波紋を呼ぶソロス発言やウクライナ事情をHaranoTimesさんが斬る

ウクライナ危機は世界大戦に繋がるのか?
ソロスが中共の権力闘争について話す、
習近平は権力闘争で負けると予測し、彼に代わる人が出ることに期待
ソロスが中共の権力闘争について話す、
習近平は権力闘争で負けると予測し、彼に代わる人が出ることに期待
皆さん、こんにちは。先日トランプラリーに参加した動画をアップしました。初めて、その様な動画をアップしましたが、皆さんから沢山のコメントを頂きました。本当に有難うございます。
その動画の最後に話をしたい内容があって、忘れていましたので、此処で補足をします。
その場でどんな人を見たかを、皆さんと共有したいと思います。その場に勿論、違う人種の人が居ただけではなく、ベビーカーを押して参加した家族、幼児を抱っこして演説を最後迄聞いたお母さん、若いカップル、補助器具に頼って辛うじて歩くお年寄りや、車椅子で参加する人も居ました。
この様な所からも、トランプ大統領が支持されている事が分かります。ラリーの現場の状況の一部が分かる動画になりますので、未だ見ていない方は是非ご覧下さい。
今日はジョージソロスが中国の政治闘争について話をした事と、ウクライナ危機について話をします。
昨日ソロスは習近平が今年再選されない可能性があると予測をしました。彼は現地時間月曜日、スタンフォード大学フーバー研究所が主宰したオンラインイベントで、中国共産党党内の強烈な反対により、習近平が自分を毛沢東と鄧小平と同じ地位迄持ち上げる事は永遠に起きないと言いました。
ソロスは習近平は共産党内の政敵の攻撃、不動産危機、効果がないワクチン、出生率の下落等自分にとって不利な状況で、権力の危機に直面する可能性があると判断しています。
彼は習近平の経済に対する管理、パンデミックの対策は、共産党内部での闘争を激化させているし、その為、トップの座から降ろされる可能性があると考えています。
又、彼は共産党内部での衝突は、あまりにも激化しており、習近平は、鄧小平思想を支持し民間企業が更に大きな機能を発揮すべきと考えている人に、攻撃されていると言いました。
ソロスは習近平が国家主席になった時、今窮地に落ちている不動産市場は中国の経済を牽引する最大のエンジンだったが、今は中国の経済発展の最大の足枷になっている。中国の今の経済モデルは継続出来るモノではない。
中国の地方政府の主要な収入は、ズッと値上がり続けた土地の使用権の販売である。しかし不動産価格の高騰で、多くの人が不動産を購入出来なくなり、不動産の価格に下落する傾向がある。
最も大きな負債を抱えている不動産会社である恒大集団は去年の12月、初めて債務不履行を起こしたと言いました。これらの事を踏まえて、ソロスは多くの不動産に投資した国民は習近平に反対すると予測しました。
ソロスは今の問題は習近平が必要な手段を使って、。信頼を立て直す事が出来るかどうかである。今の状況は習近平にとって楽観的ではない。おミクロンの感染が拡大した事は、中国の経済と習近平のパンデミック対策の大きな脅威になる。習近平はオミクロンの対応で失敗すると言いました。
最後にソロスは国内で強権ではなく、国外に対して平和的なリーダーが習近平に取り替わって欲しい。それは今の解放社会が直面している最大の脅威を失くす事になる。
彼らは、自分が出来る範囲で努力を尽くして中国をこれからも理想の方向に向けて発展させるべきと自分の期待を言いました。
2019年ソロスが習近平はこの世界での最も危険な人、解放社会の最も大きな敵と発言しました。
又、去年、ソロスは数回記事を発表して、中国の経済にこれから大きな問題が起きるので、投資を避けるべきと警告をしたり、習近平を批判したりしました。
当時、この件を皆さんに紹介した事がありますので、未だ覚えている方もいらっしゃると思います。
ソロスと言えば、ウォール街の大物投資家でアメリカで大きな影響力を持つ人物です。彼はアメリカの左翼勢力をサポートしている最も大きい資本家の1人になります。
左翼だから中国共産党を支持するワケではありません。過去の動画で、中国の暴力独裁に基くマルクス主義とアメリカの文化浸食に基くマルクス主義の違いについて話をした事があります。
