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アメリカ国籍の選手が中国の代表になる?
チームの半数以上が帰化選手だが、本当は永住者?
自国の法律とIOCのルールを同時に破って、メダルを目指す中共、
米中関係の悪化も感じる選手の国籍問
題チームの半数以上が帰化選手だが、本当は永住者?
自国の法律とIOCのルールを同時に破って、メダルを目指す中共、
米中関係の悪化も感じる選手の国籍問
Harano Times 2022/02/13
皆さん、こんにちは。北京オリンピックが継続するにつれて、沢山の問題が出てきました。
この前の動画で、中共がオリンピックを思う存分政治化している話を皆さんに紹介しました。
今日、皆さんに紹介したい話は、中共が帰化選手を国籍法に違反する疑いで起用して、
オリンピックでメダルを目指している事を皆さんに紹介します。
しかも今回最も話題になっているのは、
アメリカ人の選手が中国を代表して大会に参加する事です。
この事に中国、アメリカ、勿論IOCという3つの方面が絡んでおり、
これから引き続き大きな問題になる可能性が高いです。
もっと大きく言うと、IOCが中共に協力して、国籍問題で中共を庇っている可能性もあります。
そうなると、オリンピックの最も基本にある自分の祖国を代表して、試合に参加する原則は、
もう崩壊しているかもしれません。
その具体的な選手の話に入る前に、中国が今回のオリンピックで勝利する為に
どれ程の帰化選手を起用しているのかについて話をします。
中国のアイスホッケーチームだけを例にすると、男子チームの25人の内、15名が帰化選手で、
女子チームの23人の内13名が帰化選手です。
男女チームを合計で見ると半分以上が帰化選手です。
私は帰化選手が大会に参加する事に反対していません。
その国の国民として参加するのは問題無いと思います。
しかし、問題はその内のどれ位の選手が本当の意味で自分の元の国籍を蜂起したのかです。
既に自分は元の国籍を放棄していない。
中国当局から放棄しなくても良いと言われたと言っている選手も出てきました。
国によって二重国籍を認めている国もあります。
でも中国の法律によると、中国の国籍を取得するなら、元の国籍を放棄しないとイケマセン。
他の国の国籍を取得すると、中国の国籍は無くなります。
つまり中国を代表してオリンピックに参加している帰化選手が
自分の元の国籍を放棄しない事は、中国の法律に違反しています。
又、帰化選手と言いながらも、本当の帰化ではなく、
永住権で中国を代表して試合に参加したなら、
オリンピックのルールに違反した事になります。
中国が今回、大量の所謂「帰化選手」を起用した事は、大きな問題になっていますが、
それらの選手の中で、最も有名で、今、中国で人気が熱過ぎている選手はエリン・グー(orアイリーン・グー/谷愛凌/Eileen Gu)選手です。
彼女は今、中国で最も人気が高い選手であるとも言えます。
彼女を1つの例にして、中共がやっている国籍でのカラクリを皆さんに紹介します。
彼女は2003年9月、アメリカのカリフォルニア州で生まれました。
お父さんはアメリカ人、お母さんは中国の北京生まれで、彼女は米中ハーフです。
彼女は今年18歳になります。
彼女の母方のお婆さんは、中国交通部から退職した元幹部、元高級エンジニア。
お母さんは中国の北京大学を卒業した、元スキー講師、
ウォール街中国で活動する投資家でした。
彼女は子供の時から、高いスキーの才能を見せました。
彼女のお父さんの情報は公開されていません。
Googleの早期の創始者であるという噂も流れましたが、
それは嘘だった事が分かりました。
彼女は十歳の時から、青少年の試合に参加して、
2017年、2018年はアメリカを代表して試合に参加して、
2019年から中国を代表して試合に参加しました。
つまり、2019年から中国の帰化選手だった事が分かります。
彼女はスポーツで有能だっただけではなく、学業でも優秀な成績を取得しています。
