IT最前線を突っ走るアメリカのサイバー防衛力が幼稚園レベルなら、日本はまだ生まれてもいないママの胎内?

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写真はこのNICOLAS M. CHAILLANさんの輝かしい経歴のサイトから借用させて頂きました。

「アメリカの政府部門のサイバー防衛力は幼稚園レベル、
このまま行くと米軍のAI技術は解放軍に負ける、
中国が主導権を取る」と怒って、
米国空軍の首席ソフトウェア長官が辞任、
極超音速ミサイルの実験に成功?

Harano Times 2021/10/19



皆さん、こんにちは。米中対立が激化し始めてからアメリカと中国の軍事面での差が小さくなって、中国はアメリカに勝てるという論説も出る位になってきています。

10月10日アメリカ空軍初の主席ソフトウエア長官ニコラス・チャイラン氏はイギリスのファイナンシャルタイムズが発表したインタビューの記事で、自分がアメリカの国防相の仕事を辞任した事を公開しました。

彼が辞任した理由は米軍の技術革新のスピードが遅い事に対する抗議で、中国がアメリカを追い抜く事を見ていられないからです。

このチャイラン氏は今年37歳で、過去3年間はアメリカの国防省でサイバーセキュリティ能力を全面的にアップグレードする為に仕事をして、アメリカ空軍初の主席ソフトウエア長官になりました。

彼は中国が今、世界の主導権を握る方向に向かって確実に進んでいると考えています。その理由は、中国は人工知能つまりAI機械学習、サイバー技術等の面で今かなり進歩をしているからです。

彼は今の新しい技術がアメリカの未来に与える影響はステルス機F35の様な大きな予算を掛けるハードウェアより遥かに大きいと考えています。

彼はインタビューでアメリカは中国のサイバー空間と他の分野での脅迫に対してシッカリ対応していなくて、子供たちの未来を危険な状況に置いている。この状況が継続すると、15年から20年以内でアメリカは中国との競争で勝てる筈がないと警告をしています。

又、彼は自分から見て、これはもう決まっている事で、もう終わりですとかなり怒っていました。彼から見て、中国は将来、世界の未来を主宰し、メディアから地政学迄、全部を支配する。アメリカの政府部門のサイバー防衛力は幼稚園レベルと厳しく批判しました。

それ以外に彼は、中国の会社は中国政府に協力する義務があるし、AIに大きな投資をして、道徳の問題を考える必要が全くない。

しかしアメリカのGoogleの様な企業はAIの領域でアメリカの国防省に協力をしない。AIに関する広範囲な議論はアメリカの技術発展の足枷になっていると言いました。

彼はこれからの数週間以内でアメリカの国会で、中国のアメリカに対するサイバー攻撃の脅威について証言する事を計画しています。彼はアメリカの国防予算は中国の3倍以上あるが、その資金の額は関係ない。アメリカの購買コストが高いし、間違った所に使っている。

又、官僚主義と必要以上の監察はペンタゴンの変革を阻害していると明言しました。実がこの様な警告をしたのは、彼だけではなく、彼のこの話が出る前に、アメリカ国会の国家安全委員会は今年の年始頃に中国は10年以内にアメリカを超えるAIスーパー大国になると警告をした事があります。

皆さんはこの話を聞いてどう思いましたか?彼の様なアメリカの国防省の内部で技術革新等を担当した人から、この様な話を聞くと、かなり衝撃を受けるかもしれません。

勿論、彼がソフトウエアの部分を担当していますので、ハードウェアに予算を割り過ぎた防衛力は幼稚園レベル等の意見を出すのは、ポジショントークであると考える人も居ると思います。

しかし彼のAI等の領域での心配はとても現実的な心配だと思います。過去の動画で話をした事があるかもしれませんが、将来どの国がAIの大国になるかと言うと、基本はアメリカ、中国、インドと言われています。

その最も根本にある理由は、技術力以外に、この3つの国の人口が多いからです。AIや機械学習等の研究発展させる為に、最も必要なのはデータです。膨大なデータです。ですので、この3ヶ国の人の日々の日常生活や仕事等で生まれたデータは全部AIの研究の餌になります。

アメリカは確かに今、技術面で前に行っているかもしれませんが、でも中国にはアメリカが持っていない優位性があります。それはこのチャイラン氏が指摘している中共は道徳、倫理の事を気にしない事です。

例えば中国の監視カメラが毎日撮っている想像を超えるデータは全部中国政府のモノであって、中国政府・中国の企業はそれらのデータを研究に使います。

又、中国人にネットにある個人情報や行動パターン等も全部研究の資源に使われていきます。それで中国は軍民融合戦略で企業の研究成果を軍事技術に変えていきます。

でもアメリカの場合、勿論多くの正常な民主国家でも、それらのデータを使う事はそう簡単な事ではありません。社会の道徳倫理や法律の事もありますので、企業や軍隊の研究が中国ほど早く進歩しましせん。