ですので、ソロスが支持している左翼思想は、習近平が目指しているモノと違います。もっと厳しく言うと、共存出来るモノではありません。
今のウォール街を見ると、ソロスが代表となる「中国の経済がこれからダメになるので、早く手を引くべき、又は、慎重になるべきと考える派」とブラックロックの様な「これから逆に中国に対する投資を増やすべきと考えている派」が存在します。
違う投資会社が、同じ国に対して全く違う判断をしています。.彼らの将来の業績は、彼らの判断の結果になりますので、その検証がつきやすいです。
中国の権力闘争が激化する時、外部の世界を巻き込む事が多いです。今、習近平は共産党での独裁を目指して命を賭けて権力闘争をしているので、必ず海外の勢力を巻き込みます。
そこで彼らが巻き込む大きな勢力の1つはアメリカのウォール街です。ソロスの様な人は、一般の政治家や企業家よりも、中国から情報を仕入れている事が分かります。
今回、彼はオープンに習近平は再選されない可能性があると判断して、習近平に取り替わる人が出て欲しいという期待迄言っている事から、ソロスは習近平が負けると判断している事が分かります。
中国の今後について、ウォール街の明かな分断から共産党内部の闘争の激しさが分かります。
習近平がこの数年間で、自分の権力を固める為にやってきた事を見ると、彼が再選する可能性が大きい事が分かります。しかし最近、少なくとも、表で見て分かる事から、習近平は少し弱くなっている事が分かります。
例えば、腐敗問題で処罰している共産党の官僚のレベルはそう高くはありません。これはこれから独裁を目指す習近平にとって、自分の弱さを示している事になります。
自分の再選を確保する為に、江沢民派の大物を落とさないと、自分の力をアピールする事が出来ないし、彼らと妥協して再選されても、又、問題を残す事になります。もし、やるなら早めにやらないと、年末までの準備には間に合いません。
ウォール街の大物が此処まで中国の政治、特に習近平の再選について話をしている事から、中共の権力闘争の結果にまだまだ懸念が存在している事が分かります。
これからウクライナの話をしたいと思います。ウクライナの問題は今、世界の大きなニュースになっているし、今後の進展次第で、世界に大きなインパクトを与える大事件になる可能性もあります。
ウクライナの事について話をして欲しいというお話もありますので、今日はそれについて私の見解を話したいと思います。
結論から話をしますと、私はプーチンが本気でウクライナを攻撃すると思っていません。この事は当時のキューバ危機の様に世界が緊張した後、戦争にならないで終わると思っています。
戦争があっても、ロシアとアメリカNATO郡の間での全面戦争ではなく、代理人戦争の形になる可能性が大きいと思います。例えば、ロシアはウクライナ内部の親露派を支持して、アメリカとNATOはウクライナ政府を支持して、ウクライナ内部で衝突が起きる代理人戦争になると思います。
ロシアの目的はシンプルです。ウクライナをNATOに入れない事。NATOがこれ以上東へ拡張しない事です。
ロシアの立場から考えると、これは当たり前の要求ですし、NATOの立場から考えると、NATO以外のロシア、しかもNATOの最大の敵だったソ連の大部分を受け継いだロシアがNATOに口出ししてはイケナイ。これも当たり前の考え方です。だから、今、どちらも後ろに引けない感じになっています。
今、ウクライナはNATOのメンバーではありませんので、ロシアがウクライナを侵略した場合、NATOがウクライナを守る為に、ロシアと戦争する根拠がありません。
だからEUにあるNATOの主要国は、ロシアと直接戦争したくないというスタンスを取っているし、バイデンも侵略の規模次第で対応を決めるという本音を漏らしています。
勿論、その後は、言い方を変えたり、もっと強く対応する様な姿勢を出していますが、矢張りNATO内部でも、本当の対応が決まっていない感じが伝わってきます。
パンデミックを経験した直後、しかもパンデミックの影響が終わっていない今、戦争の泥沼に嵌りたくないと思っている国が多いと思います。
ロシアとウクライナの長い歴史の話を置いておいて、今の危機が始まった引き金になったのは、2019年、ウクライナは憲法を修正して、NATOとEUに加入する方向性を決めた事です。
