あれって潜水艦でマウンティングしてた? 台湾は潜水艦の国産化を着々と◆世界に拡散されたらしい我らが安倍ちゃんのスピーチ
中共は激怒すらできない!?
少なくとも7ヶ国が裏で、台湾の国産潜水艦の製造を支援していた!
米軍が台湾海峡で浮上する中国原潜の動きを把握していた?
少なくとも7ヶ国が裏で、台湾の国産潜水艦の製造を支援していた!
米軍が台湾海峡で浮上する中国原潜の動きを把握していた?
Harano Times 2021/12/03
皆さん、こんにちは。この前、アメリカの潜水艦の専門家であるサットンは、11月29日に撮影された衛星画像を公開しました。その写真に写っているのは台湾海峡の海面上を通過している潜水艦の様な物体です。
彼の衛星画像に対する分析によると、この潜水艦は中国の094型の戦略原子力潜水艦だそうです。つまりこの中国の原子力潜水艦は水面上に出て航海した事になります。
又、その付近にコルベットも居て、一緒に南から北に渡って、台湾海峡を通りました。094型は中国の第一世代の原子力弾道ミサイル潜水艦です。解放軍が2008年からそれを使い始めていると言われています。
2015年米軍はこの094型の原子力弾道ミサイル潜水艦が正式に利用されていることを公開し、解放軍はこの潜水艦を利用して、アメリカ本土に対する核攻撃が出来ると言いました。
この様な原子力潜水艦は戦略潜水艦になりますので、長期間水面下にいて、万が一、敵対国から攻撃された時、いつでも海底から相手を攻撃出来るようにします。
戦略潜水艦の話について、以前の動画でも話をした事がありますので、ここで割愛します。
つまり、この様な潜水艦は海底に隠れないといけないんですが、今回は珍しく浮上しました。では、何故、この潜水艦は台湾海峡で浮上したのか。それに幾つかの可能性があります。
1つは自分たちの原子力潜水艦が台湾海峡で活動している事をアピールする為です。
もう1つは、仕方なく浮上した事になります。潜水艦が壊れて、仕方なく浮上するか、そのエリアの海底の地形を把握していないので、事故を避ける為に浮上した可能性があります。
今はこの件についてそこまで詳しい報道が無いので、その理由について何とも言えません。
それと同時に北京大学の海洋研究員が公開した写真によると、米軍のポセイドンと言われているP8A対潜哨戒機は、同じく11月29日に日本の基地から出発し、先ず、台湾の南の方に行ってから、南から北方面に向かって飛行しました。
今回のこの対潜哨戒機の動きは、いつも決まっているルーティン的な行動ではありません。わざと台湾の南の方に行って、そこを起点に南から北に進んで飛行しました。
先程紹介しました中国の原子力潜水艦も台湾海峡を南から北へ向かって通過しました。つまり、この潜水艦の動きと、アメリカの対潜哨戒機の動きに何かの関連性があります。
今公開されている情報によりますと、その潜水艦は北京時間10時51分に浮上しました。アメリカの対潜哨戒機は北京時間11時50分辺りに台湾の南方面迄行って、12時40分位に台湾海峡を通過しました。
この時間を見ると、潜水艦が台湾海峡を通過した時間とアメリカの潜水艦の調査を行う専門の対潜哨戒機が同じ海域を通過した時間が被ります。
つまりアメリカの対潜哨戒機が突然台湾海峡に入ったその目的は、この094型の原子力潜水艦を監視する為です。
又、今、もう1点注目されているポイントは、潜水艦は10時50分に浮上しまして、アメリカの対潜哨戒機は、11時50分辺りに台湾の南の方に行きました。その間の差は1時間だけです。
アメリカの対潜哨戒機が沖縄にある嘉手納飛行場から台湾の南の方に行きました。もし、潜水艦が浮上した後、米軍の衛星がその情報をキャッチして、沖縄の軍事基地に命令を出して、米軍が飛行の準備等を整えた後に、公海の上空を飛んで、約1千キロメートル離れている台湾の南の方に回る事を考えると、1時間では絶対に足りません。