2020年12月、彼女はスタンフォード大学に入りました。彼女のSAT試験、日本で言うセンター試験はほぼ満点でした。
それ以外にも、モデルとして、沢山のブランドのCMの撮影にも参加しました。
これ程の成功を収めた若者はなかなかいません。
このイメージの上に、中共は大会が始まる前から彼女をオリンピックで中国の為に闘うアイドルとして宣伝しました。
それで彼女はスキージャンプで金メダルを取得した後、中国国内で人気が爆発し、今、最も人気が高い選手になりました。
でも、今、彼女の国籍問題が注目されて、彼女はその人気者から嫌われ者になる可能性が出てきています。
冒頭で話をした様に、中国は二重国籍を認めていません。ですので、2019年彼女が中国を代表して、国際試合に参加した時に、彼女は既にアメリカの国籍を放棄した筈です。
しかしアメリカが定期的に公開している国籍を放棄した人のリストに彼女の名前は入っていません。ですので、彼女は今回オリンピックに中国人ではなく、中国の永住者という身分で参加した可能性があると疑われました。
2020年頃から、中国は経済、科学技術、教育、スポーツ等の分野で、重要な成果を得た人は直接中国の永住権を申請して良い事にしました。
でも、永住権は永住権で、国籍は国籍です。彼女は記者に何回も国籍の問題について聞かれましたが、彼女はハッキリ回答するのを回避して、自分は中国に居る時中国人で、アメリカに居る時はアメリカ人。スポーツには国境が無い等の言い回しを使って、直接回答していません。
この国籍問題を巡って、中国駐ニューヨークの領事館とIOCは全く違う話をしました。
BBCの報道によると、中国駐ニューヨークの領事館は、彼女の国籍の問題について話をしました。彼らは、「もし彼女が帰化又は永住権を取得すれば、中国を代表して試合に参加出来る」と言いました。
領事館が中国の永住権の事を紹介した後、「彼女と他の4名の選手は、この方法で2022年オリンピックの資格を獲得した」と言いました。
もし、永住権だけで試合に参加するなら、それはオリンピックのルールに違反する事になると疑問に思う方も多いと思います。でも、オリンピックのルールを確認すると、そこの部分の規定は違いました。
勿論、基本原則は、その国に代表する選手は、その国の国籍を持っていないとイケマセン。選手の国籍に関するルールで、選手がどの国の選手になるのかを決めるのは、IOCの執行委員会です。
具体的な話をすると、選手がオリンピックに参加する資格があるかどうか、国籍以外の国を代表して試合に参加出来るのか、又は、代表する国を選ぶ事についてIOCの執行委員会は特別対応して指定する事が出来る事になっていました。
何故この様なルールがあるのかに関する説明によると、これは国際難民になっている選手が試合に参加する時、柔軟に対応できる様に決まったルールになっている様です。
でも、彼女の場合、明かに難民ではありません。ですので、中共はこの曖昧なルールを利用して、永住権だけで選手を中国の代表にした可能性がある事が分かります。
この事が公開された後、IOCは全く違う情報を出しました。他のメディアがIOCにこの事について問い合わせした後、IOCから返事が来ました。
IOCの返事によると、彼女は2019年、既に中国の国籍を取得している。IOCでの国籍変更の登録は既に完了している。又、中国側は、正式な手続きに基いて、書類を提出している。その中に彼女の中国のパスポートのコピーもあると返信しました。
此処で、IOCと中国領事館が全く違う話をしている事が分かります。IOCと領事館、どちらかが嘘をついている事が分かります。
もう1つの問題は、もし彼女が2019年、本当に中国の国籍を取ったなら、アメリカの国籍を放棄しないといけませんでした。でも、当時16歳だった彼女は、未成年ですので、自ら国籍を放棄する事が出来ません。
もし、永住権で試合に参加したなら、他の国は彼女の金メダルを取り消す様に依頼するかもしれません。