でも、具体的なスケジュールを明確にしませんでした。トランプ大統領はロシアとの関係を考慮して、ウクライナをNATOに入れる事にあまり関心がなかったし、プーチンもトランプ大統領の時期に、この件で動きませんでした。
でも、バイデン政権の弱さと、パンデミック後に各国が戦争に巻き込まれたくないと考える可能性が大きい状況がプーチンがこの問題を解決するタイミングが来たと考えた理由かもしれません。
勿論、出来ればプーチンはウクライナを取ってベラルーシやカザフスタンの様に自分の縄張りにしたいと考えている筈です。でも、思いと現実には大きな差があります。
ウクライナは弱い国ではありません。4千万人の人口がある、そのエリアでの大国です。国内に親露派が居るにしても、戦闘する意志が強いです。
ロシアが一旦、ウクライナと全面戦争を始めると、アメリカや」NATO等の外部の勢力を考えない場合でも、ウクライナと長期戦争に嵌ってしまう可能性が大きいです。
ロシアの軍事力が強いと言っても、経済はかなり弱くなっていますので、長期戦争が出来る体力がありません。又、ロシア国内で、今迄何回も反プーチンの抗議活動が起きている事から、もし、ロシアが戦争を始めると、国内から強い支持を得る事が出来ないのが分かります。
これらの困難を乗り越えて、ウクライナと全面戦争を始めて、ウクライナの現政権が倒れたとしても、ロシアの傀儡になれる、しかもウクライナの情勢を完全にコントロール出来る新しいウクライナ政府を立ち上げないと、ウクライナの国内情勢をコントロールする事が出来なくなります。
でも今の所、ウクライナでその様な影響力があって、ロシアの傀儡になりたい政治勢力は存在する感じがしません。
ですので、ウクライナを一気に飲み込む事は、プーチンにとってあまりにも難しい事です。その上、NATOとアメリカの事を考慮すると、アメリカやEUは、今ハッキリと、ロシアがウクライナを侵略すると、ロシアに対して厳しい経済制裁をかけ、スイフトシステムから排除する可能性についても話をしています。
もし、ロシアをスイフトシステムから排除してしまうと、それはロシアにとって大きな打撃になりますので、既に経済が弱くなっているロシアにとって、それは出来れば避けたい事です。
勿論、この手段を使うと、ロシアと近いヨーロッパの他の国にも影響が出ますので、アメリカは簡単にその手段を使わないと思います。
今迄ロシアは幾つかの戦争で成功していますので、それはプーチンの自信に繋がっている筈です。でも、ウクライナに対する全面的な侵略は失敗で終わる可能性が大きいです。
ロシアは戦争する気がない。交渉したいと言い続けています。又、ウクライナ政府も戦争になる可能性が低いと判断しています。
逆にアメリカやEUの各国が戦争になる可能性が大きいと煽って、今直ぐにでも戦争になるスタンスをとっています。これはNATOがプーチンと交渉する為に、プーチンに与えているプレッシャーかもしれませんし、ネオコンが兵器ビジネスを作る為に煽っているかもしれません。
NATOが単純にプーチンにプレッシャーを与えているのなら、プーチンも同じく、いつでも戦争を始める事が出来る姿勢を出して、交渉に挑みます。
もしこれがネオコンが兵器ビジネスを作る為に煽っているなら、自分の状況をよく知っている、いつも冷静に考えているプーチンは、その罠に嵌らない様に回避すると思います。
おう1つは、もしロシアとアメリカが戦争になった場合、アメリカの資産は中国から少し離れる事になりますので、中国が得する事になります。
プーチンの基本的な考えはアメリカと中国の闘いを横で見る事ですので、自らアメリカと戦争をする事を考えていない筈です。
今、ロシアが望むのは、NATOがこれ以上東へ拡張しない事。ウクライナが引き続き、ロシアとNATOの間にあるクッションであり続ける事です。
欧米も本気でロシアと全面戦争したいと思っていない筈です。だから、この事は最終的に外交面での交渉で終わる可能性が大きいと思います。
もし、本当に戦争が起きるなら、そのタイミングは2月から3月の上旬位になります。その理由は3つあります。