この状況から、中国の原子力潜水艦が浮上する前に、アメリカは既に、その潜水艦の動きを掴んでいて、事前にアメリカの対潜哨戒機を台湾海峡に送った筈だと思われています。
今迄中共はこの094型の潜水艦はとても静かで、太平洋のブラックホールと言っていました。でも今回の事から、米軍は中国の戦略潜水艦の動きを把握出来る様になった可能性が高い事が分かります。
今回、中国の原子力潜水艦が浮上して移動した事を見て、前回ニュースになっていた米軍の原子力潜水艦が衝突事故にあった事を繋いで考えて、この中国の原子力潜水艦と衝突したのではないかと予測する人もいます。
その可能性は低いです。何故なら、今公開されている米軍の潜水艦がダメージを受けた部分は潜水艦の下の方になります。もし中国の原子力潜水艦と米軍の潜水艦が衝突したなら、中国の潜水艦の上の方がダメージを受けます。
もし本当にアメリカと中国の原子力潜水艦が衝突したなら、中国の潜水艦はそれを隠蔽する為に、水面上に出て来ない可能性が高いです。もし、潜水艦の上がダメージを受けた侭浮上すると、直ぐに衝突した事がバレてしまいます。
勿論、ダメージを受けたから、仕方なく浮上した可能性もありますが、もし、浮上しないといけない位大きなダメージを受けたなら、とっくに衝突した時点で浮上した筈で、今迄海底に隠れる事が出来ません。
今、米軍が公開した情報では、当時潜水艦は道の海山と衝突したそうです。潜水艦がダメージを受けた場所と程度から、海山と衝突した可能性が高いと思います。
潜水艦が頻繁に通る場所なら、この様な衝突が起きる可能性が低いです。つまり彼らは当時、普段あんまり通らない所の探索をしていた可能性が高いです。
アメリカの原子力潜水艦が南シナ海で活動している事と、今回、アメリカの対潜哨戒機が中国の原子力潜水艦を目標にして台湾海峡に行った事から、米軍の南シナ海で中国の原子力潜水艦を探す活動に成果があったと思っても良いかもしれません。
潜水艦の1番大きな脅威は「隠蔽性」です。もし潜水艦の位置が把握されて、敵国に追跡されてしまうと、その脅威が一瞬で消えてしまうと言っても過言ではありません。
ですので、今回の情報を纏めて考えると、米軍は南シナ海、又は台湾海峡辺りで、中国の原子力潜水艦の動きを常に監視している可能性が高い事が分かります。
潜水艦と言えば、最近、日本ではあんまり報道されていない潜水艦のニュースがあります。中国の原子力潜水艦が台湾海峡で浮上した翌日に、ロイターは今少なくとも6ヶ国が台湾の潜水艦の製造に協力している事を報道しました。
台湾の国営造船会社CSBCは2025年迄に8隻の潜水艦を製造する事を計画して、台湾の潜水艦国産化を目指していました。勿論中国は台湾がこの様な事をするのを許す筈がありません。
中国の台湾での情報力を考えると、この様な事をとっくに前から知っていた筈で、その計画の邪魔をしていた筈です。しかし、それでも台湾は今、少なくともイギリス、オーストラリア、韓国、インド、スペイン、カナダからエンジニア、技術者、元海軍士官まで雇用する事が出来ました。
又、これらの国は潜水艦を製造する為に必要な部品等を台湾に輸出する承認を出しました。今、台湾は少なくともこれらの国から技術・部品・人材等を調達する事が出来ましたので、台湾の国防省は、「国産潜水艦を作る為の困難をクリアする事が出来たので、開発は計画通りに進んでいる」と言いました。
中国の原子力潜水艦が台湾海峡で浮上した事は、この計画に対するプレッシャーかどうかは分かりませんが、「中国の潜水艦が台湾海峡で浮上した後に、直ぐ、このニュースが出た事から、この報道は、中国の潜水艦が台湾海峡を通った事に対するある種の対応と思っても良いと思います。
