安倍総理の国葬で頭を抱える隣国の大将、あの手この手で日本を貶める？

(コメント欄に訂正内容あり）
日本はまた利用されている？

Harano Times 2022/07/26

皆さん、こんにちは。既に他の所で聞いたかもしれませんが、中国の南京にあるお寺に、
所謂「南京大虐殺」の責任を問われた旧日本軍の軍人らの位牌が祀られた事が
大問題になっています。

その事が公開されてから、その位牌を作った人が逮捕されるまで、
色んな事が起きましたので、今回は、それはどういう事なのか？
何が怪しいのか？何故、このタイミングで起きたのかについてお話をします。

先ず、今日の話を始める前に、一点事前にお話をしたい事があります。
南京大虐殺の件について、過去の動画でも取り上げた事があります。
この事件について、今も論争が継続しています。

過去の動画でもこの件について話をした事がありますので、此処では割愛します。
今回の件を皆さんに紹介する為に、中共のロジックに基いて、
話をする必要がありますので、
皆さんが理解している南京大虐殺の歴史事実と違う事が多い筈です。
このポイントを理解した上で、話の内容を聞いて頂ければと思います。

中国のメディアの報道に依ると、中国の南京市にある有名なお寺玄海寺で、
極東国際軍事裁判で死刑を執行された南京軍事法廷で死刑となった
谷寿夫陸軍中将等５人の名前が祀られていました。

この事が報道された後、中国で一気に話題になり、
そのお寺が猛批判されました。猛批判される理由は言わなくてもわかる様に、
中共は南京で起きた日本軍による大虐殺は忘れられるべき、
許されるべき事ではないと中国人に小学生の時から教えています。

南京は中国人にとって特別な都市です。
しかし、その中共が言う大虐殺が起きた南京にある有名なお寺に
戦犯の位牌が祀られる事は中国人にとって想像出来ない事です。

しかも、そのお寺は南京にある、青少年に愛国思想を教える施設でもある為、
中国人が相当怒った事が想像出来ると思います。

この事が話題になった後、当局は既に位牌を撤去した。
それは民族の感情に傷をつける行為であり、徹底的に調査すると発表しました。

勿論、中国のネット上で、それは日本が中国に浸透する為にしてきた組織的な
犯罪であるという声も上がり、中国人の民族感情が高揚しました。

何故大虐殺が起きた南京で、靖国神社が出来たのかという批判まで出ました。
その後直ぐ、位牌を立てた女性ゴ氏が逮捕され、彼女はテレビで自分の罪を認め、
謝罪しました。そして政府がこの事の詳細を公開しました。

政府の正式なアナウンスに依ると、その女性は30代の女性で、元看護士です。
2019年に仕事を辞めて出家しました。彼女は2017年にそのお寺に行って、
友人の名義で、その５名の軍人の往生位牌を立てる様に依頼をしました。

そして、日本軍軍人以外、
或るアメリカ人女性ミニー・ワイトリンの位牌も用意しました。
その女性は日中戦争の時、中国に居た宣教師です。
戦争時、南京で女性の保護に協力したアメリカ人の女性です。

当時、お寺のお坊さんが彼らの名前を知らなかったので、普通の手続きに基いて
対応しました。

その事が最初にバレたのは今年の２月です。
当時、或る女性と一緒に位牌を探していた２人のお坊さんが、
その日本人軍人の名前に気付きました。
そして、そこに居た他の観光客がその位牌の写真を撮影しました。

その事が分かった後、直ぐ、その２人のお坊さんは、それらの位牌を撤去し、
住職に報告しました。
住職はその事を秘密にする様にと命令した後、その事を政府に報告しませんでした。

そして５ヶ月後になった今、何故か当時の写真がアップされ、今の問題が置きました。
では、何故、その女性がその様な事をしたのかと言うと、
彼女が日本軍の暴行を知った後、精神的にダメージを受け、
長期間悪夢を見る様になってしまった様です。

そして仏教と接した後、その５人の日本軍人の為に往生位牌を用意して、
彼らを苦しみから救おうとしたそうです。

何故、そのアメリカ人の女性の位牌も用意したかと言うと、彼女は当時、
女性や子供の保護をする為に貢献をしたが、戦争の刺激に耐えられず、
帰国後、自殺をしました。

その中国人の女性は、その宣教師を苦しみから救う為に、
彼女の為にも位牌を用意しました。
彼女は2017年以来、精神上の苦痛が理由で３回も病院で診断を受けた様です。