先ず、ロシアが天然ガスでEUにプレッシャーを与える事が出来る理由は、転記が寒い時、EUがロシアの天然ガスに頼る事が大きいからです。冬場はプーチンにとって良い交渉のタイミングになります。この時期を過ぎるとEUも強気になってしまいます。
もう1つの理由は、2月中旬、ロシアとベラルーシが合同軍事演習をするからです。合同軍事演習は軍隊を動かす良い理由になりますので、突撃する良いタイミングになるからです。
3つ目の理由は、3月以降、雪が溶け始めて、道路状況が悪くなります。ので、陸上の戦争で攻撃するロシアに不利になってしまいます。ですので、遅くとも3月末迄、今回の吉凶の結果が出ます。
今世界が心配している事を特にアジアの国が心配しているのは、ロシアが攻撃している間、習近平が台湾を攻撃する可能性です。これについても可能性が低いと思っています。
その理由は、先ず、ロシアが全面戦争を始める可能性が低いからです。それ以外に、本当にロシアが戦争を始めたとしても、習近平の今の焦点は台湾ではなく、今年の人民代表大会にあります。
今年、習近平が軍隊に出した第一号例の内容は、シンプルに人民代表大会が無事開催される事を保証する事でした。その点から、習近平は少なくとも、今年よっぽど何かが無い限り、台湾を攻撃しないと考えられます。
ロシアが本当にウクライナを攻撃しても、そのタイミングは3月迄になる可能性が高いです。そのタイミングは習近平が権力闘争に集中している時で、台湾を攻撃しないといけない時ではないと思いますし、習近平の最近色々躊躇するやり方から、彼はその時が来てもタイミングを逃してしまうのではないかと思います。
ウクライナ危機の問題はとても複雑ですので、この事がどんな方向に転ぶのかは誰も予測出来ない事です。
今回此処で話をしたのも、ただ1つの可能性に過ぎません。皆さんも又、違う意見を持っていると思います。ですので、是非、貴方の意見をコメント欄に書いて、皆さんとシェアして下さい。
これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。又、このチャンネルを応援して頂ける方は、是非、メンバーシップもご検討下さい。では、又、次回、お会いしましょう。HaranoTimesがお届けしました。
その動画の最後に話をしたい内容があって、忘れていましたので、此処で補足をします。
その場でどんな人を見たかを、皆さんと共有したいと思います。その場に勿論、違う人種の人が居ただけではなく、ベビーカーを押して参加した家族、幼児を抱っこして演説を最後迄聞いたお母さん、若いカップル、補助器具に頼って辛うじて歩くお年寄りや、車椅子で参加する人も居ました。
この様な所からも、トランプ大統領が支持されている事が分かります。ラリーの現場の状況の一部が分かる動画になりますので、未だ見ていない方は是非ご覧下さい。
今日はジョージソロスが中国の政治闘争について話をした事と、ウクライナ危機について話をします。
昨日ソロスは習近平が今年再選されない可能性があると予測をしました。彼は現地時間月曜日、スタンフォード大学フーバー研究所が主宰したオンラインイベントで、中国共産党党内の強烈な反対により、習近平が自分を毛沢東と鄧小平と同じ地位迄持ち上げる事は永遠に起きないと言いました。
ソロスは習近平は共産党内の政敵の攻撃、不動産危機、効果がないワクチン、出生率の下落等自分にとって不利な状況で、権力の危機に直面する可能性があると判断しています。
彼は習近平の経済に対する管理、パンデミックの対策は、共産党内部での闘争を激化させているし、その為、トップの座から降ろされる可能性があると考えています。
又、彼は共産党内部での衝突は、あまりにも激化しており、習近平は、鄧小平思想を支持し民間企業が更に大きな機能を発揮すべきと考えている人に、攻撃されていると言いました。
ソロスは習近平が国家主席になった時、今窮地に落ちている不動産市場は中国の経済を牽引する最大のエンジンだったが、今は中国の経済発展の最大の足枷になっている。中国の今の経済モデルは継続出来るモノではない。
中国の地方政府の主要な収入は、ズッと値上がり続けた土地の使用権の販売である。しかし不動産価格の高騰で、多くの人が不動産を購入出来なくなり、不動産の価格に下落する傾向がある。
