権力闘争真っ只中 567起源問題で墓穴を掘った?

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公安部の副部長がクーデターの疑いで逮捕、
その裏に誰がいるのか?
権力闘争が激化する、
同じ公安部の副部長が、
うい◯すの機密情報を
去年の段階でオーストラリアに渡したのか?

Harano Times 2021/10/02




皆さん、こんにちは。中国が国慶節に入る前日に中国の政局に大きなインパクトを与える事が起きました。この事は中国国内の政治闘争だけではなく、今回のパンデミックの起源の話等とも関係しますので、皆さんに紹介しようと思いました。

国慶節の前日9月30日に共産党の規律検査委員会は中国公安部の元部長孫力軍(そんりきぐん)に対する調査結果を公開し、彼を正式に共産党から除名し、公職からも降ろしました。

この人の名前を聞いても知らない人が多いと思います。彼は中国公安部の元副部長です。去年の4月に突然重大な規律違反という理由で逮捕されましたが、詳細は公開されませんでした。

又、彼が調査を受けた日に、中国公安部は夜中に突然会議を開いて、公安部は彼に対する調査を指示すると正式な声明を出しました。

習近平がトップになってから、この様な調査を受けた後、公安部が夜中に会議を開いたのは、今迄2人だけでした。当時、薄熙来と一緒にクーデターを計画したと言われた、公安・法制等を仕切っていた元公安部部長、周永康(しゅうえいこう)と当時国際ビッグニュースとなったインターポールの元総裁、孟宏偉(もう こうい)だけです。

つまりこの副部長は相当大きな問題を犯したに違いないです。彼に対する調査結果には、勿論具体的な話がなく、全部後で決めつけた罪ですので、彼が具体的に何をやったかは公開されていませんが、その決まった罪から、彼はどんな事を犯したかを推測する事が出来ます。

彼に対する調査の結果は全部で7百字位ですので、ここで全部紹介する事が出来ませんが、重要な物をピックして解説します。

彼の最も重い罪は、

「本当の理想と信念を持っていなかった」
「政治的野心が極度に膨らんだ」
「政治品質が極度に悪い」「権力観、政治観が極度に歪んでいた」
「中央の政策について、デタラメな議論をした」
「政治に関する噂を拡散して面従腹背」
「上の者の目を欺き、下の者を騙して政治資本を集めた」

ここまで聞いて、どう思いましたか?調査結果としては、何を言っているのかが分からないという感じだと思います。勿論、私の翻訳が分かり難い部分もあるかもしれません。しかもこの話に具体性が全くありません。

中国共産党がこの様な重要な案件を秘密に調査して、その後、分かり難い話をして公開するのは一般国民に、その人の罪が深いというイメージを伝えるだけで、その話が分かる共産党内部の人や、政敵にメッセージを伝える事が多いです。

ですので、中国共産党の文言についてある程度勉強しないと、それを聞いてもよく分からないです。ここで彼の「政治野心が極度に膨らんだ」という罪がついていますが、それは共産党の最高権力を狙って、権力を奪う為に裏で動いた人につける罪です。

全く同じ罪で逮捕された人は誰かと言うと、習近平の後任と決められていた元中央政治局委員、重慶市共産党委員会の書記、孫政才(そんせいさい)です。彼は習近平の後任と見られていた次期共産党のトップになる人でしたが、習近平が彼を降ろした時に、その罪を付けていました。

それ以外にクーデターを計画したという罪で逮捕された薄熙来、周永康、解放軍のNo.2、徐才厚(じょさいこう)等にもこの「政治野心が極度に膨らんだ」罪があると言われていました。又、彼ら全員無期懲役になりました。

つまり今回逮捕された公安部副部長も同じ位の罪がある事になりますし、無期懲役になる可能性が高いです。でも問題は、彼は公安部副部長です。

公安部副部長が中国でクーデターを計画実施する位の力がありません。という事は、彼のバックにもっと上の人が居るには違いないです。

この副部長は2020年4月に逮捕されて、ほぼ1年半後に罪が公開された事から、習近平は彼に対して、かなり徹底的な調査をした事が分かります。

又、これから習近平が再選に向けて最後の布石を打っているタイミングで公開された事から、その目標は公安部副部長だけではない事が分かります。では、この副部長は誰の人でしょうか?

彼は今年52歳で最初は上海の衛生局の翻訳の仕事をしていました。彼は何故この仕事をしたかについて、後で又、紹介します。

その後に、徐々に上に上がって、公安部の国内政治の安定を維持する政治警察とも言われる公安部第一局の局長、法輪功の鎮圧を担当している第26局の局長になった事があります。

それ以外に610弁公室の副主任をやった事があります。これは江沢民が設立した法輪功の鎮圧を専門的に行っている組織です。

その後に公安部の香港、マカオ、台湾の事を担当している事務室の主任になって、その後に公安部の副部長になりました。此処までの流れを見れば、彼は明らかに江沢民派の人である事が分かります。

先程お話をした様に彼だけでクーデターをする事は無理ですので、彼の裏には、現職、又は引退した政治局委員位の人が居ないと無理です。

今の中共の上層部を見ると、その条件に1番合うのは、江沢民派の今最も影響力が大きい1人である曾慶紅(そうけいこう)です。

最近習近平が手を出した芸能界は曽慶紅の勢力範囲ですし、曽慶紅を暗示する批判の記事がこの前も流れていました。最近習近平は彼をターゲットにしている動きが多いので、この公安部の副部長の裏にある曽慶紅を狙っている可能性が高いです。

これから中共の権力闘争は必ず激化しますので、曽慶紅を降ろさなくても、他の上層部が降ろされる可能性が高いです。この副部長で止まる筈がありません。この事が落ち着く迄、多くの人がビクビクして過ごす事になります。

