政府の公務員の数を減らす事になります。

でも、中国共産党は既に、政府の公務員、警察、軍隊等のシステムを利用して、国内の問題を抑えて、社会の安定を維持するモードになっていますので、公務員を減らす事は、そう簡単にいかないかもしれまぜん。

この前、中国の一部の地方政府は、公務員に払ったボーナスを戻してもらった件について、皆さんに紹介した事があります。それが正に、中国地方政府の財政が厳しくなって、給料のところで節約している事になります。

それ以外に、実は中国国民が養っている大きな組織があります。それは中国共産党です。中国共産党に9千万以上の党員が居ます。彼等は確かに、毎月党費を払っていますが、その収入だけでは、中国に散らばっている共産党の組織を養う事が出来ません。ですので、国の税金を中国共産党の運転資金にしています。

国の税金を1つの政党に使う事は普通の民主国家では考えららない問題ですが、中国の様な、国と政党が一体化になっている所では普通です。

では、この全く経済利益を産まない組織の費用を切る事が出来るかと言うと、それも勿論無理です。それ以外に、国防費用は、今の状況で、中国は又増やしたいと考えている筈ですので、下げられないし、社会福祉に使う費用は、高齢化が進んでいる中で、今後はまだまだ上がっていきます。

ですので、中国政府が財政の支出を下げようとしても、今の中国の体制では、なかなか下げる事が難しいです。現状維持ですら難しいです。

そうなると、収入を増やすしか無いです。国が収入を増やそうとすると、最初に言ってくるのは増税です。でも、今、中国経済があんまり良くない中で、企業の税金を上げると、企業の負担が大きくなって、経営が悪化する可能性もありますし、場合によって、倒産する企業の数は更に増える事になります。

そうなると多くの人が、収入を失って、中国の経済が更に悪化していくんですね。個人の収入に対して、税金を増やそうとすると、個人の消費を抑える事になりますので、それも中国の経済に悪い影響を与えます。

又、今、噂では、中国が半年居ないで、不動産税を導入する可能性があるという話があります。それも政府が考えている新しい税金のタイプかもしれません。

でも、不動産税が出ると、今は手元に数件の不動産を持っている人は不動産を手放そうとして、今既に厳しい状況になっている中国の不動産マーケットに、又、売りの家が入ってきて、不動産価格を急激に下げるプレッシャーが大きくなりますので、中国の財政問題を解決する前に、中国の社会が又、不安定な状況に陥る可能性が出てきます。

税金で収入を上げる以外、国営企業の収益を上げるという方法もあります。でも、国営企業はそのポジションに居るので、自らイノベーション等の方法によって、自分の利益を上げようと思わないです。

今、ピンチになってイノベーションをしようとしても、その能力が無いんですね。そうなると国営企業は中国の生産原料の方を握っていますので、中国の生産原料の値段が上がれば、必然と中国の他の民間企業のコストが上がって、結局、民間企業の税金を上げたのと同じ効果になります。

そうなると、国営企業の収益を上げるもう1つの方法は、民間企業を合併する事です。今、中国共産党は一部のIT大手企業の株式を少しずつ取り始めています。

最初は少し株をとって、経営に少しずつ関与していって、徐々に自分の発言権を上げていって、最終的にその民間企業を自分のモノにして、その利益を完全に国の利益にしていきます。

でも、中国共産党の体制では、企業の管理がシッカリ出来ないので、結局、民間企業を殺す事になります。それ以外に収入を増やす事は、中国で暴力団、マフィア組織に手を出す事です。

それは地方政府の財政が厳しい時によく使うやり方です。普段はほっといて、財政が厳しい時に、中央政府から命令が来て、地方政府が暴力団の財産を没収して、中央政府と分けます。これから中国で、その流れが出る可能性もあります。

それと似ているのは、中国が今、芸能界に対して手を出している事です。今回芸能界に手を出した理由は色々ありますが、中国の財政が厳しい時に、1つの増収手段にもなります。

但し、暴力団の裏にも、芸能界の裏にも、共産党の上層部が絡んでいる事が多いので、財産を奪う事と、政治闘争が混じって、混乱が起きやすい状況にもなります。

又、「共同裕福」の名の下で行っている財産の略奪も財政問題の対策の一部になります。

勿論、中国の銀行が人民元を刷って、経済を刺激する方法もありますが、でも既に、中国の人民元は基準以上に刷られているので、これ以上人民元を発行すると、その資金が又、不動産に行って、中国政府の不動産価格をコントロールする政策に反する事になりますし、為替にも影響が出ますので、中国の貿易産業にも影響が出ます。

中国の様な巨大で、中央政府と地方政府の間に複雑な関係があって、社会も複雑な仕組みになっている国にとって、財政問題は重要な問題になります。財政問題は直ぐに解決できる事ではないので、これから中国政府が色んな政策を打ち出す時に、財政問題の事をいつも以上に考えてやらないといけなくなります。
ですので、この問題は、中国共産党のこれからの様々な政策に影響を与えていきますので、これからは中国の問題を見る時に、中国は財政赤字の問題に陥っているというポイントも含めて考えた方が、もう少し問題が見やすくなるかもしれません。

これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。では、又、次回、お会いしましょう。



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