言い逃れのしようがない証拠が流出◆プー主席の将来は「風前の灯火」
上は有益動画文字起こしブログの写真、下はBBCニュース”ウイグル弾圧、習主席らの関与示す「新疆文書」が流出”の写真を借用しております。
リークされた中共の機密書類、
ウイグルジェノサイドを始めた張本人は習近平、
人口コントロール、民族の比率を調整、広範囲な逮捕など
ウイグルジェノサイドを始めた張本人は習近平、
人口コントロール、民族の比率を調整、広範囲な逮捕など
Harano Times 2021/12/01
皆さん、こんにちは。イギリスのメディア、ガーディアンが中国からリークされた秘密文書の内容を報道しました。
その秘密文書はウイグルでのジェノサイドの起点となった物と見られていて、その文書はウイグルでの人口管理、広範囲の逮捕とウイグル人に対する処罰に関する内容が記載されていて、その責任者は習近平である事を示しています。
今回公開された秘密文書は中国共産党がウイグルのウイグル人又は他の少数民族に対する取り締まりを2014年の習近平の発言に直接結びつける物で、今迄、その秘密文書が公開された事がありませんでした。
2014年4月、習近平が中国で3回発言をして、それらの発言では。安全保障問題、人口管理、ウイグル人を処罰する必要性について研究しました。又、それらの内容に関する書類に最高機密のマークが付けられていました。
この資料は今年の9月にデジタル形式で、今、イギリスにあるウイグル法廷(ウイグル裁判所)にリークされ、中身の確認等を行った後、今回、公開されました。
因みにこのウイグル法廷(ウイグル裁判所)というのは、亡命ウイグル人組織、世界ウイグル会議の要求に応じて設置されたモノで、どの国の政府の傘下にもありません。
彼らの紹介に依ると、中国が国連の常任理事国になりますので、ウイグルで起きているジェノサイドの事を国連主導の国際社会が設置した法廷に持ち込んで、裁くのは現実的に不可能な状態になりますので、イギリスでウイグル法廷というモノを設置して、独立した民衆法廷という形になった様です。
ウイグル法廷は今迄数回公聴会を開いて、強制収容所の生還者、家族が被害にあったウイグル人、外国専門家、元警察官の中国人等から聞き取り、「公聴会を行った事があります。
勿論、この法廷は特定の政府の傘下にある組織ではないので、この法廷で結論を出しても、犯罪者を裁く暴力機関を動かす事が出来ません。この組織の1番大きな役割は、国際社会でウイグルの問題の注目度を上げて、今起きている事をもっと多くの人に知ってもらう事です。
勿論、将来、共産党の責任を問う時に、この様な公聴会で集まった資料はとても有力な証拠にもなる筈です。
又、今回、情報源の安全を守る為に、その機密文書の全部の内容が公開されたワケではなく、いくつかの文書からの写し、長い引用、要約、分析が公開されています。
それでも50頁を超える英語の内容になります。リンクを説明欄に入れておきますので、ご興味がある方は、ご確認下さい。(ここでは太字部分)
元の機密文書はワシントンのジョージタウン大学の2名の教授によってレビューされています。
その最高機密である中国共産党の内部資料が、ウイグル法廷にリークされた後、ドイツの学者アドリアン・センツもその機密文書の中身を確認しました。彼はウイグルにある強制収容所とウイグル人に対するジェノサイドの研究で知られているドイツ人の人類学者です。
ウイグルの問題以外に、チベットの問題も研究しています。彼がその機密文書を確認した後に、2014年の中国指導部の要求とその後、ウイグルで起きた事との間に複数の関連性がある為、とても重要な文書であると話をしています。
例えば、強制収容所再教育キャンプでの拘束、強制労働、ウイグルに居る漢民族の人口比率を増やす等の事は、今回公開された機密文書の内容と関連性があると言っています。
又、彼らはこの文書から、中国共産党は自分のウイグルにある支配権を守るという特定の目的で、文化的ジェノサイドを行うという指導者の長期的な意図が分かると主張しています。
習近平は2014年の話の中で、中国の一帯一路を進める為に、中国国内の安全環境を守らないといけない。もし南卿つまりウイグルの南の方の情勢がコントロールされないと、全ての中国の安全と中国の21世紀の重要な目標を達成する事が非常に難しくなると言いました。
ここで言う、ウイグルの南の方は、ウイグルとキルギスタン、タジキスタン、アフガニスタン、パキスタンとの国境が繋がっているエリアになります。このエリアにカシュガル、ホータン等の都市があります。
このエリアに観光に行った事がある方なら分かると思いますが、このエリアはウイグルの中でも最もウイグル人が住んでいるエリアです。
習近平がこの話をする2週間前に、2014年3月1日、中国の雲南省、昆明駅で起きた無差別殺人事件の責任者を全力を尽くして裁く様にと指示をしました。
2014年3月1日中国の雲南省昆明駅で刃物を持った集団が通行人を無差別に攻撃しました。結果、数十人の死亡と、百人以上が怪我をしました。攻撃を行った人の内、4名が現場で射殺され、1人が怪我で拘束されました。その後、逃亡の3名を逮捕しました。
翌日、当局は現場に残された証拠からテロ攻撃はウイグルの独立勢力である事が判明と断定しました。
無差別殺人攻撃は許される事ではありません。しかし、この事に対して、中国国内と海外の説明に違いがあります。
