いくら隠しても、世界中がその事実を知っている だけど救えない…もどかしい
そこで何が起きたのか?CNNのインタビュー
/ 内容に合わせて、タイトルを書いたら
制限を受けましたので、シンプルにします
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制限を受けましたので、シンプルにします
Harano Times 2021/10/06
皆さん、こんにちは。 今日は少し重い話をします。今回の話の中に読むことに耐えない、
聞く事に耐えない内容があります。
でも、皆さんに状況を説明する為に、言わざるを得ない内容になりますので、ご了承下さい。
CNNは中国の元警察をインタビューしました。
今、その警察が何処に居るかはハッキリ報道されていませんが、その警察は今、
ヨーロッパのある国で亡命しており、
ヨーロッパに駐在しているCNNの3時間のインタビューを受けました。
その元警察は自分の身分を証明する為にインタビューで自分の過去警察だった時の写真、
警察のライセンス、警察学校から卒業した証明書、
身分証明書等の関連資料を記者に見せました。
記者はその場でそれらの資料を見て本人確認をしましたが、
彼を保護する目的で詳細は公開されていません。
彼はそのインタビューでウイグルでウイグル人に対して行っている
システム的な残酷な迫害の詳細について話をしました。
その警察の名前はジャンです。英語での記載になりますので、具体的に
どの漢字に当たるかは不明ですので、これからは元警察と言います。
彼はウイグルの現地の警察ではなく、中国の他の地域の警察で、
ウイグルに数回派遣されて、現地の警察の協力に行きました。
彼の話によりますと、中国ではウイグル援助プロジェクトがあります。
そのプロジェクトは中国の他のエリアから15万人位の警察を募集して、
彼等を計画的にウイグルに派遣してウイグルに居る警察と
一緒に仕事をしてもらいます。
分かり易く言うとウイグルの警察が足りない所に
他の所から警察を調達する事になります。
それ以外に現地と関係のない警察が
もっと大胆に仕事が出来るからかもしれません。
中国の軍隊でも、この方法をよく使います。
兵士を地元の部隊に置かないです。もし現地で暴動が起きて、
軍隊が鎮圧を行う時は、地元の兵士は躊躇してしまう可能性があるからです。
又、彼の話によると、ウイグルに行くと給料や福利は2倍貰えるそうです。
2014年頃からウイグルに対する迫害が深刻化し始めた時、
沢山のウイグル人が顔を隠した、
髭を生やした等の理由で牢屋に入れられました。その内に沢山の子供も居ます。
その警察は2015年に北京から出されたオフィシャルな指示が記載されている書類を
出しました。
その書類に習近平総書記が反テロ報告を受けた後の重要な指示。
反テロ工作等の内容が入っていました。
彼が最初にウイグルに覇権された時、ウイグルに行って、
国の安全の脅威になっているテロ活動をなくす事の手伝いをしたいと考えた様です。
又、彼は警察になって十年位経っていましたので、
その経験があれば、今後の昇進にも良いと考えた様です。
彼の上司は分裂勢力は祖国を分裂する事を考えている。
我々は彼らを全員殺さないといけないと言った様です。
しかし彼がウイグルでやった新しい仕事と鎮圧の目的に失望した様です。
彼が初めてウイグルに行った時、彼は沢山の検査スポットがある事、
沢山のレストランやお店が閉店している事、緊張している社会の雰囲気を見て、
ビックリした様です。
ウイグルで生活している人なら、それが当たり前になっている筈ですが、
ウイグル以外の警察が初めて見ると、ビックリすると思います。
彼が支援に行ったウイグルの西の方の辺地にあるウイグルが住んでいるエリアで、
数百の警察がライフル銃を持ってウイグル人の家に入って、
人々を強制的に家から引き出して、手錠をかけ、頭に袋を被せて拘置所へ送りました。
彼の話によると、夜間コードのルーティーンになっている逮捕活動を行う時、彼らは逮捕者のリストを先に貰います。そのリストは基本、ウイグル人を逮捕する人数と比例する様です。
場合によって、村に居る数百人を全員逮捕する事もあります。その全ての行動は計画的でシステム的に行われて、全員が目標を達成しないといけません。もし誰かが拒否すると、警察が銃で彼等の頭を指して、動いたら殺すと脅す様です。
それ以外に、警察がグループになって、ウイグル人の家に入って、彼等のパソコンや携帯からデータをダウンロードする様です。
又、彼の話によると、警察がウイグル人の家に行って、人を逮捕する以外、現地の住民委員会が現地の村長と住民を集めた後、そこで集団逮捕する事もありました。
彼ばその時期は戦闘時期だった、官僚たちはウイグルを戦闘エリアと指定していた。又、警察たちは、ウイグル人は国の敵と教わったと言いました。
彼の話に依りますと、警察全員がウイグルで1年以内に90万人のウイグル人と他の少数民族を逮捕した事を知っている様です。彼は、もし、その命令に従わなければ、自分も逮捕されると言いました。
ウイグル人が逮捕されて拘置所に送られた後、彼らを拷問して、所謂「自白」をして貰う事が目標だそうです。その中でも、彼等に対する性的拷問を使う様です。
彼の話によりますと、人に自白をして貰う為に、彼等は2つの鋭い先端が付いている電気警棒を使って、その2つの先に電気を通した後、縛られた人の性器に電気ショックを与えて虐待する様です。