最も大きな負債を抱えている不動産会社である恒大集団は去年の12月、初めて債務不履行を起こしたと言いました。これらの事を踏まえて、ソロスは多くの不動産に投資した国民は習近平に反対すると予測しました。
ソロスは今の問題は習近平が必要な手段を使って、。信頼を立て直す事が出来るかどうかである。今の状況は習近平にとって楽観的ではない。おミクロンの感染が拡大した事は、中国の経済と習近平のパンデミック対策の大きな脅威になる。習近平はオミクロンの対応で失敗すると言いました。
最後にソロスは国内で強権ではなく、国外に対して平和的なリーダーが習近平に取り替わって欲しい。それは今の解放社会が直面している最大の脅威を失くす事になる。
彼らは、自分が出来る範囲で努力を尽くして中国をこれからも理想の方向に向けて発展させるべきと自分の期待を言いました。
2019年ソロスが習近平はこの世界での最も危険な人、解放社会の最も大きな敵と発言しました。
又、去年、ソロスは数回記事を発表して、中国の経済にこれから大きな問題が起きるので、投資を避けるべきと警告をしたり、習近平を批判したりしました。
当時、この件を皆さんに紹介した事がありますので、未だ覚えている方もいらっしゃると思います。
ソロスと言えば、ウォール街の大物投資家でアメリカで大きな影響力を持つ人物です。彼はアメリカの左翼勢力をサポートしている最も大きい資本家の1人になります。
左翼だから中国共産党を支持するワケではありません。過去の動画で、中国の暴力独裁に基くマルクス主義とアメリカの文化浸食に基くマルクス主義の違いについて話をした事があります。
ですので、ソロスが支持している左翼思想は、習近平が目指しているモノと違います。もっと厳しく言うと、共存出来るモノではありません。
今のウォール街を見ると、ソロスが代表となる「中国の経済がこれからダメになるので、早く手を引くべき、又は、慎重になるべきと考える派」とブラックロックの様な「これから逆に中国に対する投資を増やすべきと考えている派」が存在します。
違う投資会社が、同じ国に対して全く違う判断をしています。.彼らの将来の業績は、彼らの判断の結果になりますので、その検証がつきやすいです。
中国の権力闘争が激化する時、外部の世界を巻き込む事が多いです。今、習近平は共産党での独裁を目指して命を賭けて権力闘争をしているので、必ず海外の勢力を巻き込みます。
そこで彼らが巻き込む大きな勢力の1つはアメリカのウォール街です。ソロスの様な人は、一般の政治家や企業家よりも、中国から情報を仕入れている事が分かります。
今回、彼はオープンに習近平は再選されない可能性があると判断して、習近平に取り替わる人が出て欲しいという期待迄言っている事から、ソロスは習近平が負けると判断している事が分かります。
中国の今後について、ウォール街の明かな分断から共産党内部の闘争の激しさが分かります。
習近平がこの数年間で、自分の権力を固める為にやってきた事を見ると、彼が再選する可能性が大きい事が分かります。しかし最近、少なくとも、表で見て分かる事から、習近平は少し弱くなっている事が分かります。
例えば、腐敗問題で処罰している共産党の官僚のレベルはそう高くはありません。これはこれから独裁を目指す習近平にとって、自分の弱さを示している事になります。
自分の再選を確保する為に、江沢民派の大物を落とさないと、自分の力をアピールする事が出来ないし、彼らと妥協して再選されても、又、問題を残す事になります。もし、やるなら早めにやらないと、年末までの準備には間に合いません。
ウォール街の大物が此処まで中国の政治、特に習近平の再選について話をしている事から、中共の権力闘争の結果にまだまだ懸念が存在している事が分かります。
これからウクライナの話をしたいと思います。ウクライナの問題は今、世界の大きなニュースになっているし、今後の進展次第で、世界に大きなインパクトを与える大事件になる可能性もあります。
ウクライナの事について話をして欲しいというお話もありますので、今日はそれについて私の見解を話したいと思います。
結論から話をしますと、私はプーチンが本気でウクライナを攻撃すると思っていません。この事は当時のキューバ危機の様に世界が緊張した後、戦争にならないで終わると思っています。
