自国のファイヤーウォールが突破される恐怖からイーロンマスクのスターリンクに文句?

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イーロンマスクの衛星が軍事用に使われることを心配しているのか?
中共が国連で、スターリンクの衛星に苦情

Harano Times 2021/12/29




皆さん、こんにちは。昨日パリ協定に関する動画をアップしました。未だ見ていない方は是非御覧下さい。その動画にかなりコメントが来ましたので、皆さんのコメントを見て、とても勉強になりました。

地球温暖化に反対するコンテンツは、Youtubeで収益化出来ない様になっています。これはシャドウバン(?)ではなく、Googleが正式な声明まで出しています。バンされると収益化だけの問題ではなく、拡散にも制限が掛かりますので、せっかく作ったのに、あんまり見られない事になってしまいます。

だからAIが直ぐに発見出来ない様にする為に、サムネイルに斜線を入れるアイデアを採用しました。その本当の効果は分かりません。私たちが勝手に安心しているだけかもしれません。

今のところ制限を受けていませんので、拡散して頂ける方は、是非お願いします。地球温暖化について、以前もチャンネルで私の意見を言った事があります。私は専門家ではありませんので、地球温暖化について専門的な意見を言う事が出来ません。

確かに近年、地域によって、気候が異常になっている事を見る様になってきた感じがすると思います。しかしそれは気候温暖化なのか、もし気候温暖化なら、その理由は二酸化炭素なのか等の事は未だ科学業界でも論争は継続しています。

しかしこの状況で、片方が意見を言う事を制限する事は間違っていると思います。この世界に1つの声の存在しか認めない時、その声は絶対嘘です。では、今日の話に入ります。

中国が今月、国連宇宙部に提出した書類によると、スペースXのスターリンク計画の衛星は、今年7月と10月、中国の宇宙ステーションは衝突回避行動をとったそうです。

2度ともスペースXの衛星が宇宙ステーションの軌道に入ってきたと主張しています。この事が12月27日にネットで公開された後、中国のネット上でスペースXのトップ、イーロンマスクに対する批判が高まっています。

中国外交部の報道官は「アメリカは宇宙条約が定めている責任を果たしていない」と主張して、「アメリカは責任ある宇宙行動について語るが、実際には条約の下で、義務を無視している」と言いました。

又、「こうした異常接近で、中国人宇宙飛行士が危険に晒された」と指摘しました。このチャンネルでイーロンマスクのスターリンク計画について何回か話をした事があります。

スターリンクは多数の小型衛星を低軌道に展開して、高速インターネットサービスを提供する計画で、これまでに1千7百基以上の衛星を打ち上げました。今、合計4.2万基の衛星を打ち上げる事を計画しています。

その合計4万基を超える衛星で、地球の何処でもインターネットが繋がる様にすると考えています。

今、中国国内でイーロンマスクに対する批判がかなり強まっていますが、でも、それと同時に、本当にスターリンクの衛星が中国の宇宙ステーションに接近したのかという疑問もあります。

今、中国は国連で苦情を言っていますが、その証拠は未だ一般公開されていません。私は専門家ではないので、適格なコメントが出来ませんが、衛星の事について詳しい人の話によると、衛星には自分の規定の軌道があって、その軌道は最初から、お互い重ならない様に設定されていますので、普通は軌道から離れません。

私が調べた結果、中国の宇宙ステーションは地球から389.2km離れていまして、スターリンク衛星は地球から550km離れています。ざっくり言うと、スターリンクの衛星の軌道は宇宙ステーションの軌道より約200km高くなっています。

この様な距離が離れている衛星と宇宙ステーションが接近して、宇宙ステーションが回避しないといけない位の事は、そう簡単に起きない筈です。

又、中国が国連で文句を言うまでスペースX、又はアメリカからスターリンクの衛星に何か問題が起きたという報告がありませんでした。今もスペースXは正式な対応をしていません。

ですので、中国が今、苦情を言っている事は、そもそも本当に起きたのかと疑問に思う人も多いです。

そうなると中国は宇宙飛行士の命と安全を理由に苦情を言っている事に又違う裏があると考えられます。

中国は3つの点でスターリンクの事を心配しています。
1つ目は、中国のファイヤーウォールが突破される事。
2つ目は、宇宙開発で遅れを取る事。
3つ目は、スターリンクが軍事用途に使われる事です。