又、拷問中の人に対して、頻繁に使われるのは、非人道的虐待です。刑務所の警察が既に刑務所に入った囚人に新しく入った男性囚人をレイプさせる様です。
CNNは元警察の言った事の信憑性に対して、単独で事実確認が出来ない為、ヨーロッパに亡命している或るウイグル人に対してもインタビューを行いました。
そのウイグル人は48歳の男性。ウイグルの学者です。彼は2013年8月にライフル銃を持つ警察に囲まれて逮捕されました。彼は当時、ウイグル語を教える幼稚園を運営しており、警察は彼をその幼稚園で逮捕しました。
彼はウイグルのカシュガルの拘置所に送られた最初の夜、警察の指示で十数名の漢民族の囚人に依って輪姦された様です。それらの警察もその場に居ました。
そのウイグル人の男性はインタビューで彼等は私に下着を脱いで屈む様に命令した。私は「止めて下さい、止めて下さい」と泣いてしまったと言いました。彼は途中で気絶してしまい、目覚めたら、自分の嘔吐物と尿に囲まれていました。
彼は自分の周りに飛んでいる蠅を見て、蠅は自分より幸運だ。蠅は拷問された事もなく、強姦される事も無いと思った様です。
彼は数日間連続で、精神上と身体上の虐待を受けた後、自分が違法的に資金を集めたというでっち上げの罪を認めて、1年後に釈放された様です。彼が逮捕されたのは、ウイグルで広範囲な逮捕が始まる前です。つまりウイグル人の文化を抹消する事は、その前から始まっていた事が分かります。
そのインタビューを聞いて分かったのは、このウイグル人の男性は、元々日本に行って一時帰国した後、中国で亡くなりましたウイグル人の女性ミヒライさんの親戚でした。
彼女の事について、皆さんもご存知かもしれませんが、彼女に関する記事のリンクを動画の説明欄に入れておきます。(ここでは太字部分)
彼女は東京大学の大学院で勉強しながら、日本に居るウイグル人の子供たちにウイグル語を教えていました。
そのウイグル人の学者はそのインタビューで、彼女は私が人生で初めて抱っこした赤ちゃんだった。彼女が何故亡くなったかすら分からない。彼女は私の娘の様な存在だったと泣いてしまいました。
これは彼がインタビューで泣いてしまった唯一のシーンです。今、そのウイグル人の学者はノルウェーに住んでいて、そこでウイグル人向けのウイグル語の書籍の作成と教育の仕事をしている様です。
彼はその経験は心に残る永遠の傷だと言いました。彼は未だに逮捕される悪夢に苦しんで監視されている感情から抜け出せず、夜は安心して寝られない様です。
彼はインタビューで「彼等は犯罪者。彼等は犯罪システムの一部になっている。しかし私は彼等を憎しみません。彼等はそのシステムの被害者でもある」と言いました。
そのインタビューを受けた、元警察の話に戻りますと、彼はインタビューで、過去は寝られない時があった。ウイグルで見た事が頭から離れず、精神上崩壊しそうになったと言いました。
インタビューで記者は「では、貴方が見てきた逮捕者の中で、何人が本当のテロリストで、中国の分裂を企んでいたか」と質問をしました。その質問を聞いて、彼は苦笑いして、「1人も居なかった」と言いました。
記者はその回答を聞いてビックリしました。元警察は、「ウイグル人の多くは普通の人です」と言いました。彼はインタビューで「自分はもう中国に戻れない。もし中国に戻ると、多分、殺される。自分がウイグル人の為に話をした事で、テロ組織の一部と見られて、起訴される」と言いました。
ウイグルでジェノサイドが起きていると皆さんもよく聞いていると思いますが、元警察からこの様な話を聞くと、そこでどれ程酷い事が起きているかが分かります。勿論、この様なニュースを見た後に以下の2つの意見が出る可能性があります。
1つは今、中国の権力闘争が激しくなっている中で、習近平の反対勢力が海外で彼に不利な情報を出している可能性があるという意見です。中国の権力闘争が激しくなる時、彼らがよく海外のメディアを使って、自分の反対勢力に不利なニュースを出します。でも、中国の権力闘争でウイグルの真実が外にリークされるのは良い事だと思います。
2つ目は彼が海外に亡命する為に、作り話をしていると思う人も居る筈です。でも、私が見る限り、彼は確かにウイグル行ってそれらの仕事に参加した事があります。
記者が彼に、「もし過去自分が虐待した事があるウイグル人と会う機会があれば、貴方はどうしますか?」と聞きました。その質問を聞いて、彼は「怖くてその場から逃げる」と言いました。
記者が「何故ですか?」と追って質問しました。その元警察は「彼等にどう直面するか分からない。兵士として命令を執行していても、沢山の人が一緒にやったにしても、自分がやった事に責任がある」と言いました。
彼の最初の反応は、怖くてその場から逃げる事でした。謝罪する勇気すらない弱者と思う人も居ると思いますが、それはその状況を経験した事がある人の最初の反応だと思います。
全員に自分の責任に直面出来る勇気がないですし、その勇気を出す為に、長い間、自分との闘いになる事も多いですので、彼のその経験の大半は本当だと思いました。
ウイグルで起きた事が徐々に公になってきています。その罪はいつか問われないといけません。この世界の正義の力が弱くなって、分散されている今、彼等の罪を問うタイミングが遅くなっていくかもしれませんが、いつか世界の人がウイグルで何が起きたかを知ると思います。では、又、次回お会いしましょう。HaranoTimesがお届けしました。
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