勿論、技術の革新の面でいうと、アメリカは前に行っていますが、既存の技術を前進させる事で、中国に優勢があります。

彼はアメリカのGoogleは米軍に協力うぃしませんと指摘しています。Googleは当時、邪悪になるなと言って米軍に協力する事を拒否しました。しかしGoogleは中国のAI技術の発展に協力をしている事で批判を受けていますし、売国者と言われる事もあります。

Googleは中国のトップの大学やIT企業とAIの領域で共同開発等を行っている事はズッと批判されています。中国の民間企業と一緒に研究をしているといっても結局、中国共産党のモノになりますので、最終的に解放軍の技術になっていきます。解放軍が今の力を入手出来た1つの理由はGoogleの様な企業が居るからです。

バイデン政権は未だにアメリカと中国の関係を競争関係であると定義しています。しかし中国は違います。中国はアメリカを敵として見ているし、軍事面でアメリカを阻止する力を入手する為に、あらゆる手段を使って、自分の軍事力を上げようとしています。これは対等な対応ではありません。

バイデン政権は中国と気候問題等で協力をしあうと言って、それを実現しようとしているし、中共はそれを思う存分利用しようとしていますので、バイデン政権は自分の弱点を中共に見せる事で、アメリカの利益にダメージを与えています。

ここで皆さんに紹介しました主席ソフトウエア長官が現状に失望して辞めた事を見て、頑張ってその状況を変えれば良いじゃないかと思う人も居ると思います。

勿論、それは真っ当な意見になりますが、国の上層部が根本から国が進む方向性が間違えた時、そのシステムの内部に居るあんまり権力が無い人は、その現実を変える事が出来ないので、辞任する事は、自分の反対と不満を表す数少ない出来る事の1つかもしれません。

彼は過去3年間、自分の仕事の時間を基本的なクラウドやパソコンのメンテナンスに使い、技術革新に使いませんでしたと不満に思っていました。

つまり、トランプ大統領の時から、この問題は存在した事が分かります。トランプ大統領はサイバー攻撃された場合は、反撃して良いと命令を出して、当時、中国のサイバー攻撃と対抗してきましたが、やはりそれだけでは、米軍内部のシステム、内部の文化を変える事は難しいかもしれません。

普通の戦争なら、確かに米軍に勝てる国はありませんが、しかし、サイバー戦争等になった場合、米軍が今の優位性を維持する上で、更に技術革新を行っていかなければ、近い将来、解放軍が米軍の大きな脅威になるかもしれません。

何故、今日この少し古い1週間前のニュースについて話をしたかというと、それは昨日報道された、中国が極超音速兵器である新しいミサイルの実験に成功したニュースを見たからです。

皆さんも既に何処かでこの話を見たと思います。先程皆さんに紹介した話は、ソフトウエア面の話で、この話はハードウェアの話です。

この事を報道したのもイギリスのファイナンシャルタイムズです。彼等の報道によると、中国が今年8月に秘密に行った宇宙空間を利用し、地球上の何処でも攻撃出来る新型核兵器の実験に成功した様です。

ミサイルは目標から32km離れている所に落ちた様ですが、それでも中国の極超音速兵器の技術の前進を見て、アメリカの諜報部門がかなり衝撃を受けた様です。

この報道が出た後、世界中の軍事研究家がこの事に注目をしました。このミサイルは核兵器も積めるミサイルになります。ロケットで打ち上げて、地球を周回する軌道に投入し、攻撃目標が近づいたら、大気圏内に再突入させて、飛行機の様に細かく経路を変え乍飛行します。

弾道ミサイルと違って、軌道の予測が難しい上、丸い地球に沿う様に超低空を飛ぶ為、弾道ミサイルを監視する地上レーダーでの探知は、接近直前迄難しくて、アメリカが構築しているミサイル防衛網が機能しない可能性もあります。

又、アメリカのミサイル防衛網は中国やロシア、北朝鮮のミサイルが北極圏経由で飛んでくると想定した配備になっていますので、この新型の兵器が南回りで攻撃すれば、アメリカのミサイル防衛網が対応出来ない可能性が更に高まります。

中国はこの件を否定しています。10月18日中国外交部の戦狼スピーカーは、これは宇宙船等の定例の実験で、再利用の技術を検証する為のモノであると、それはミサイルの実験である事を否定しました。

グローバルタイムズ環球時報はこの件について社説を出して、

「もしこの報道が本当なら、中国の核抑止力が強くなって、アメリカの中国に対する優位性を持っている自信は挫ける事になる。しかし中国がこの様なトップクラスの国防機密情報を公開しない限り、今の報道は全部ただの予測である。

でも、中国の軍事力とアメリカの軍事力の差が縮小して、中国が特定の分野でアメリカを超える能力を持つ勢いは誰も止める事が出来ない。

中国はアメリカの軍事主導地位に挑戦する意欲がない。アメリカは心配する必要がない。中国は軍事開発・建設の焦点を台湾海峡と南シナ海に合わせる。中国とアメリカの戦略バランスは軍備競争ではなく、信頼に基いて構築されるべき」と言いました。