1点目のファイアウォール突破について、このチャンネルでは何回か話をした事があります。スターリンクは中国共産党にとって、厄介な存在です。スターリンクと地面にある設備との接続は地面にある基地局を通していませんので、中国人がその普通のその信号を拾う鍋の様な設備を使ってサービス料の支払いが出来れば、制限がかかっていないインターネットを使う事が出来ます。

それは中共にとって、非常にマズイ状況になります。この1~2年間で中国政府が農村エリアでよく使われてきたテレビのアンテナを制限して、自分が出した物しか使ってはいけない様にしています。

又、イーロンマスクが自分のスマホを打ち出す噂がズッと流れていて、早くて2022年に発売すると予測されています。もし、そのスマホを持っていると、スターリンクの信号を受信する事が出来るという事になると、中共の取り締まりが更に難しくなります。

テスラは中国で発売しているテスラの電気自動車にスターリンクと繋がる機能が付かない中国の電信会社の信号を使い、データも中国国内に残すと言っています。車は大きいから確認し易いです。しかし携帯は簡単に中国に持ち込む事が出来ます。

2点目の宇宙開発で遅れをとる心配について話をすると、宇宙開発で軌道の申請は先着ベースになっています。簡単に言うと、手続きに基いて申請して、規定期間内に使用実績が出来れば、その軌道を使い続ける事が出来ます。

でも、軌道には限りがあります。勿論、地球から離れる距離を調整して、違う高さで運営する方法もありますが、それでも技術には限界がありますので、使える軌道にも制限があります。

つまり、今誰が大量の衛星を打ち出して、シッカリ運営出来れば、誰かその軌道という限られた資源を獲得する事が出来ます。民間企業がやっている衛星サービスで考えると、マスクのスペースXに勝てる企業は存在しません。

中国政府も数年前から民間企業をこの領域で活躍させる様にと思って、星に綱と書いて「星綱(せいこう)計画」を始めました。スターリンクの対抗計画としてスターネット計画を打ち出した事になります。

これは中国の国営企業がメインとなる幾つかの企業が一緒になってやる計画になりますが、中共の体制は、人の想像力、自主性を殺す体制になりますので、近いうちにスターリンクと対抗出来るモノを作り上げる事は出来ない筈です。

出来ても、コスト面で考えると、回収出来る金額にならない筈です。ですので、この面で考えると、中国の焦りを感じます。だからこの様な文句を言う方法を使って、これからスターリンク、又は他の企業の申請の審査をより厳しくする様にとプレッシャーをかけているかもしれません。

3点目はスターリンクが軍事用に使われる事の心配をしている事です。中国国内でスターリンクは軍事用に使われる事をズッと懸念する人が多いです。

この計画が完成すると、スターリンクの4万基を超える衛星は、地球をカバーする事になります。かなり蜜なネットになると想像して下さい。

アメリカのGPSシステムを動かしているのは24基の衛星です。その数千倍の数があるスターリンクの衛星を軍事用として使えば、衛星の性能は違うにしても、その数の衛星の力を合わせると、米軍の通信能力を大幅に上げる事が出来ます。

最悪、戦争時に、もし中国がミサイルでアメリカの衛星を撃ち落とす事を考えてミサイルを撃った時、密度が高いスターリンクの衛星を使って、ミサイルとぶつかる様にする可能性もゼロではありません。

衛星には衝突物を回避する機能がついていますので、その機能があるという事は、ぶつけにもいける筈です。私は技術の専門家ではありませんので、この様な話はよく分かりませんが、可能性はゼロではないと思います。

アメリカが非常時に本当に軍事用途に使うかは何とも言えませんが、もし、私が中国の軍事専門家なら、私もその様に考えます。

これからスペースXが今のペースで衛星を打ち上げていけば、中国にとって、色んな意味で都合が悪い事になります。だから今、この様な話をして、スペースXとアメリカ政府に圧力をかけているかもしれません。

今回、中国の宇宙ステーションとスターリンクの衛星が衝突しそうになったのか、誰の間違いなのか等について、まだハッキリした回答がありません。でも、これからこの領域で、中国とアメリカの衝突が増えます。これは避けられない事です。

これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。又、このチャンネルを応援して頂ける方は、是非、メンバーシップもご検討下さい。では、又、次回、お会いしましょう。HaranoTimesがお届けしました。




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