ですので、これらの事を纏めて考えると、中共は彼女の為に特別なパスポートを発行して、彼女を中国のチームに入れた可能性があります。同時に、彼女は中国の法律に基いて、アメリカの国籍を放棄しなくても良いと特別対応した可能性が高いです。これは中国の法律とIOCのルールを同時に破った事になります。
彼女の国籍問題が注目を集めてから、中国側は、あらゆる所から、彼女が中国の国籍を取得した話を削除し始めています。彼女が米中両国で、注目を集めている理由の中で、彼女の国籍の問題以外、18歳のスポーツ選手として、中共の宣伝機器になってしまった事です。
これは彼女本人の意向なのか、彼女のお母さん、若しくは彼女のマネージメントチームの問題なのかは分かりませんが、どちらにしても、「とても残念な事です。
彼女は記者会見で、中国のテニス選手の事について聞かれた時、彼女は「彭さんは楽しくて、健康で、やりたい事をやっている」と返事しました。それは中共の「彭さんは楽しくて、健康で、自由に生きている」という話と一致します。
この事について聞かれたら、彼女の状況が分かる前に健康であって欲しいという様な曖昧な回答をしても良いですが、彼女は中共と同じ回答をしました。
それ以外、もっとオカシイのは、試合が終わった後、彼女は中国の規律検査委員会の独占インタビューを受けました。共産党の機関紙がアメリカの選手をインタビューする事は、どう見ても、ワザとアメリカ政府に中国と関係がある選手、又は、一般人に対する影響力をアピールしている様に見えます。
又、中国国内に向けて、共産党は彼女を認めているので、国内では、彼女のマイナスな事を報道してはイケナイというメッセージにもなります。その報道では、彼女はズッと中国の事を考えている。これからも共産党と祖国の為に努力して欲しいという話ばかりでした。
彼女がこの様なインタビューに参加した事を見て、アメリカのフォックスニュースの司会者は、彼女はアメリカを裏切ったと批判しました。
アメリカの大きなメディアは、選手個人の選択に対してあまり批判したりしませんが、今回、フォックスニュースの司会者の話からも、彼女の行動に不満を感じている人が多いのが分かります。
中国で、共産党の支持で高い人気を得ている彼女と、アメリカの大きなメディアで批判され始めている事から、今まで、アメリカと中国の間に居て、アメリカと中国の両方から利益を得ている中国・アメリカのエリートたちは、米中関係が悪化している中で、どちらかを選ばないとイケナイ事になりつつあるのが分かります。
一部の所謂エリートは、自分だけは例外で、両方から利益を得る事が出来ると考えています。勿論、どんな時代でも、両方から利益を得る人が居ますが、これからは、それが更に難しくなっていきます。
彼女は未だ若いので、多分、今回彼女が中国で此処まで上手くいった理由は、彼女のお母さんのアレンジである可能性が高いです。
米中対立の中で、アメリカより中共の方が個人に対する影響力、コントロール力が強いので、今迄、両方で活動してきた人は、中共側に倒れがちです。でも、その判断は本当に正しいのか、中共は彼女を人気者にする事が出来ますし、2人目のテニス選手にする事も出来ます。それは中共の都合次第です。
彼女が今迄、国籍の事で曖昧な事をしている事は、今の民族主義が高揚している中国で、自分はアメリカ国籍を持っている事を認める事が出来ないからです。
でも、この問題が注目されるに連れて、中国人から「国籍の事をハッキリさせろ」というプレッシャーが来ます。
又、彼女がアメリカ人としてスタンフォード大学に行くのか、留学生としてスタンフォード大学にに行くのか、中国で得た大きな収入の税金を何処に払うのか、等の事を考えると、彼女の国籍問題がバレるのは時間の問題です。
その時、彼女はどう選ぶのか、彼女も、彼女のお母さんも、アメリカの国籍を放棄してはイケナイ事をよく知っている筈です。彼らにとって、今回のオリンピックはお金を儲ける良い機会になるかもしれませんし、この機会を使って、短時間でお金を儲けて、アメリカに戻る事が出来るかもしれません。でも、長続きはしません。
この事から、米中両国の間で、どちらからも利益を得たいと考えている中国人の、これからの状況が少し見えます。