この計画をメディアで公開した事から、台湾の国産潜水艦の計画は中国共産党が止める事が出来ない所まできている事がわかります。
もし台湾の国産潜水艦が正式に起用されると、台湾の軍力が一段と上がって、台湾海峡の情勢が直ぐに変わってしまいます。
中国共産党が台湾を攻撃して、台湾の政権を取る事を実現しようと思えば必ず海を渡って台湾に行かないといけません。でも、彼らが海を渡って、台湾を攻撃する時、海底からも攻撃される事を警戒しないといけなければ、台湾への上陸作戦が非常に難しくなってしまいます。
今この時点でこの情報が公開された事から、台湾の潜水艦製造計画が順調に進んでいる事が分かるだけではなく、今迄中国共産党を忖度していた国がオープンに台湾を支持する立場に変わっている事が分かります。
台湾海峡の危機は最近よくトピックになっています。私はこのチャンネルで何回か、私個人の意見を言った事があります。それは中国共産党は簡単に台湾を武力で攻撃しません。何故なら、中国共産党にその実力が無いので、彼らが戦争を始める事は直接中国共産党の崩壊に繋がります。
しかし、習近平が自分の権力を守る為、又は、共産党の存続を守る為に、台湾を攻撃しないといけないと間違えた判断をした場合は、独裁者の権力を使って、台湾を攻撃する可能性があります。
これは私が今考えられる中国共産党が台湾を攻撃する唯一の理由です。それ以外の全ての事は、彼らが中国国内、国際社会向けのアピールに過ぎません。
最近、もう1点、怪しいと思っているポイントがあります。習近平が11月に中国中央委員会第6回会議で、歴史決議を通して、彼が期待した程ではありませんが、自分の地位をある程度固める事が出来たと思われています。
しかし、その会議が終わった後、中国共産党内部での権力闘争が、まだまだ継続しています。
それ以外、もっともおかしいポイントの1つは、中国人民解放軍の代表的な人物から、習近平を支持する事を匂わすメッセージが未だ出ていません。逆にこの前、中国人民解放軍関連のメディアから、軍の主導権を戦場に近い人にもたらすべき的なメッセージを出す記事が発表されました。
この状況から、習近平が今本当に人民解放軍を完全にコントロールしているのかという疑問が生まれます。この状況で習近平が安心して人民解放軍を動かすことが出来ません。
習近平が戦争をしようと思えば、必ず軍の指揮権を現場の人民解放軍の上層部に渡さないといけません。
台湾海峡で戦争を起こすと、中国共産党が大きい確率で負けます。仮にその戦争で勝利した場合、その戦争を指揮した人民解放軍の上層部の地位が上がって、習近平の権力を弱くしてしまいますし、その侭、習近平の権力を奪ってしまう可能性がすら有ります。
中国共産党の権力譲渡は、無法地帯にありますので、この様な事は十分有り得ますし、ズッと権力闘争してきた習近平は、それをよく知っています。
だから習近平は自分が解放軍を完全にコントロールしている事を確認しなければ、簡単に戦争を起こす事が出来ません。戦争を起こしても、根っこから腐敗している解放軍の戦闘力で複数国の軍隊と戦って、勝てる筈がありません。
勿論、私がYoutubeで台湾は攻撃されませんという話をしても問題ないんですが、でもシッカリと国を守る国防の事を考えてる軍隊や政治家は、台湾は攻撃されないと安心してはいけません。
彼らの仕事は性悪説に基いて、シッカリと準備をする事です。もし、彼らが私の様な話をしていると、直ぐにでもクビにしないといけません。だから台湾の国防部門、又は台湾に近い日本の国防部門、政治家たちは常に中国共産党の攻撃を警告して、準備をしないといけません。
最近、安倍元首相は「台湾有事は日本有事」という発言をして、習近平を名指しで「間違えた判断をしない様に」と警告をしました。彼のこの発言は、今、世界中で大きなニュースになっています。
