プーチン、キレイな引き際が大切◆カガク〇イキやカク〇イキは地獄への扉
ここまで戦争が継続した理由は
プーチンが裏で何かを計画しているからなのか?
世界大戦になる条件は?
NATOがウクライナ戦争に直接介入するのか?
プーチンが裏で何かを計画しているからなのか?
世界大戦になる条件は?
NATOがウクライナ戦争に直接介入するのか?
Harano Times 2022/03/25
皆さん、こんにちは。ロシアがウクライナ侵攻を始めてから1ヶ月が経ちました。元々短期決戦を計画していたロシアがかなり窮地に追い込まれています。
今回の戦争そのものに焦点を当ててみると、ロシア側があまり上手くいっていません。今迄ロシアは少なくとも4回外部から兵力を調達しようとしました。実際、それらの兵士が来るかどうか、使えるかどうかは分かりませんが、プーチンが外部から兵力を調達しようとした情報は4回流れました。
1回目はチェチェンの戦士です。チェチェンの事について、今、色んな話が流れていますが、現状から考えるとチェチェンの戦士は予想された程力になっていない様です。
今日の最新の報道によると、チェチェン共和国の首相はウクライナ南部のマリウポリの市庁舎を制圧したそうです。このニュース以外、チェチェンの軍隊が今迄活躍した話はあんまり聞きません。
2回目はシリアの親ロシアの民兵です。シリアの民兵に給料を払って4万人位を募集する話が出ていましたが、今の所、彼らが力を発揮した話も聞きません。
3回目は先週位から流れている話で、ロシアは中央アフリカから街中での戦闘経験がある戦士を募集している話がありました。
4回目はベラルーシが戦争に参加する話です。ベラルーシがロシアに協力して戦争に参加する話はかなり前から流れていますが、色んな違う情報が流れており、その実態は分かりません。
この様な情報が流れている事から、ロシア軍の損失がかなり大きくなっており、兵士の死傷者数が多い事が分かります。ロシアが2週間前に公開した死者は約4百人でアメリカの予測は7千人前後、ウクライナが出した数字は1万人を超えます。
各関係者が自分に有利な数字を出しているという視点から考えても、数千人の死者が出ているのは間違いない筈です。これは一般兵士の話です。それ以外、軍隊の上層部・指揮層の死者もかなり多いです。
今出ている最大の数字は15人で、その内、将官は5人です。1万人に1人の将官という計算で考えると、20万人の部隊に20人の将官が居ます。5人と聞くと少ない様に聞こえますが、実際は将官の四分の一が亡くなった事になりますので、かなり多いです。
ロシア側の損失が多いという情報が多いですが、逆にウクライナ側の軍隊の上層部がやられている情報は少ないです。この話をすると、情報が制限されているからと思う方も多いと思いますが、ロシア側の報道でもこの話が少ないので、情報が制限されているのではなく、ロシアが公開していません。
勿論、侵攻する側として、イチイチそういう情報を公開すると、もっと国際社会の反感を買うという理解もありますが、ロシア国内の支持を得る為に、自分の成果を適宜公開しないとイケマセン。この視点で考えると、ロシアがアピール出来るモノが少ないという結論になります。
ロシアがウクライナで上手くいっていない話をすると、ロシアを支持する方の中に、ろれはロシアの戦略。プーチンは裏で何かを計画していると主張する方もいます。
人によって考え方も色々ありますので、此処でその様な主張を否定するつもりがありません。でも、私から見ると、それはプーチンを支持したいから現実から目を逸らしている様に見えます。
色んな情報があって、何が本当か分からないという気持ちは分かります。でも、ウクライナが今もロシアに抵抗している事は誰も否定出来ない事です。
孫氏の兵法で、「兵は拙速を聞くも、未だ巧の久しきを観ざるなり」という話があります。これはどういう意味かと言うと、「戦争は多少手際が悪かったとしても、出来るだけ早く勝負をつけた方が良い。戦術が優れていても、それが長く続くという保証はない。」という事を言っています。
戦争には膨大な費用が掛かります。負ければ当然ですが、勝ったとしても、国の財政、国力が低下します。長引く戦争で兵士の士気が下がり、経済が悪化します。その間にどの様な自分に不利な変化が起きるのかが分かりません。この様な事は軍事では常識になっていますので、プーチンがワザと戦争を長引かせる戦略を使っているとは思いません。
この状況でロシアがズッとウクライナに残ると、これから更に躓く事が予想出来ます。ロシアがこの状況で未だ何処まで戦争を継続出来るかが、今注目されている問題です。ロシアはどうするのかが問題になってきます。
今迄ロシアの国防長官、外務省のトップ、プーチン本人も核兵器を使う可能性を示唆しました。ロシアが核兵器を持ち出す事は、簡単に言うとロシアの侵攻が上手くいっていないからです。
此処で核兵器を持ち出した事は、ウクライナにプレッシャーを与えて、抵抗を止める様にというメッセージになりますが、もっと重要なのは、アメリカ等に対するウクライナを手伝う事を止める様にというメッセージにもなります。
このロシアのメッセージに対してNATOは自分も核兵器を持っているというメッセージを出しただけではなく、最近実際に動き始めました。
勿論、直接ロシアとやり合うのではなく、ノルウェーで大規模な軍事演習を行いました。27ヶ国、3万人の兵士、戦闘機2百機、軍艦50隻が参加しました。その軍事演習の目的は、ノルウェーが外部から侵略される事を防ぐ為だと言っています。
この軍事演習の仮想敵は誰かと言うと、勿論、今の国際社会の秩序を破壊したロシアです。
