天才企業家・李嘉誠チャイナ経済の凋落を予見してオサラバ◆人気なのが分かる!トランプ大統領が集めた募金額が史上最高額

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イデオロギーの話を抜きに、なぜソロスは習近平だけを批判するのか?
トランプ大統領が歴史を作る、驚きの募金額を叩き出した

Harano Times 2022/02/03



皆さん、こんにちは。昨日の動画でソロスの予測について話をしました。コメント欄でソロスは江沢民派を支持しているので、だから習近平を批判するという話がありました。その意見に私も同意します。

場合によっては、ソロスの今回の話は予測ではなく、江沢民派の協力の一部として出しているメッセージである可能性も否定できません。

では、ソロスは何故、習近平だけを批判して、共産党という組織を批判しないのか、共産党の体制が変わらないと、中国の問題は変わらない事は、普通の思考能力がある人なら誰でもわかる事で、ソロスも分かっている筈です。

その理由は、習近平は毛沢東の後に出た主要リーダーの中での本当の共産主義の信者だからです。

彼の家族も彼自身も毛沢東の文革で被害を受けました。しかし彼はそれでも毛沢東を目標にして努力してきました。

それは単純に権力が欲しくて色々やっているという見解もありますが、でも、彼がこの十数年間近くやってきた事から、それは単純に権力に対する執着だけでは解釈がつかない部分もあります。

本当に権力に対する執着だけでやっていると考えるとしても、彼は共産主義の手段を使って、権力を握ろうとしています。だから彼は毛沢東を真似してきました。

でも、それ以外のリーダー、鄧小平、江沢民、胡錦涛等は、共産党のトップに居ながらも、本当の共産主義者ではありません。共産党という組織、共産主義・社会主義というイデオロギーは彼らが社会をコントロールするツールに過ぎません。

共産主義という人間の悪を最大限に引き出すシステムを利用して、金儲けして、ついでに中国の経済も良くして、自分の合法性を維持してきました。

だからウォール街も彼らと組んで中国や世界で金儲けをしてきました。それも中共がアメリカの政治に大きな影響を与える事が出来た理由の一部です。

でも、習近平は彼らと違います。彼には中国共産党の赤い血を引いている自負がありますし、共産主義に対する信仰や経済・社会等に対するコントロール力がかなり強いです。

それが分かる典型的な例は、当時香港のトップの富豪、嘗てアジア全域で最も裕福な人物だった企業家、李嘉誠(りかせい)が中国から逃げた事です。

彼は香港から中国に戻されて、外国企業が香港から逃げた時や、天安門事件が発生した後、外国企業が中国から逃げ出した時、逆に香港・中国本土への投資を拡大して大きな利益を獲得し、歴代共産党リーダーと良好な関係を構築していました。

習近平が就任した後、彼は正式に習近平と面会する機会を得ました。しかし、その短い面会の後、彼は直ぐにでも中国から撤退する事、自分の本拠地である香港からも撤退する事を決めました。

彼は目立たない様にして、徐々に中国国内の「主要な資産を売って、その後、香港にある主要な資産も売って、自分の本拠地をイギリスへ移しました。

彼はイギリスのインフラにかなり投資しているので、イギリスの半分を買ってしまったと批判する人もいますが、それは別の話ですので、今回は此処で、詳しく話をしません。

彼が当時、中国の不動産を売った時、中国の不動産価格は未だ上がっている時でしたので、その時理解出来ない人が多かったです。

でも、今迄全ての大きな機会を敏感に感じ取って資産を構築した彼の判断は間違っていませんでした。もし、数年遅れていたら、そこ迄の膨大な資産を処理して、逃げる事が出来なかった筈です。

共産党がそれに気付いて、国内の世論を使って、彼を批判しまくった時、彼は既に、自分の主要な資産を安全な場所に移し、安心してビジネスを継続していました。

今の中国の企業家が直面している状況から考えると、彼に先見の明があるのが分かります。

当時、彼と習近平の間でどんな話があったのかは、誰も知りません。習近平は共産党は初心に戻るから、企業家として協力して欲しいという話をした事があったかもしれません。

その詳細は分かりませんが、彼は習近平の発言から、この人が居ると経済がダメになると判断したのが分かります。

何を言いたいかというと、世界で中国共産党と組んで商売したい資本家は山程います。何故なら、共産党は中国という大きな国の全ての資源をコントロールしていますので、共産党の様な独裁政党と組む事が出来れば、安い労働力・安い資源、欧米より緩い制限等を利用する事が出来て、膨大な富を獲得する事が出来ます。

鄧小平以降の共産党のリーダーは、共産党の統治を守る為、自分でも利益を得る為、とっくに共産主義の事を捨てて、欧米の資本と手を組んできました。

勿論、毛沢東も共産主義を本当に信じているとは思いません。それは彼が政権を取る手段に過ぎないと思います。

習近平がトップになってから、「初心を忘れず」というスローガンを出しました。彼は本当に共産主義の信仰者か、それとも共産主義を利用して、政権を握りたいのかについて、まだまだ議論があるにしても、彼の手段は中国の経済を殺す事になりますので、欧米の資本に嫌われ、ソロスの様な人に批判されます。

多くの資本家は出来れば共産党と組んで、中国で商売したいと考えていますので、習近平を降ろして、江沢民の様な人が出て欲しいと思っています。

バイデンがホワイトハウスに入った直後にアメリカのシンクタンクが「もっと長い電信」という重要な記事を出しました。その記事の主旨は、習近平をおろして、共産党を残す事でした。それについてチャンネルで紹介した事がありますので、未だ覚えている方もいらっしゃると思います。