今の日本政府の一員ではないにしても、安倍元首相の日本政治界での地位を考えると、それは日本の立場を代表している発言だと取られます。これは安倍元首相が初めて言った事ではなく、この前から、日本の要人がこの様な発言をしてきました。
でも、彼がこの様な発言をした事から、日本の立場がもっと固められたと見られています。これは国の国防をシッカリ考えている政治家が言うべき事で、起こすべきアクションです。
彼がこの様な発言をした事から、日本の政治界、自衛隊で、台湾海峡の動きを常に注視している勢力が居る事が分かります。その発言は、今、国際社会で出来上がりつつある、中国共産党の脅威に負けない―という流れと合っています。
アフガニスタンの事が起きた後、アメリカが本当に台湾を守るかという事がズッと議論されています。アメリカが最低でも自分の安全を守ろうと考えれば、台湾を守る必要があります。米軍には台湾を守る実力があります。
でも、1番大きな問題は、バイデン政権にその決心があるかどうかです。バイデンに中国共産党と戦う決心が無いにしても、今の国際社会やアメリカの国会の台湾をサポートする流れから考えると、この流れが大きければ大きい程、バイデン政権が自分の国際社会での地位を守る為にも、参戦しないといけない状況になると思います。
これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。又、このチャンネルを応援して頂ける方は、是非、メンバーシップもご検討下さい。では、又、次回、お会いしましょう。HaranoTimesがお届けしました。
キーノートスピーチ / インパクト・フォーラム

皆様、こんにちは。安倍晋三でございます。インパクトフォーラムを主宰し、
私をお呼び下さいました國策研究院陳○先生○○〇基金會当代の研究学会の全ての関係者の皆様、
中でも國策研究院〇〇長兼委員長の、○○○○博士に心よりの御礼を申し上げます。
お呼び下さいまして、ありがとうございました。
初めに日本と台湾を取り巻く環境を私はどう見ているか。そこをお話ししたいと思います。
次に中国に自制ある行動を促すには、どうすべきかをお話し致します。
日本として、この目的の為、何をしてきたか。
FOIPやQUADの事をご説明しまして、最後に今まさに生まれつつある幼子たちの為、
台湾よ美しくあれ、麗しくあれと願うことでお話を終えようと思っています。
さて、時代と地域に対し、私の認識を申しております。
日本と台湾がこれから直面する環境は緊張を孕んだモノとなるでしょう。
こんな時は、自由で開かれた民主主義の枠組みに
自分たちをシッカリと結びつける、その努力を続ける事が肝心です。
後程お話しします様に、私はこの同じ考えから
貿易や経済で、安全保障や外交で、日本の戦略空間を拡大しようと試みて参りました。
同じ考えによりまして、私は台湾のTPP参加を支持致します。
ルールに基く国際秩序を維持し、強くしていく上で、TPPの果たす役割は重要です。
台湾にはその参加資格が十二分に備わっている―私はそう思います。
又、医療・保険・気候変動、或いは航空・通信・刑事犯罪・予防
といった分野はあらゆる政府にとって、生き死にに関わる重大な関心対象です。
だと言いますのに、国際条理に於けるこれら問題に対する発言権は
何1つ台湾に認められておりません。
本年2021年は台湾がこの様な状態になってから丁度50年を数えた年でありました。
皆様、半世紀の長きに渡って、よくも自認自重耐えてこれれたと思います。
WHOのオブザーバー資格等可能な分野から
台湾は相応しい発言権を手にしていくべきである―私はその様に考え、
実践に向け、支援を惜しまないつもりです。
米国や欧州各国にも協力してもらわなくてはなりません。
さて、中国は軍事費の増大を続けてやみません。