この副部長の沢山の罪の中で、彼がコロナウイルスと対抗する最前線で勝手に担当職務から離れ、機密資料を勝手に隠したり、放出したりしたと言っていました。

この公安部副部長は、武漢で感染が爆発した後、最初に武漢に行かされた公安部の上層部です。

この事から、習近平が彼を信用していた事が分かります。じゃなければ、彼にその重要な武漢の情報を封鎖する、武漢の社会の安定を維持する様な仕事を任せる筈がなかったです。

彼は江沢民派なのに、何故習近平の信頼を得られたかというと、彼が香港の事を担当した時、「習近平の愛人たち」という本を販売した本屋のオーナーと従業員を秘密逮捕する事を計画実施して、習近平の信頼を得ていたと言われています。

その後、香港で起きた沢山の悲劇の裏に彼の影もありますが、それについて、又、別の機会があれば紹介します。

では、習近平が彼を武漢に行かせた理由の中に、彼はかなり厳しい手段を使う事が出来るので、武漢の混乱をコントロールする事が出来る以外に、彼には公共衛生のバックグランドがあるからです。

この副部長は公安部の上層部の中でかなり珍しい経歴を持っています。彼はオーストラリアの大学で、公共衛生の修士号を取っています。奥さんとオーストラリアで知り合って、オーストラリアで結婚しました。

だから彼の最初の仕事は上海の衛生局で翻訳の仕事でした。彼はオーストラリアで大量の資産を持っている。又は機密文書を保管しているという噂がありました。この噂は真実である可能性が高いです。

何故なら、資産を保有しているという事は、特に意外な事ではありません。機密資料を保有している可能性もかなり高いです。彼が共産党の上層部の機密資料を集める政治警察のトップだったので、機密情報を集めて、権力闘争や保身に使う可能性が十分あります。

彼が4月に逮捕された時、彼がコロナの情報をオーストラリアに渡したという噂が流れていました。彼が直接、オーストラリアの情報機関に情報を渡した説と、彼がオーストラリアに居る奥さんにコロナに関する重要な情報を送った時に、オーストラリアの諜報機関がその情報をキャッチしたという言い方もありました。

個人的には彼が自分の奥さんに、又は他の人にその情報を渡した時に、途中で諜報機関にキャッチされた可能性が高いと思います。何故なら、その時彼が情報を直接オーストラリアに渡す必要が無かったからです。

因みに先程、この副部長の裏に曽慶紅が居る可能性が高いと言いましたが、その曽慶紅の息子もオーストラリアに居ますので、その資料を曽慶紅の息子に渡した可能性も十分にあります。

当時、オーストラリアが最初にウイルスの起源を調査すべきと主張しましたし、中国から色々制裁を受けても、主張を変えませんでした。

又、オーストラリアに対して石炭を買わないという極端なやり方まで採ったのは、オーストラリアが何か中国の情報を持っているので、その方法を使って、オーストラリアを黙らせようとした可能性もあります。

勿論、今になって各地で停電が起きる逆効果になっています。もし、オーストラリアがその情報を取得したなら、ファイブアイズに入っているアメリカもその情報を持っている筈です。

それで今回彼の罪の中に、コロナウイルスと対抗する最前線で機密情報を放出したという罪から、彼がコロナの情報を海外に出した可能性がグッと上がりました。

習近平はこの判決が出る前日の29日に中央政府の勉強会で、国内の生物研究室の安全管理を強化する話を3回も強調しました。これは中央政治局が初めてオープンに生物研究室の安全問題について話し合った事になります。

武漢で感染が爆発した後、習近平は生物安全について話をした事がありました。しかしその後、感染が世界中に蔓延して大変な事になったので、その責任をアメリカ等の国に押し付けている立場としては、自国の生物安全について話をすると、目を付けられますので、生物安全について話をするのを止めていました。

でも、今のタイミングで中国側が又、オープンに生物安全の話をし始めた理由はバイデン政権がウイルス起源に対する調査で手を緩めたから、中国が国営メディアでオープンに話をし始めていると思われています。

確かに中国はアメリカがこれから責任追求する可能性が低いと思って、この生物安全の話をし始めている可能性がありますが、でもその副部長の沢山の罪の中にこのコロナウイルスに関する機密情報を漏らした事を書かなくても良かったのではないか。わざわざ書いているという事は、何か裏があるのではないかと考える人もいます。

私もここでわざわざ書くことに何か裏があると思います。わざわざそれを1つの罪として書くと、先ず、このウイルスに中国の機密情報が絡んでいる事を認めた事になります。

今まで中国は、WHOの調査で全ての情報を出したと主張していましたが、此処で機密情報の話が出ると、絶対疑われます。

もう1つはウイルスに関する機密情報が流出してしまった事を認めた事になります。言い換えれば、国際社会で中国共産党の面子、習近平の面子が潰れる可能性がある事になりますので、習近平がどうしても、それをオープンに言わないといけなかった何か理由があるかもしれません。

その1つの可能性は、今、中共の上層部で他の誰かがその機密情報を持って行って、習近平と駆け引きしている可能性がありますので、習近平はその情報を漏らすと、その副部長と同じ運命になると脅しているかもしれません。

その人は曽慶紅なのか、それとも他の人なのかは分かりませんので、これからの動きを見る必要があります。どちらにしろ、今のこのタイミングで、江沢民派と言われている公安部の副部長をこれらの罪で逮捕した事から、習近平の最後の1年で、中国共産党の権力闘争が更に激化する事は間違いありません。

これから又、色々出てくる筈ですので、又、何かあれば、皆さんに紹介します。

これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。又、このチャンネルを応援して頂ける方は、是非、メンバーシップもご検討下さい。では、又、次回、お会いしましょう。HaranoTimesがお届けしました。




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