ではIOCの事を考えると、IOCは今回の事でハッキリした回答を出さないとイケマセン。もし、今回、この事にハッキリした回答を出さないで曖昧な侭にしてしまうと、これからどの国も、オリンピックの為に、他の国の選手に大金を払って、自分の代表にする可能性が出てきます。
既に出来上がっている選手に大金を払う事は、長年掛けて選手を育てるより、安上りかもしれません。そうなると、オリンピックもオリンピックではなくなり、傭兵軍団の闘いになってしまいます。
これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。又、このチャンネルを応援して頂ける方は、是非、メンバーシップもご検討下さい。では、又、次回、お会いしましょう。HaranoTimesがお届けしました。
オマケ
中国金メダリスト アイリーン・グー インスタ使用で「外国人特権」と非難
By mashup NY 2022-02-12
北京冬季五輪の女子フリースタイルスキーで中国に金メダルをもたらしたアイリーン・グー(Eileen Gu、谷愛凌)選手(18)が、国内で閲覧が制限されているアプリを使用しているとして、中国のネット民から非難の声が上がった。
カリフォルニア州サンフランシスコで生まれ育ったグー氏は、3年前に中国に帰化したと伝えられている。
中国では、国外のウェブサイトの閲覧やアプリのダウンロードを規制する「グレートファイアーウォール」によって、インスタグラムやフェイスブック、ツイッター、ユーチューブを利用することができない。
インディペント紙によると、きっかけとなったのは、グー氏とネットユーザーのやりとり。「あたなはなぜインスタグラムを使用することができて、本土の何億人の中国人はできないの?なぜ特別待遇を受けているの?公平ではないか。ネットの自由がない中国人のために、声をあげてもらえないか?」と尋ねられたグー氏は、「だれでもVPNをダウンロードできる。文字通りAPPストアの”無料”ソフトよ」と回答した。
このやり取りのスクリーンショットが、中国のSNS「ウェイボ」で出回った。
この会話について、あるユーザーからは「実際、私は”誰でも”ないんだ。私にとって、VPNの使用は違法。文字通り、自由なんかこれっぽっちもない」と皮肉のコメントが飛んだ。
WeChatでは、グー氏が中国政府から「特別待遇を受けているのでは」という疑惑が浮上し、あるユーザーが「彼女の個人的な興味関心ごとを最大化するための、アメリカ人ゲスト」という声が上がったという。
国外からも特別待遇を指摘する声が上がった。中国政府に批判的な人権活動家のアーティストBadiucao(巴丢草)氏は、ツイッターでこのやり取りをシェアし、「中国では、VPNを使用して西欧のニュースを読んだり、意見をツイートするだけで逮捕された」と述べ、「一方のグー氏は、一般の中国人の残忍な現実を払拭し、中国共産党のプロパガンダにやすやすと陥った。恥ずべき!外国人ゲストとしての特権」だと非難した。
インディペンデントによると、VPNは海外のサイトにアクセスするための方法として、広く使用されてきたが、合法性に関しては「グレー」であり、中国政府は最終的に、これらのサービスの提供を禁止する可能性を示唆しているという。
ガイドブックのLonely Planet Chinaは、中国国内でVPNソフトをダウンロードするのは「極めて困難」だとし、渡航者に、出発前にインストールするよう推奨している。
なおウォイボに投稿されたスクリーンショットは、数千回シェアされたが、その後検閲され、見ることができなくなったという。
国籍を巡る疑問
グー氏に関しては、米国内からも二重国籍に関する疑惑や、中国代表としてオリンピックに出場したことを非難する声が上がった。8日の記者会見では、米国のジャーナリストから、国籍に関する質問が何度も投げかけられたが、曖昧な回答を繰り返し、明言を避けた。

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