これまで30年の間に中国の軍事費は42倍になりました。
日本の防衛予算に対し、今や4倍の規模にのぼります。
2049年に北京は政権樹立以来百周年を祝います。
それまで30年近く、この間に経済や軍事費が年率7%近く伸びたと致します。
そうなると経済も軍事費も今の8倍になる。
この先1世代に当たる30年こそは、東アジアの…いいえ世界の歴史にとって、
最も重要で、危機に満ちた時代となります。
私たちに対する中国のアクションは技術的に高度になり、複雑になる。
それは平時と戦時の境目を益々曖昧なモノとするでしょう。
ドメインは宇宙空間に、サイバー空間に拡がり、
私たちが持つ社会インフラは常に危険に晒されると思っておく必要があります。
台湾の周辺には…と言いますと、これは尖閣諸島、先島、与那国島等、日本の領土領海には
…と言っても同じ事ですが、空から、海上、海中から
中国はあらゆる種類の軍事的挑発を続けていく事も予測しておかなくてはなりません。
では日本と台湾はどうすべきでしょうか?
台湾が取るべき政策に関して何かを言うつもりはありません。
此処では1点、自由と民主主義、人権と法支配という普遍的価値の旗を高く掲げて、
世界中の人からよく見える様、その旗をはためかせる必要があるとだけ申し上げます。
日本と台湾、共に務めましょう。
民主主義は人の心の自発的なコミットメントを求める制度です。
上から権力づくで強制するモノではありません。
民主主義はだから強い。私はそう考えます。
次に中国にどう自制を求めるべきか―そこをお話致します。
私は総理大臣として、習近平主席に会う度ごとに、
「尖閣諸島を防衛する日本の意志を見誤らない様に」と言いました。
「その意志は確固たるモノである」と明確に伝えました。
尖閣諸島や先島、与那国島等は台湾からモノの百キロ程度しか離れていません。
台湾への武力侵攻は、地理的・空間的に
必ず日本の国土に対する重大な危険を引き起こさずにはいません。
台湾有事、それは日本有事です。即ち、日米同盟の有事でもあります。
この点の認識を北京の人々は、取り分け習近平主席は断じて見誤るべきではありません。
世界中の人々にも、今一度、この地域、海域の地図をとくと眺め、
今私が言いました所を十分お分かり頂きたいと思っています。
世界の歴史は「戦争がいつ、どんな時に起こるか」教えてくれます。
自分の都合に合わせて、
相手の意志を軽視したり、誤解したりしますと、
軍事的冒険に対するハードルが下がります。
そうなるのを防ぐ為、私たちは自分自身の能力を高め、
確固たる意志を示していく必要があります。
それと共に、日本と台湾、そして民主主義を奉じる全ての国々は、
習近平主席と中国共産党のリーダーたちに繰り返し
「誤った道に踏み込むな」と訴え続ける必要があるんだと思います。
軍事的冒険は経済的自殺への道でもある。中国は確かに巨大です。
でも、世界の経済に深い関係を持っていますから、
台湾に軍事的冒険を仕掛けた場合、
世界経済に重大な影響を及ぼさずにはいません。
即ち、中国は深手を負う事になるのであります。
私たちは経済力・軍事力を充実させ、力に於いて決意を示し続けると同時に、
理性の言語で、中国に
「自国の国益を第一に考えるなら、両岸関係には平和しかない」という事を
繰り返し説いていかなければならないと思います。
私は総理大臣としての在任期間中、1つには日本の戦略的空間を拡げる為に、
そして今1つには、中国に自制ある行動を促す為に、様々な策をとって参りました。
2012年の暮れに2度目に総理大臣となった時、
日本は自分自身の防衛力をシッカリ上げなくてはならないと決意しました。
それ迄の十年間日本はズッと防衛費を削減していた。
これを反転させて、毎年防衛費を増やし、今日に至ります。
最新鋭のF35戦闘機を147機導入すると決め、配備が決まっています。