簡単にいうと、これは本当かどうか分からないが、解放軍の実力はアメリカ軍の実力に追いつこうとしている事を言って、でも、中国は挑戦しないから、アメリカは安心しなさいと最後に慰めました。

アメリカの国防長官は「中国の先進武器の発展を注視している」と言って、この件について具体的なコメントを出していません。

中国はFTの報道を否定して、アメリカの国防省も具体的なコメントをだしていないから、今の所、この事が本当かどうかは分かりません。

でも、いつもロケットを発射する場合、公開している中国が、今回の発射を隠した事から、何かをやっている可能性が高い事が分かりますし、彼らが本当に実験していても、研究段階では公表しない可能性が高いです。

今回、皆さんに紹介したこの2つの話から、今、中国が軍事面でアメリカに追いつく為に必死に技術の開発を行っている事が分かります。

アメリカの技術力は確かに高いですが、しかし今の米軍内部では、ポリコレを重視する教育をして、ワクチン強制注射等の問題で、かなり揉めています。

バイデン政権の中国と対立する決心が弱いだけではなく、バイデン政権の政策で米軍の戦闘力が低下する可能性もありますので、中共はこの機会をシッカリ掴むために、あらゆる手段を使っていくのは間違いないと思います。

これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。又、このチャンネルを応援して頂ける方は、是非、メンバーシップもご検討下さい。では、又、次回、お会いしましょう。HaranoTimesがお届けしました。

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中国が極超音速核ミサイル実験、地球を周回して再攻撃可能?「外国メディアがあおり立てる」と中国メディア
Record China 2021年10月19日(火) 6時20分
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2021年10月17日、観察者網は「中国が極超音速核ミサイル試験を行ったと海外メディアがあおり立てている」と報じた。

記事は、英紙フィナンシャル・タイムズ電子版が16日、中国で8月に極超音速兵器の発射実験が行われたと報じたことを紹介。報道では、この兵器が核兵器を搭載可能な飛行体であり、ロケットで打ち上げられてまず地球を周回する軌道に入り、その後大気圏に再突入して極超音速滑空し、攻撃部分を標的に向けて着弾させると説明されたことを伝えた。

また、同紙がこの兵器について、既存のミサイル防御体系を突破する可能性を持っていると評した上で、米情報機関から説明を受けた関係者が「中国が極超音速兵器開発で驚くほどの進歩を遂げていることが明らかになった。米国の認識のはるか先を行っている」と語ったことを紹介し、「なぜ米国はいつも中国の軍事的な近代化を見くびっているのか、という問題が浮き彫りになった」と報じたことを伝えている。

その上で、中国のある軍事評論家が「これは軌道上極超音速兵器であり、理論上は確かに既存のミサイル迎撃システム、警戒システムを突破する非常に高い効果を持っている。しかし、この兵器の構造、搭載ミサイルの形式には制約があるため、一般の弾道ミサイルの弾頭に比べて搭載可能な容積は少ない。核兵器を搭載した場合、多くの量を搭載できない上、攻撃にかかる時間が長く、効率も低いため、実戦での効果は期待できない」と解説したことを紹介した。

また、宇宙航空の専門家も「この飛行体はむしろ、新しい航空機の構造や設計の探求、空力熱力学モデルの構築、データ収集といったその他の宇宙航空分野で極めて高い効果を生むものだ」と説明したとしている。(翻訳・編集/川尻)


中国 「極超音速兵器」実験か 官房長官が懸念(2021年10月18日)

テレ東BIZ


中国が、核弾頭を搭載できる極超音速兵器の発射実験を8月に行ったとイギリスのフィナンシャル・タイムズが、報じたことについて、松野官房長官はきょう、「わが国を含む地域と国際社会の安全保障上、強い懸念となっている」と非難しました。一方、中国外務省は「ミサイルではなく、宇宙船の再利用技術を検証する日常的な試験だ」と報道を否定しています。

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1年前の段階で極超音速兵器(大気圏内[地表から100キロ以内]を飛行する兵器)には空力加熱から機体を保護する熱防御技術や超音速の気流を燃焼させるスクラムジェットエンジンの開発などの課題があると言われていたが、それがクリアされたという事である。

この開発でリードしているのは、米・ロ・中で、それに続くのが豪、印、仏、独、日本であるとされていたが、中国が一歩抜きん出たのであろうか。

十年以上前2010年4月にファルコン「HTV-2」の飛行テストに成功し、極超音速兵器の開発でロシア・中国を凌駕していたアメリカであったが、最近でこそ考えを改めた様だが、それ迄、極超音速兵器の取得を目指さしていなかったのが裏目に出たかもしれない。
音速の20倍時代に突入、極超音速兵器開発の全貌11月19日(木)JBprssの記事より)



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