まるでジキルとハイド!国内向け宣伝と国外への発表が全然違うんだから。これがあの国の常套手段

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対内向けの洗脳と対外向けの戦闘機アピールで、
台湾海峡で緊張感醸出し、
米中上層部が第三国で電撃会談

Harano Times 2021/10/10



皆さん、こんにちは。最近、米中の間で沢山の事が起きました。全部個別に話をしますと、毎日何かが起きている今、そのペースに全然追いつかないので、今日は最近起きている重要な話を纏めてお話します。一緒に話をしますと、分かり易いかもしれません。又、気付いたら、今回の話が長くなってしまいましたので、2つの動画に分けて公開します。

チャンネルのメンバーになって頂いている方向けに、事前に公開している動画の原稿は1本であげていますので、ご確認下さい。

今回は中国のある映画の事から話を始めます。10月の国慶節のタイミングで中国では朝鮮戦争の戦闘の1つである「長津湖の闘い」をテーマにした映画を放送しました。長津湖の書き方は長津に湖です。

朝鮮戦争について詳しい方は、この闘いを知っているかもしれません。この戦闘は国連軍と中国人民志願軍が初めて交戦した闘いです。この映画の撮影に13億人民元かかって、12,000人が撮影に参加しました。

又、中国の3名の有名な映画監督が協力して自分の強みを活かして、その映画を創りました。その映画は中国の愛国宣伝映画として、中国全国で放映されて、今は中国の国産映画の興行収入の最高記録を更新し続けています。

中国が朝鮮戦争に参戦した事は中国国内では正義の戦争、中国がアメリカに攻撃される事を防いだ、中国の将来を守った戦争として定義されています。中国の小学校から全ての中国人はこの定義に基いて中国志願軍が朝鮮戦争に参戦した事を認識しています。

中国国内でも中国が朝鮮戦争に参戦した事を違う視点で見る人もいますが、今回の映画が放送された後、この映画に対するネガティブな評論は全部ネット上から消されました。

この動きからも、この映画は中国共産党が中国国内で洗脳する為に作成した映画である事が分かります。

この前、Twitterでも簡単に話をしましたが、中国とアメリカの関係が良い時に中国ではハチロクン(?)の女性兵士と米軍兵士の恋愛話の映画を放送するし、関係が悪い時は、朝鮮戦争の映画を放送します。

この映画が放送されている事から、今の米中関係が悪い事が分かります。この長津湖の闘いは、中国国内で今迄あんまり知られていませんでした。

何故なら、この闘いは中国人民志願軍が大きな犠牲を払った失敗した戦いでしたので、中国国内では、あんまりこの闘いがあった事を宣伝していませんでした。

アメリカの朝鮮戦争に関連する記録によりますと、中国共産党はこの闘いの中で、戦闘による死傷者は約29,000人。戦闘以外の理由で死傷した人も20,000人を超えました。

ここで言う戦闘以外で死傷した、この20,000人位の人はほぼ当時の寒さで凍死、凍傷した人になります。合計5万人以上の死傷者が出たと記録されています。他の記録で合計9万人の死傷者という話もありますが、今回の動画では5万人というデータを使います。

連合軍の戦闘による死傷者と戦闘以外による死傷者の合計は17,843人でした。中国の死傷者数の約三分の一です。単純に死傷者の数で見た場合は、中国志願軍の死傷者数は遥かに連合軍の死傷者数を超えます。

この戦闘で前線で闘う人と後方で支援する人を合計で見る場合、中国人民志願軍は約15万人位の人を動員しました。国連軍はアメリカ・イギリス・韓国の軍隊で合計10万人位でした。

その戦闘の主力は米軍でしたので、よく中国軍と米軍の闘いと言われます。中国国内では朝鮮戦争の話をする時に米軍の攻撃と言われて、国連軍という単語はほぼ聞かないです。

話を戻して、その最前線の戦闘では中国軍の数は国連軍の2倍以上でしたが、中国の戦闘人員の7万人位の内、5万人以上が死傷したので、かなりやられた事になります。

兵力の事以外に、中国志願軍は秘密に朝鮮に入ったし、米軍と中国志願軍が最初に接触した時、米軍上層部マッカーサーは中国軍の規模についてもあんまり知らなかったです。

ですので、当時、その戦闘が始まった時、米軍の目標は北朝鮮のサンゾン兵力との闘いでしたので、米軍の戦闘力は600km以上の戦線に分散されて、中国の主力部隊が来る事を予測しませんでした。