スタンドオフミサイルを導入し、或いは開発する一方、
與邦国島、宮古島には既に陸上自衛隊が駐屯地を置いて、
絶対に譲らない決意を示しています。
この様に、自国を守る努力を続けてこそ、日米同盟が力を持ちます。
私は政的手法を相当に駆使したところでありますが、
日本の存立に関わる場合、日本と米国は集団的自衛権を発動出来る様にしました。
又、平時から米軍の飛行機や艦船は自衛隊が守れる様に変えました。
当たり前の事が出来る様にした。
その実施件数は対外的に公表しています。年々着実に増えています。
日米の共同演習は20年前20回だったのが、昨年2020年には49回に増えました。
これらを踏まえて、私は米国の議会で演説をした時、
『日米同盟とは希望の同盟』だと言ったワケです。
未来の世界、地域に平和と安全と人々の穏やかな暮らしをもらたす基盤こそ日米同盟である。
だから『希望の同盟だ』と主張を致しました。
日米が大きな基軸をなす一方、
私はインド太平洋という新しいコンセプトを打ち出して
…これは米国・豪州・インド等、世界中の色々な国が使う様になる…、使う様になりました。
ここに掛かる民主主義のネットワーク、それがQUADです。
米国は政権が変わっても、私の打ち出した構想を引き続き採用してくれている。
そればかりか、主導レベルに押し上げてくれた事を私は高く評価しています。
これらは全てインド太平洋に
第1に航行の自由や法の支配、基本的価値の普及と定着を図りつつ、
第2に質の高いインフラ整備を通じて連結性を高め、経済的繁栄を追求すると共に、
第3には海洋法執行能力の向上支援等を含む平和と安全の為の協力を、志を同じくし、
価値観を共にする国々・人々と手を携えて進めていこうとするモノであります。
そして普遍的価値を重視する私たちにとって、台湾こそはキーストーンである。
その事を強調したいと思います。
「皆様、一度目を閉じて、真っ暗な状態、暗闇を思ってください。
その状態を取り除くのに、マシンガンは無力だ」
と、私が尊敬するインドのモディ首相は嘗て言った事があります。
「1本の蝋燭があれば良い。そこに火を灯す。キャンドルの灯り、
それが民主主義だ」モディ首相はそう続けました。
台湾の民主化は25年の歳月を経ていました。人が大人になる年月です。
世界は台湾の民主主義に於ける成熟を知る必要がある。
経済力ではポーランドやスェーデンに勝り、人口ではオランダよりも6百万人多い。
メルカトル図法に従って台湾を緯度の高い地域へ持って行くと、
スコットランドやデンマークと台湾はだいたい同じ大きさだと分かります。
そんな台湾に根付いた民主主義を今から25年先…丁度生まれた赤子が大人になった時、
もっと強くなって確かなモノになったと言える様になっていたら、
素晴らしいではありませんか。
そうなる様、努める事は
日本を含む自由と人権と民主主義とそして法の支配を尊ぶ国々と
国際社会の共通の責務であります。
先ずはWHOへの参加等、台湾の国際的地位を一歩一歩向上させるお手伝いをしたい。
強い台湾、伸びる台湾、自由で、人々に人権を保証する台湾は日本の利益であります。
世界全体の利益でもあるのであります。
以上をもって私のキーノートと致します。ご清聴ありがとうございました。

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この記事へのコメント
この度、2/14の8:00に配信する拙メルマガ「政治の本質」で御ブログを転載させて頂きました。
習近平は心理的にも軍事的にも台湾進攻しないと考えています。
エントリー名は
2022 世界情勢の予測 中国は台湾に侵攻出来ない(後編)
です。
今後とも宜しくお願いします。
https://www.mag2.com/m/0000288345