一部のメディアでは、その攻撃事件は、江沢民派が習近平の邪魔をする為に計画された事だと言っています。中共の情報封鎖でその全貌が見えていません。
習近平は発言の中で、新疆ウイグル自治区の暴力的なテロ活動が中国の他の地域に拡がるのを防ぐ為に全面的な闘いを始める事を要求し、新疆ウイグル自治区全体、更には、全国の安定は新疆ウイグル自治区南部に依存していると主張し、時間を獲得する為に、壊滅的な打撃をすると言いました。
ここで、時間を獲得する為という言い方について、具体的な説明がありませんが、中国の一帯一路という21世紀の重要な目標を達成する為の時間を確保する為だと思います。
彼は、宗教過激派は殺人悪魔で、過激主義は強力な幻覚剤と言って、逮捕と釈放の方法ではなく、教育による改革を求めました。
ここで言う教育による改革は、今問題になっている強制収容所再教育キャンプについて言及した事になります。
過激派が犯罪を犯した時、シッカリと法律に基いて、処罰をすべきだと思っています。しかし中共の前では、法律に基いて―というのが通用しませんので、結局、過激派に対する行動という名目で、1つ又は複数の民族の大多数をターゲットにしてしまいます。
それで他の機密文書で、ウイグルの共産党委員会書記、陳全国は、自ら幹部に「拘束すべき人を全部拘束する。ウイグルにある再教育施設は長期に渡って揺ぎ無く運営されるべきである」と言いました。これは習近平の指示を具体化して実施した事になります。
又、習近平はある話で、人口比率と人口安全保障は長期的な安全と安定の為の重要な基盤であると主張しました。
この話は2020年7月に新疆ウイグル自治区の幹部によって引用され、ウイグル南部の漢民族の割合は低過ぎるという主張をする根拠にもなりました。
一部の資料で、民族人口の分布に於ける深刻な不均衡と深刻な単一民族の人口構造、つまり、ウイグル人が集中している事を問題視しました。
ウイグルにウイグル人が集中して住んでいる事が…変な話、日本に日本人が多すぎる事は深刻な問題であると言っているのと同じです。
この所謂「問題」を解決する為に、中共は2022年迄、30万人の漢民族を準軍事組織である新疆建設兵団が管理する新疆南部の地域に移す事を決めて、この地域の漢民族の人口シェアを増やそうとしました。
最近のウイグルの状況を色々見ていると、ウイグル南部の漢民族の数は確かに増えています。中共がこの前まで実施してきた一人っ子政策の中で、所謂少数民族は子供を2人迄産んでも良いと決めていました。
しかし漢民族のシェアを上げる為に、習近平は全ての民族が平等にという理由で、ウイグル南部の少数民族も1人しか産めない様にしました。
今は中国全体で、一人っ子政策が事実上廃止になっていますが、ウイグルでは、ウイグル人女性が、強制不妊手術を受けている話が沢山出ています。漢民族の数を増やすと同時に、ウイグル族の人口を減らす事によって、所謂「民族の割合を調整」しています。
今回リークされた政府の報告によると、2017年2月、強制収容キャンプを始める僅か数週間前に、ウイグルの各地方政府で、毎週少なくとも2時間、習近平のそれらの話を勉強するスケジュールが組まれていました。
中国で習近平又は他のトップの話を研究する勉強会が頻繁に行われますので、勉強会はこのウイグルの事に限られた話ではありません。でも、その様な勉強会は、成果を出す為に、その話の内容を更に大きくしてしまう効果がありますので、習近平の話と共産党のこの様な体制が相まって、ウイグルの人道危機を深刻化したと考えられます。
これが今回リークされた内容のホンの一部です。元の資料を確認すると、もっと沢山の内容が入っていますので、英語になりますが、ご興味のある方はご確認下さい。
この様な滅多に流出しない中国の機密文書は、中共の犯罪証拠になります。
実は約2年位前に、似ている資料がリークされましたが、今回は、又、新しい内容が入っていました。この様な資料がリークされる事に依って、何故ウイグルでジェノサイドが起きているのか? 又、今、ジェノサイドが起きている事が本当である事の証拠にもなります。
機密文書の時間と実際にウイグルで問題が起きているタイミングも合っています。では何故、今この様な文書が公開されるのでしょうか?今回の書類が実際にリークされたのは9月です。
中共内部でかなり激しく権力闘争をしていた時期です。中共の権力闘争は党内又は、中国国内に収まる事なく、いつも海外を巻き込みます。
闘争が激化すると、海外経由で敵にプレッシャーを与える事が多いです。今回の内容は、習近平の反対勢力が習近平にプレッシャーを与える為にリークした可能性が高いです。
だから、このウイグルで起きている事の責任は習近平である事を証明する内容が公開されています。この様な党内闘争で、秘密文書がリークされる事は、国際社会に中国共産党がやっている事を見せる良い機会にもなります。
習近平が来年再選される可能性が高いですが、未だ確定ではありませんので、これからも内部闘争が継続し、我々が普段知る事が出来ないモノが流出する可能性が高いです。
これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。又、このチャンネルを応援して頂ける方は、是非、メンバーシップもご検討下さい。では、又、次回、お会いしましょう。HaranoTimesがお届けしました。
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