ですので、そこにいた米軍は直ぐに中国の主力部隊に包囲されました。その背景の紹介は此処までにして、簡単に言うと、その戦闘は中国主力部隊が突然一部の米軍を包囲し、全滅しようとした所で、米軍がその包囲網を突破する闘いになります。

詳細はここで説明すると話が長くなりますので、結論だけを話しますと、その戦争では、中国志願軍は自分の戦闘目的を達成出来ませんでした。

毛沢東はその奇襲で韓国の主塔主団第3歩兵師団、アメリカの第7歩兵師団、第1海兵師団を全滅するという大きな目標を設定しました。つまり彼はこの奇襲で国連軍にかなりダメージを与える事を考えていました。

しかし中国が外に得た最大の成果は米軍第7師団の下にある31連帯を全滅した事だけでした。この連帯の名前は北極熊連隊で、人民志願軍はその連帯の旗を取る事が出来ました。

今回の映画はこの連帯を撃破した部分だけを切り取って、中国志願軍がその戦闘で米軍を全滅したという宣伝をしています。

しかし、この部分の歴史だけでも情報が違っています。米軍の記録に依りますと、その
北極熊連帯は約2,500人で、その内の1,050人が包囲網を突破し、その1,050人の内の385人がまた臨時編成されて戦闘を継続しました。ですので、全滅されたワケではありませんが、中国国内では全滅と宣伝しています。

勿論、米軍はその奇襲の後、北朝鮮から撤退する事になりました。米軍上層部マッカーサーが兵力を分散させた時に、奇襲を受けたのでやむを得ず戦線を後ろに引く必要が出てきました。

ですので、マッカーサーは戦略上でその闘いで失敗しました。でも、米軍はその奇襲を突破する闘いの中で、各軍師が連携して強い戦闘力を見せました。客観的にこの部分の歴史を研究している人は、マッカーサーの戦略上の失敗と米軍が見せた戦闘力を分けて評価しています。

朝鮮戦争全体を見ると、中国志願軍の死傷者数はあんまりにも多いです。これはどこの正常な国も耐えられない失敗になります。だから中国国内の宣伝では中国人民志願軍の犠牲があるから米軍が中国を侵略する事をやめて、今の中国の安定があると宣伝しています。勿論当時は、米軍が中国を侵略するつもりはありませんでした。

この長津湖の闘いに戻りますと、当時中国志願軍の準備不足で防寒の服が足りませんでした。ですので、マイナス40度の寒さの中で、大量の兵士が戦場で凍死しました。

その映画の中でも、米軍が沢山の凍死した兵士を見つけたシーンがありました。これはとても悲惨な事ですが、祖国を守る為に、犠牲を恐れないという価値観の宣伝をしていました。

この様な大掛かりな宣伝活動は中国人に祖国を守る為にどんな犠牲を払っても良いと洗脳しています。中国では祖国と共産党はイコールになりますので、共産党を守る為に、いくら犠牲を払っても良いことになります。

では何故このタイミングで犠牲の話をしているでしょうか?アメリカと関係が悪い時、中国がよくやる洗脳です。

勿論戦争が起きて、犠牲死にいかなくても、米中関係が悪くなって中国人が受ける様々な制限や損失は、全部祖国を応援する為の犠牲になる。それは当たり前という洗脳をしています。

この映画の上映をもっと厳しく見ている人は、これは中国の戦争動員の兆しであると見ています。

中国共産党は国慶節のタイミングで映画を通して洗脳活動を行っただけではなく、解放軍の空軍が連続数日間、戦闘機等で台湾の防空識別圏に入って台湾にプレッシャーを与えました。