民主党がホワイトハウスに入った後に発表されたその記事は、彼らを支持している多くの資本家の本音を表していると考えると、これらの全てが繋がります。

では、何故ウォール街で又、中国への投資を増やすべきと考えている派が居るかというと、習近平がいくら民間企業を殺して、国営企業を強くすると考えても、海外からの資本や、技術が必要ですので、儲かるチャンスは存在します。

だから共産党が存在さえすれば、昔程ではないにしても、ウォール街が儲かる方法を考え出す事が出来ます。

この話が出ましたので、ついでに話をしたいですが、「習近平はDSと闘っているトランプ大統領と同じく反DSの勢力ですか?」という質問もきます。個人的には、そうではないと思います。

但し、彼がやっている事は、確かにDSの一部になっているウォール街や、ワシントンの政治勢力の利益にダメージを与えますので、ソロスの様な人に批判されますが、それは結果であって、習近平が自ら望んでやっている事ではないと思います。

江沢民派と闘って、江沢民派を排除すると考えると、自然とウォール街の利益に触れる事になりますので、自ら手を出す事もあるでしょう。

例えば去年、DDの上場、アリババ・グループのアントフィナンシャルの上場を止めた事も、その一部であって、ウォール街の投資家がかなり損をしました。

それは習近平がDSと闘う為にやっている事ではなく、共産党の権力闘争が、海外の勢力を巻き込んでしまった1つの例だと思います。勿論、違う意見もあると思いますので、ご自身の見解を皆さんと共有して下さい。

チョット触れるつもりで前置きを書いたら、かなり長くなってしまいましたので、予定を変えて、短めのニュースを皆さんに紹介する様にします。

この前、今年51歳のテキサス出身の共和党の国会議員テッドクルーズは、「もし、トランプ大統領が2024年の大統領選挙に参加しないなら、自分は大統領選挙に参加したい」と発言をしました。

彼は2024年の大統領選挙に参加するかどうかという事について話す時、それはトランプ大統領が選挙に参加するかどうかに掛かっている。その判断するのはトランプ大統領である。彼が判断をした後、我々はそれに合わせて反応すると言いました。

テッドクルーズさんは有名な共和党議員で、とても優秀な保守派政治家です。彼は2016年の大統領選挙で、トランプ大統領と共和党内の大統領候補選で闘って、負けてしまいました。

その間不愉快な事があったので、最初、彼はトランプ大統領に協力的ではありませんでした。でもトランプ大統領がシッカリと仕事をしているのを見て、トランプ大統領を支持する側にまわりました。

1月6日、彼は選挙の結果に異議を申す直前に国会事件が起きて、彼はそれが出来ませんでした。彼の話から、彼だけではなく、他の共和党員も次の選挙で、共和党内部では、トランプ大統領に勝てる人が居ないと考えている事が分かります。

勿論、これは周知の事実ですが、彼の様にハッキリと言う人は、あんまり居ませんので、注目を受けています。それは共和党内部での支持率で一般国民はどう考えているでしょうか?

アメリカの選挙委員会が公開した情報によると、今、トランプ大統領の組織、「アメリカを救う組織」は1.2億ドルを超える現金を集めた様です。彼が集めた募金は、2022年年始、共和党と民主党の全国委員会が集めている募金の合計と同じ位になっています。

共和党の全国委員会が集めた募金の2倍になっています。これは今迄なかった成績です。「アメリカを救う委員会」が公開した情報によると、2021年7月から12月31日の間、彼らが集めた募金の合計は5,100万ドルに達しました。この額は、去年下半期、全ての共和党の人物の中でも集めた最も大きい募金額になります。

前回、ソロスが民主党の政策を支持して、1.25億ドルの寄付をした事を皆さんに紹介しました。矢張り民主党を支持している人の中には、大企業、大富豪が多いです。これは冒頭で説明した内容とも繋がります。

では、トランプ大統領の活動委員会にどんな人が寄付しているでしょうか?彼らが公開した情報によると、トランプ大統領の委員会に130万以上の人が寄付しました。その中の98.6%の寄付額は2百ドル以下で、平均の寄付額は31ドルです。つまり一般個人の寄付が大多数を占めています。

2020年の選挙の時に公開された情報でも、トランプ大統領に寄付しているのは、一般個人でした。今もその構造は変わっていません。しかも今彼がたたき出した募金額は歴代最高の記録を作っています。こういう所から、彼の支持率が分かると思います。

この様な話をすると、彼は金儲けの為にやっていると思う人は絶対出てくると思います。でも、選挙にはお金が掛かります。広告宣伝、ラリーの開催、又、今迄考えられなかった不正が起きない為にする事前準備等、その全てのお金が掛かります。

トランプ大統領は珍しく、大統領の任期を終えた後、個人資産が大幅に減少した大統領です。もし、彼が本当にお金が欲しければ、この様に左翼の批判を浴びながら活動しなで、黙ってビジネスをしても儲ける事が出来ます。

実は少額でも良いので、国民から募金を集める事は、トランプ大統領の政治活動を支持する事が出来るだけではなく、寄付した国民も実際に支持している事を実感し、国の政治に対する関心を高める事が出来ます。どちらにとっても良い事です。

2022年の年始で、この成績をたたき出した事から、民意の変化が分かります。トランプラリーに参加している沢山の人、この募金額からアメリカに潜んでいる大きな流れが見えてきます。

一般国民と一部の利益集団との闘いは、これからもまだまだ継続する事がわかります。

これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。又、このチャンネルを応援して頂ける方は、是非、メンバーシップもご検討下さい。では、又、次回、お会いしましょう。HaranoTimesがお届けしました。




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