戦争があっても、ロシアとアメリカNATO郡の間での全面戦争ではなく、代理人戦争の形になる可能性が大きいと思います。例えば、ロシアはウクライナ内部の親露派を支持して、アメリカとNATOはウクライナ政府を支持して、ウクライナ内部で衝突が起きる代理人戦争になると思います。
ロシアの目的はシンプルです。ウクライナをNATOに入れない事。NATOがこれ以上東へ拡張しない事です。
ロシアの立場から考えると、これは当たり前の要求ですし、NATOの立場から考えると、NATO以外のロシア、しかもNATOの最大の敵だったソ連の大部分を受け継いだロシアがNATOに口出ししてはイケナイ。これも当たり前の考え方です。だから、今、どちらも後ろに引けない感じになっています。
今、ウクライナはNATOのメンバーではありませんので、ロシアがウクライナを侵略した場合、NATOがウクライナを守る為に、ロシアと戦争する根拠がありません。
だからEUにあるNATOの主要国は、ロシアと直接戦争したくないというスタンスを取っているし、バイデンも侵略の規模次第で対応を決めるという本音を漏らしています。
勿論、その後は、言い方を変えたり、もっと強く対応する様な姿勢を出していますが、矢張りNATO内部でも、本当の対応が決まっていない感じが伝わってきます。
パンデミックを経験した直後、しかもパンデミックの影響が終わっていない今、戦争の泥沼に嵌りたくないと思っている国が多いと思います。
ロシアとウクライナの長い歴史の話を置いておいて、今の危機が始まった引き金になったのは、2019年、ウクライナは憲法を修正して、NATOとEUに加入する方向性を決めた事です。
でも、具体的なスケジュールを明確にしませんでした。トランプ大統領はロシアとの関係を考慮して、ウクライナをNATOに入れる事にあまり関心がなかったし、プーチンもトランプ大統領の時期に、この件で動きませんでした。
でも、バイデン政権の弱さと、パンデミック後に各国が戦争に巻き込まれたくないと考える可能性が大きい状況がプーチンがこの問題を解決するタイミングが来たと考えた理由かもしれません。
勿論、出来ればプーチンはウクライナを取ってベラルーシやカザフスタンの様に自分の縄張りにしたいと考えている筈です。でも、思いと現実には大きな差があります。
ウクライナは弱い国ではありません。4千万人の人口がある、そのエリアでの大国です。国内に親露派が居るにしても、戦闘する意志が強いです。
ロシアが一旦、ウクライナと全面戦争を始めると、アメリカや」NATO等の外部の勢力を考えない場合でも、ウクライナと長期戦争に嵌ってしまう可能性が大きいです。
ロシアの軍事力が強いと言っても、経済はかなり弱くなっていますので、長期戦争が出来る体力がありません。又、ロシア国内で、今迄何回も反プーチンの抗議活動が起きている事から、もし、ロシアが戦争を始めると、国内から強い支持を得る事が出来ないのが分かります。
これらの困難を乗り越えて、ウクライナと全面戦争を始めて、ウクライナの現政権が倒れたとしても、ロシアの傀儡になれる、しかもウクライナの情勢を完全にコントロール出来る新しいウクライナ政府を立ち上げないと、ウクライナの国内情勢をコントロールする事が出来なくなります。
でも今の所、ウクライナでその様な影響力があって、ロシアの傀儡になりたい政治勢力は存在する感じがしません。
ですので、ウクライナを一気に飲み込む事は、プーチンにとってあまりにも難しい事です。その上、NATOとアメリカの事を考慮すると、アメリカやEUは、今ハッキリと、ロシアがウクライナを侵略すると、ロシアに対して厳しい経済制裁をかけ、スイフトシステムから排除する可能性についても話をしています。
もし、ロシアをスイフトシステムから排除してしまうと、それはロシアにとって大きな打撃になりますので、既に経済が弱くなっているロシアにとって、それは出来れば避けたい事です。
勿論、この手段を使うと、ロシアと近いヨーロッパの他の国にも影響が出ますので、アメリカは簡単にその手段を使わないと思います。
今迄ロシアは幾つかの戦争で成功していますので、それはプーチンの自信に繋がっている筈です。でも、ウクライナに対する全面的な侵略は失敗で終わる可能性が大きいです。
