キャサリン・タイ氏の発言に対する                HaranoTimesさんの洞察

10092021  キャサリン・タイ.jpg

米国貿易代表、弱気を吐いていそうだが、
米中貿易戦争は終わったのか?終わっていないのか?

Harano Times 2021/10/09




皆さん、こんにちは。2018年からアメリカと中国の貿易戦争が始まって
世界の政治経済に大きくインパクトを与えました。

トランプ大統領は関税を武器にして、中国の不公平なやり方と対抗して、
最終的に中国の動きを制限する事が出来ましたし、
外資企業が中国から離れる動きを加速させました。

勿論、この貿易戦争に対してかなり意見が分かれますが、
中国共産党の拡張をかなり抑える事が出来ました。

バイデン政権になった後、バイデンが上げた関税の部分を引き下げると
多くの人が予測していましたが、
バイデン政権は今迄、その関税の上げた部分を引き下げていません。

バイデン政権の中国に対する貿易政策について、
アメリカの貿易代表(米通商代表)キャサリン・タイは
スピーチを行いました。
彼女の話を聞いて、貿易戦争は終わるのか終わらないのかについて、
かなり議論が行われていますので、今回はその話をしたいと思います。

まず、キャサリン・タイの経歴を簡単に紹介します。
彼女はアメリカ生まれの台湾二世です。
彼女はイェール大学とハーバード大学の法学院を卒業して、
イェール大学の中国学者として広州の大学で
2年間英語を教えた事があります。

彼女は自分の多くのキャリアをアメリカの政府機関で作りました。
トランプ政権で彼女は民主党を代表して
トランプ政権が当時計画したNAFTAを修正する事で
トランプ政権と交渉し、彼女と他の人の努力で、
トランプ政権のNAFTAを修正する目標を実現させると共に、
民主党の希望も織り込む事が出来ました。

又2014年、
彼女はアメリカの貿易代表(米国通商代表)事務室で、
中国貿易の主席顧問になってオバマ政権で
中国がレアアースの輸出を制限した事で、
WHOで訴訟を起こして、中国がルール違反という結果になって、
その訴訟で勝ちました。

しかし中国は敗訴しながら、何も履行しなかったので、
中国のその行為に
とても失望したと最近のインタビューでも話をしました。

彼女は
トランプ大統領の貿易政策は関税に頼っている事が過激に見えるが、
その本質は守りの戦略で
中国がルールを守らない時に制限するだけであると批判をしました。

彼女は当時、良い貿易戦略には攻撃的な戦略も含まれるべき。
例えば補助金等を通して
アメリカの産業が中国に頼り過ぎる状況を変えるべきと主張しました。

つまり貿易政策で彼女は
トランプ大統領の政権の政策がまだ不十分であると、
逆に批判の立場をとっていました。
だから彼女がバイデン政権の貿易代表(通商代表)に指名された時、
共和党もその人事を支持しました。

華僑が貿易代表(通商代表)になると、中国寄りになると、
当時指摘されていましたが、
中国の学者は、
それはバイデン政権が貿易面で中国に対する強い態度を変えない事を
表していると心配のコメントもしていました。

先日彼女はアメリカ戦略国際問題研究所、略してCSISでスピーチを行いました。このスピーチは何故注目されたかと言うと、バイデン政権が発足してから中国との貿易の現状と政策を精査しているとズッと言ってきましたので、このスピーチがバイデン政権の貿易政策になります。

彼女がスピーチをする前に、アメリカのCNBCはキャサリンが4日のスピーチで中国が第1段階の貿易協定を履行しなかった事を発表して、それと同時に反撃の政策も発表する可能性があると報道していました。

CNBCは具体的な政策について話をしませんでしたが、関税額を上げる事も1つのオプションと言っていました。CNBCが出したこの情報はバイデン政権の弱腰と合わないので注目されていました。

9月末にウォールストリートジャーナルはアメリカの商務省のトップライモンドをインタビューしました。彼女はそのインタビューで、彼女は中国との商業関係を改善する様にしている。又、アメリカの一部の企業のCEOを連れて中国を訪問する話もしました。

これらの情報を見ると、アメリカ政府は2つの矛盾している情報を出している様に見えます。商務省は中国との関係を改善する事を主張していて、貿易代表(通商代表)が関税を更に上げる可能性があると言われていました。

実はこの問題はそこ迄矛盾していません。立場が違うだけです。商務省は企業と近いので、企業の立場に立って発言・行動する事が多く、ハト派が多いです。

貿易代表(通商代表)は国家利益のレベルで物事を考える事がメインですので、タカ派が多いです。

ですので、違う話が出るのは当たり前です。キャサリンはスピーチでハッキリと中国は第1段階の貿易協定を守らなかったと言いました。今公開されているデータに依ると、中国の購入額は協定の62%でした。