今回彼女は騒動を挑発したという罪で逮捕されました。
お寺の住職や、他の一部の官僚も処罰を受けました。
この事は、この政府の正式なアナウンスをもって終了しました。

では、何故、今年２月に起きた事が、急に今になって公開されたでしょうか？
又、今回の報道のオカシイ所は、中国全国でこの報道に使われている写真は
１枚だけです。
国営メディアでも、ネットで流れているその１枚の写真を使っています。

この事が公開された後、そのお寺で撮影された内部の写真も無いし、他の取材もありませんでした。又、その位牌は中国で往生位牌と言って、亡くなった人の為の物です。既に亡くなった人を祀る事は中国では法律違反ではありません。

しかし中共は往生位牌というポイントをアピールせず、戦犯を祀ったという事を強調しました。そしてアメリカ人の女性、つまりその中に中国人の軍人があった事はあまり報道されず、戦犯の事ばかり報道されました。

その女性が戦犯の位牌を用意した事は本当である可能性がありますが、でも、その事が中共に利用されたのは確かです。

中国の国内政治に何かあった時、小さい問題の場合は、芸能人に関する熱いニュースが出て、大きい問題が起きた時は、日本に関する熱いニュースが出ます。今は丁度、中共が日本を必要としています。

このチャンネルでも一部紹介していますが、中国の銀行システムや不動産業界で、大きな問題が起きています。不動産業界の問題について、このチャンネルでは未だチャンと紹介出来ていません。不動産、銀行、地方政府を巻き込む大きな問題が起きています。それについて、又、機会がある時に紹介します。

今、中国の不動産の問題はかなり広範囲で起きている問題で、多くの中国人に注意力はそこにありました。しかし、この件が一気に注目され、中国人の民族主義が高揚した後、不動産の問題の報道が減ってしまい、注目度が減ってしまいました。

この効果から、今回は又、中共が国民の注意力を分散させる為に、日本の事を持ち出した可能性が大きいのが分かります。確かに政府の正式なアナウンスに依って、この事は中国で正式に終わりました。

政府が再度、何か利用しない限り、これからこの件はもう大きく報道されない筈です。しかし１回挑発された民族主義の感情は、そう簡単に消えません。

この件が大ごとになっているもう１つの理由は、安倍さんが亡くなった事です。安倍さんが暗殺された後、自民党が前回の選挙で多数席を獲得しました。日本が憲法を修正して、軍隊を持つ国に変わる可能性があります。

日本側は、未だ正式にこの事を始めていないので、中共は政府として、日本を批判する事は出来ません。此処で、靖国神社の話を持ち出して、中国人の民族主義感情を高揚させ、これから日本が憲法を修正する話が出た時、そこに話を繋ぐ事が出来ます。

此処で安倍さんの話が出たので、安倍さんの国葬と習近平の話をしたいです。安倍さんの国葬は９月２７日に行われます。２日後の９月２９日は、日中国交正常化50周年記念日です。

再選を狙っている習近平は、年末迄に日本と関係を改善する事が出来れば、自分の再選に有利です。その為、この記念日の機会を利用して、日本と関係を改善する可能性がありました。

しかし安倍さんの国葬が９月２７日になった事は、その可能性を大きく下げてしまいました。もし、習近平が記念日を利用して、日本と関係を改善するなら、丁度、世界各国のトップが日本に集まっている時期ですので、記念日の事はあんまり報道されません。あんまり遅くなってしまうと、意味がなくなってしまいます。

もし、少し早くすると、逆に安倍さんの国葬と被ってしまい、習近平がその葬式の為に日本と関係を改善している様に見えます。中国で大きく批判されている安倍さんの葬式を重視している様な感覚になってしまいます。

どちらにしても、安倍さんの国葬のタイミングは、習近平が日本と関係を改善する道をかなり防いでいるとも理解出来ます。でも、このタイミングで、日本を又、中国の焦点にしたので、中共は今、日中関係の事を考える場合では無いと思ったかもしれません。

これからこの案件がどう変わるのか、中共は日中関係をどうしたいのか、これからの動きを見て、又、皆さんに紹介します。

これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。又、このチャンネルを応援して頂ける方は、是非、メンバーシップもご検討下さい。では、又、次回、お会いしましょう。HaranoTimesがお届けしました。

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