この事も中国国内で、中国の力をアピールしたと宣伝されています。この映画の上映と同じタイミングで空軍が動くと中国国内での宣伝効果が絶大でした。

この国慶節で多くの中国人は中国が凄いという幻想の中で過ごしました。勿論、停電なんて彼等にとって少し耐えれば良い事です。

中国空軍が台湾の防空識別圏に入った事についてこの前の動画で話をしましたので、ここでは省略します。

10月4日、中国空軍の56機の戦闘機等が台湾の防空識別圏に入って台湾海峡の緊張が一気に上がった翌日、10月5日にアメリカの国家安全保障問題担当、大統領補佐官サリバンと中国の中央外字活動委員会弁公室主任楊潔篪がスイスのチューリッヒで会談を行うという報道が流れ初めて、10月6日に、その会談が実現しました。

その話が出てから、会談が実現したスピードから見て、それは電撃会談になりました。しかしその会談は6時間も継続しましたので、その会議の長さからみると全然電撃会談ではありませんでした。

彼ら2人共、外交人員ではありません。楊潔篪は昔は外交舞台にいましたが、今は正式な外交人員ではありません。この2人はどちらかと言うと両国のトップが指定した側近になります。

又、事前の報道では、今回の面談は前回バイデンと習近平が電話した後の継続で、両国のコミュニケーションのルートを構築する為と言ってましたが、それはただの宣伝文句に見えます。

何故なら、交流のルートを構築する事は、そこまで緊迫な事ではありません。時間を掛けてやることになります。この2人が急に面談する事を決めて、面談を実現した事から、彼らが会談する内容の重要度が高い緊急性がある事が分かります。

その会談が終わった後、米中両国が出した声明には、そこまで大きな差異はなく、唯一発表された成果は10月末迄に、バイデンと習近平がオンラインで会談する可能性がある事だけでした。

しかもこの事を発表したのは、アメリカ側で、中国は報道しませんでした。つまりこのオンライン会談の話を持ちかけたのはアメリカ側で、中国は渋々「OK」と言った可能性があります。

彼らが公開した内容によりますと、この6時間の会談でバイデンと習近平の会談の事だけではなく、彼らは沢山の議題について話をした様ですが、その多くはそこ迄、緊急面談を行う必要がある話ではありませんでした。

最近起きた事を見ると、彼らが緊急会談を行う必要がある唯一のことは台湾海峡の事である事がわかります。中国が連続4日間台湾の防空識別圏に侵入した事は、台湾海峡の危機状況が一気に深刻化した事になります。

台湾の国防省は今の危機は彼が軍人になって40年間の中で最も深刻な状況であると発言をしました。だからアメリカは緊急会談を持ち掛けて、台湾海峡の話をした可能性が高いです。

その会談の話が出た後、確かに中国空軍が台湾の防空識別圏に入る事をやめました。

中国が国内で洗脳を強化し、台湾海峡で圧力を掛けている最中、10月2日、アメリカのシーウルフ級原子力潜水艦コネティカットが南シナ海で水中の物体と衝突し、11名の乗組員が負傷しました。

その後、原潜が浮上して水面上で公開する形でグアムにある米軍基地に戻りました。その原潜がグアムの米軍基地に戻る直前、10月7日に米軍がこの情報を公開しました。

米軍の報道では、この衝突が起きた時、原潜はインド太平洋エリアで行動していて、怪我人の命には別状がなく、原潜の原子力推進装置や空間は影響を受けておらず、完全に稼働しているとの事でした。

原潜の他の部分の損傷について、今は確認中で、事故が発生した後、その原潜は救助の依頼をしなかった様です。原潜に問題が起きると環境に悪影響が出る可能性もありますので、もしアメリカが公開せず、他の国が先に報道してしまうと、アメリカが言われるので、だから米軍が先に公開したと思われます。

メディアの米軍の人の情報に基いた報道によりますと、この米軍の報道の中で出たインド太平洋エリアは南シナ海の事です。

では、この原潜の衝突事故について今どんな議論が行われているのか?他の潜水艦と衝突した可能性があるのか?又、台湾に米軍が駐留している事を公開したのは何故か?中国のレッドラインはどうなったのか?

トランプ大統領は何故、米中の間で戦争が起きる可能性が高いと言っているのか?等について2本目の動画でお話しします。




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