NATOがこの規模での軍事演習を始めた事は、ロシアに対する自分の軍事力のアピールで、これ以上戦争をエスカレートさせないというメッセージです。それ以外、万が一の場合、この戦争に参加する為の準備であるとも言えます。
では、どの様な事が起きるとNATOもこの戦争に参加せざるを得ないのか?此処で話が出るのは、最近よく話題になっている化学兵器です。核兵器を使うという話はロシアが出した話で、ロシアが化学兵器を使う可能性があるという情報はアメリカが出した情報です。
この様な話をすると、それは米国が流した偽情報という見解も出ます。勿論、その可能性は否定出来ません。でも、今回の戦争が始まる前から、アメリカはロシアがウクライナを侵攻するという情報を流していました。又、具体的な日付迄公開しました。
その具体的な日付は2日ズレましたが、アメリカが出したロシアがウクライナを侵攻する情報は正しかったです。
この話をすると、アメリカが仕込んだから、それはシナリオであるという見解も出ると思います。でも、いくらアメリカが仕込んだとしても、ロシアは侵攻する側ですので、ロシアが自分の情報を自らアメリカに出すワケがありません。
つまり今回の戦争でバイデン政権の弱腰が証明されただけではなく、米軍アメリカの情報部門の情報収集能力の高さの証明されました。アメリカが嫌いな人でもこれは否定できない事です。
今回アメリカはロシアが化学兵器を使う可能性について何度も話をしていますので、ロシアが化学兵器を使うかどうかはかなり注目されています。
この20~30年来、戦争で化学兵器が使われた事があります。でも、基本内戦で使われてきました。今回もしロシアがウクライナで化学兵器を使うと、それは明らかに国際法違反になります。
又、それはロシアがこの戦争で本当に躓いた事を証明します。もし、ロシアが化学兵器を使うなら、経済制裁だけではなく、NATOが軍事介入する可能性が一気に上がります。
NATOがウクライナ戦争に軍事介入すると世界大戦になる可能性が出てきます。では世界大戦の定義は何か?
最近、その定義に関する話を聞きました。先ず、世界大戦には必ず大国が参加しないといけません。ここで言う大国の定義は時代によって変動します。今の世界大国と言うのはどんな国が入るのか?此処で説明する必要も無いと思います。
又、戦争の両方に大国が居ないといけません。片方だけに大国が集まっていても、世界大戦とは言えません。
それ以外、この戦争が終わった後、国際情勢、世界の構造が変わります。例えば、第二次世界大戦が始まる前、世界に幾つかの強国が存在しましたが、戦争が終わった後、アメリカとソ連2極になりました。
この定義から、これから世界大戦が起きる条件を考えてみると、先ずアメリカが直接参戦する事です。アメリカが参戦すると、勿論NATOが参戦するし、場合によっては、日本も巻き込まれて、何らかの形で参加する可能性があります。
それ以外中国も参戦します。どっちに立つかは分かりませんが、中国も参戦します。これらの条件が揃えば、世界大戦だと言えます。
ではアメリカ・NATOが参戦する条件は何かと言うとロシアが化学兵器を使う事が、そのトリガーになる可能性が高いです。
ロシアは核兵器を使うと言っていますが、今のところアメリカはロシアが核兵器より、化学兵器を使う可能性が高いと判断しています。今注目されている化学兵器は世界大戦のトリガーになる可能性が高いです。
ロシアはキエフを取る事を自分の目標にしていましたが、今の所、その目標は達成出来ていません。もしどうしてもキエフを取る事が出来なければ、最低でもマリウポリを取ろうと思う可能性が高いです。
マリウポリを取る事が出来れば、ウクライナ東部とクリミアを繋ぐ事が出来ますので、まとまった土地を取る事が出来ます。でもそれだけでは、今回の戦争の対価があまりにも高過ぎます。
今投入してしまった兵力を考えて、その損失を割り切る事が出来ずに、引き続きキエフを取ると考えると、今以上の死傷者が出ます。その事は欧米が思い切って介入する事の理由になるのか?プーチンはそれを自分の意志判断に入れないといけない所まできました。
これから欧米がいつウクライナ戦争に介入しておオカシクない所迄きています。化学兵器を使う事はそのトリガーになる可能性が高いし、ロシアがキエフに侵攻して多くの犠牲者が出る事、又は他の軍事作戦等、どんな事がNATOを巻き込んでしまうトリガーになってしまうのか、プーチンは判断する前にシッカリと考慮しないとイケマセン。
今までロシアとウクライナが交渉を通して戦争を終わらす話が何回も出ましたが、この二日間でその話題が突然消えて、聞かなくなりました。これは緊張感が上がっているサインの1つかもしれません。
又、最近ロシア政府の上層部の重要人物が辞任する話や、国防長官が姿を消した話も出ています。それ以外、プーチンを暗殺する話も流れています。これらの話の中に検証が出来る本当の話もあれば、ただの予想もあります。
でもプーチン政権が不安定になっている事が分かります。この国内・国外の圧力の中で、プーチンがどう判断して、どう動くのかは、これから世界大戦が起きるかどうかを決めると思っても問題ないでしょう。少し短いですが、今回はここまでにします。
今日、欧州で3つの重要な会議がありました。それに関するニュースがこれから色々出てくると思いますので、もし何か重要な話があれば、別の動画で紹介します。
これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。又、このチャンネルを応援して頂ける方は、是非、メンバーシップもご検討下さい。では、又、次回、お会いしましょう。HaranoTimesがお届けしました。
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