勿論、パンデミックがあるからという理由もあるかもしれませんが、協定を守れなかった事は事実で、守れなかった時、中国がチャンと説明を行って、アメリカと再交渉する必要がありますが、中国にはその動きが無かったです。

勿論、中国は最初からその協定を守る気が無かったのかもしれません。ですので、キャサリンは近いうちに中国の代表劉鶴と会談を行うと言いました。

彼女はそのスピーチの中で、こらから一部の商品を追加関税リストから排除する手続きを始めて、一部の企業の圧力を緩和する。これからそのリストの範囲を拡大する可能性があると言いました。

彼女のこの話は、今最も論争の焦点になっています。多くの人はこの話を聞いて、アメリカは貿易戦争を止めたと判断しました。

それ以外に中国とデカップリングしますかという問題に対して、彼女は最大の2つの国が経済面でデカップリングする事は現実的ではない。だから再度繋がって、その中からどんな目標を達成できるかを探ると言いました。

ですので、今、多くの人は、彼女の弱気な話の部分に焦点を当てています。でも、本当の状況は違うかもしれません。ウォールストリートジャーナルはアメリカは現在関税を維持すると報道しました。

この報道を見ると、キャサリンが弱気な話をしているのに、ウォールストリートジャーナルは何故真逆の判断をしているのかと疑問に思うと思います。

この問題ではウォールストリートジャーナルの判断は正しいと思います。今、バイデン政権はトランプ政権の貿易政策を継続しています。

当時トランプ大統領が関税を上げた時も一部の商品をリストから排除していました。例えば中国から来る商品の関税を25%上げる。但し、これらの商品は一定期間対象外としてリストから排除しました。

でもトランプ大統領の任期の最終段階2020年年末にその免除期間が過ぎて、それらの商品の関税も自動に25%上がる事になりました。商品によって具体的な数字が違うかもしれませんが、便宜上ここで25%にしました。

ですので、キャサリンが言っているのは、対象外にする商品を再度選別する話です。貿易戦争では関税を上げる事が目的ではなく、関税を上げる事で、自国の産業を守る事が目的です。

しかし代替品がない商品の関税も上げると、アメリカの国民の税金を上げたのと同じ事になります。トランプ政権でも代替品が無い549種類の商品をリストから排除していましたので、これからキャサリンがこれらの商品は今の段階で中国以外の代替品があるのかを精査する事になります。

ですので、キャサリンはそのスピーチの中で、どちらかと言うと中国の貿易戦争を批判しました。彼女は中国は長年貿易ルールを守らず、他の国の利益にダメージを与えた。我々はアメリカの経済利益を、あらゆる手段を使って、不公平な競争で受けた損害から守ると言いました。

又、彼女は中国が農産品や鉄鋼製品に出した数十億ドルの補助金はアメリカの会社の利益にダメージを与えたと指摘をしました。

彼女がデカップリングをしませんと言ったので、貿易戦争が終わると思う人も多いと思いますが、しかし彼女は何も約束をしませんでした。今、アメリカ政府は正式に追加関税の引き下げ希望を募集をしています。その期間は50日間です。

その後に、又、審議もありますので、今年の年末迄、関税が維持される可能性が非常に高いです。

キャサリンが当時トランプ大統領の関税政策を批判した様に、アメリカの産業を戻す為に、補助金を出す等の政策を打ち出すかどうかについて、未だ情報が無いので、これからの動きを見る必要があります。

ですので、今のところ、キャサリンの話とその後の行動を見て、アメリカは中国の商品に対して出した追加関税を引き下げる予定がありません。しかし、バイデンの事ですので、その50日間が過ぎた後、又、何かが変わるかもしれません。

ウイルスの事で90日間の期日を設定して、最後に責任を情報機関に押し付けて、その事を無かった事にしました。ですので、関税の事についても、バイデン政権のこれからの動きを引き続き注視する必要があります。

これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。又、このチャンネルを応援して頂ける方は、是非、メンバーシップもご検討下さい。では、又、次回、お会いしましょう。HaranoTimesがお届けしました。

このキャサリン・タイ氏の発言をとっさんTVさんも、興味深い視点で取り上げていましたので、ここに貼り付けたいと思います。
ロングゲーム アメリカが中国を無視する宣言





政治ランキング

ニュース全般ランキング

全般ランキング

政治・社会問題 人気記事 一覧 経済・社会ブログ天紹介所




この記事へのコメント