ロシアは戦争する気がない。交渉したいと言い続けています。又、ウクライナ政府も戦争になる可能性が低いと判断しています。
逆にアメリカやEUの各国が戦争になる可能性が大きいと煽って、今直ぐにでも戦争になるスタンスをとっています。これはNATOがプーチンと交渉する為に、プーチンに与えているプレッシャーかもしれませんし、ネオコンが兵器ビジネスを作る為に煽っているかもしれません。
NATOが単純にプーチンにプレッシャーを与えているのなら、プーチンも同じく、いつでも戦争を始める事が出来る姿勢を出して、交渉に挑みます。
もしこれがネオコンが兵器ビジネスを作る為に煽っているなら、自分の状況をよく知っている、いつも冷静に考えているプーチンは、その罠に嵌らない様に回避すると思います。
おう1つは、もしロシアとアメリカが戦争になった場合、アメリカの資産は中国から少し離れる事になりますので、中国が得する事になります。
プーチンの基本的な考えはアメリカと中国の闘いを横で見る事ですので、自らアメリカと戦争をする事を考えていない筈です。
今、ロシアが望むのは、NATOがこれ以上東へ拡張しない事。ウクライナが引き続き、ロシアとNATOの間にあるクッションであり続ける事です。
欧米も本気でロシアと全面戦争したいと思っていない筈です。だから、この事は最終的に外交面での交渉で終わる可能性が大きいと思います。
もし、本当に戦争が起きるなら、そのタイミングは2月から3月の上旬位になります。その理由は3つあります。
先ず、ロシアが天然ガスでEUにプレッシャーを与える事が出来る理由は、転記が寒い時、EUがロシアの天然ガスに頼る事が大きいからです。冬場はプーチンにとって良い交渉のタイミングになります。この時期を過ぎるとEUも強気になってしまいます。
もう1つの理由は、2月中旬、ロシアとベラルーシが合同軍事演習をするからです。合同軍事演習は軍隊を動かす良い理由になりますので、突撃する良いタイミングになるからです。
3つ目の理由は、3月以降、雪が溶け始めて、道路状況が悪くなります。ので、陸上の戦争で攻撃するロシアに不利になってしまいます。ですので、遅くとも3月末迄、今回の吉凶の結果が出ます。
今世界が心配している事を特にアジアの国が心配しているのは、ロシアが攻撃している間、習近平が台湾を攻撃する可能性です。これについても可能性が低いと思っています。
その理由は、先ず、ロシアが全面戦争を始める可能性が低いからです。それ以外に、本当にロシアが戦争を始めたとしても、習近平の今の焦点は台湾ではなく、今年の人民代表大会にあります。
今年、習近平が軍隊に出した第一号例の内容は、シンプルに人民代表大会が無事開催される事を保証する事でした。その点から、習近平は少なくとも、今年よっぽど何かが無い限り、台湾を攻撃しないと考えられます。
ロシアが本当にウクライナを攻撃しても、そのタイミングは3月迄になる可能性が高いです。そのタイミングは習近平が権力闘争に集中している時で、台湾を攻撃しないといけない時ではないと思いますし、習近平の最近色々躊躇するやり方から、彼はその時が来てもタイミングを逃してしまうのではないかと思います。
ウクライナ危機の問題はとても複雑ですので、この事がどんな方向に転ぶのかは誰も予測出来ない事です。
今回此処で話をしたのも、ただ1つの可能性に過ぎません。皆さんも又、違う意見を持っていると思います。ですので、是非、貴方の意見をコメント欄に書いて、皆さんとシェアして下さい。
これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。又、このチャンネルを応援して頂ける方は、是非、メンバーシップもご検討下さい。では、又、次回、お会いしましょう。HaranoTimesがお届けしました。
オマケ
中国はなぜ、あからさまに帝国主義を振りかざすようになったのか
2月2日(水)6時0分 JBpress 樋口譲次氏
習近平さえいなくなれば中国共産党は良くなるのか?
Yahooニュース2021/5/17(月) 12:36
遠藤誉氏
中国問題グローバル研究所所長
筑波大学名誉教授、理学博士
この記事へのコメント