いつも腹立たしいペロシだけど、今回は応援◆ポンペオさんもご一緒に!
ペロシが後戻りしにくい理由、ポンペオが男を見せる!
Harano Times 2022/07/29
皆さん、こんにちは。
アメリカの下院議長ペロシが台湾を訪問する話は最近の最も熱い話の1つです。
この話が出てから、米中両国の外交問題はズッとエスカレートしており、
今は簡単な外交問題ではなく、アメリカと中国の間の危機になっています。
下手すると米中両国の間で衝突が起きて、
台湾が引き金となる世界大戦になる可能性もあります。
又、今の状況は当時ウクライナ戦争が起きる前の状況と少し似ている部分も
ありますので、今日は、この話を皆さんに紹介します。
今回ペロシが台湾を訪問する事は、新しい計画ではなく、前回出来なかった、
延期した訪問です。
今年の4月、ペロシは台湾を訪問する事を計画しました。
しかしその時、ペロシはコロナ陽性になり、訪問を取り消しました。
中共は彼女の訪問を強く批判しましたので、彼女は中共の圧力に負けて、
コロナを理由に予定を取り消したという意見もありました。
少なくとも、中共は国内でその様に報道しました。
7月19日から、ペロシが8月辺りに台湾を訪問する事が
報道される様になりました。
この話が出た後、中共の厳しい批判が始まりました。
環球時報の元編集長がかなりデカい話をした事は色々報道されましたので、
皆さんも何処かで聞いた事があると思います。
彼は解放軍の戦闘機がペロシの飛行機と一緒に飛行し、
彼女の飛行機が降りる空港の上を通過し、その侭、台湾の領空を横切って
大陸に戻る様にと提案しました。
その理由は、解放軍の飛行機とペロシの飛行機の距離が近いと、
台湾の空軍も簡単に攻撃出来ないからです。
又、彼は、「それが出来れば、中国が台湾で主権を行使する斬新な事になる」
と言いました。
彼のこの提案の可笑しさに気付いた人も多いでしょう。
先ず、昔から中国の領土だと主張している台湾に、
アメリカのNo.3が来ると言っているのに、
自分の領土に飛行機を着陸させる事が出来ず、
その侭、台湾の領空を歴史的に飛び越えて、大陸に戻って、
自分の主権を行使しようとしています。
又、対話に対する主権を行使する時、
所謂「自分の領土」を台湾にある軍事力で撃ち落とされる事が心配で、
アメリカのペロシを盾にしないといけないという事になっています。
その様な主権の行使は見た事がありません。
中共の為に嘘をついて、デッカイ事を言う、元編集長ですので、
彼は元編集長とは言え、今も中共の為に、外部にメッセージを出していますので、
彼の話を完全に無視する事は出来ません。
彼がその話をした後、アメリカ側で、もし中共が戦闘機を出すなら、
アメリカは空母と戦闘機を出して、ペロシを守るべきという話が出ました。
中国の外交部は、もしペロシが台湾を訪問すると、
有力な対応をする等と厳しい言葉を言いました。
又、アメリカの一部のメディアの報道に依ると、中共はペロシが台湾を訪問する時に、
台湾の上空に防空識別圏を設置する可能性がある。
それは米中の間で、軍事衝突が起きる引き金となると報道しました。
もし本当に中共が台湾の領空に防空識別圏を設定するなら、この事は直ぐに、
違うレベルの事になってしまいます。
この様な防空識別圏の話は中共が出したにしても、アメリカ側が出したにしても、
今回の訪問は危険という雰囲気を作ってしまいます。
その後、先週金曜日のワシントンポストの報道では、
アメリカの国家安全顧問サリバン、米軍の参謀長ミリ―、
インド太平洋司エリアの司令官等の上層部は、その訪問についてディスカッションして、
ペロシを保護する為の計画を作っている。
ペロシは軍用機に乗って、台湾を訪問する。
それ以外、空母打撃軍を起用する。
戦闘機を覇権する等の対策を実施する計画をしている話がありました。
アメリカのメディアは
アメリカはシッカリ準備をしているというメッセージを発信したのが分かります。
そしてこの話が出た後、バイデンは彼女を訪問をあまり支持しないという感じでした。
メディアでは、米軍は安全の心配をしているから、その訪問を支持しないと報道されました。
しかし、その話をしたのはバイデンです。
バイデンは「私は米軍がそれは適切ではないと感じていると思う。」と言いましたので、
それは米軍の意見ではなく、バイデンの感想であるのが分かります。
勿論、米軍はホワイトハウスの話を聞きますが、独立した意見を出す事も出来ます。
でも、これは米軍からの意見ではなく、バイデンの感想です。
バイデンがそう言ってしまうと、逆に米軍がマズイ立場になってしまいます。
つまり正確に言えば、その時点で、米軍の意見は未だ不明と言った方が、より正しいです。
この事から分かる、もう1つの事は、民主党とは言え、バイデンとペロシ、
つまりホワイトハウスと国会は、この事で意見が一致していません。
バイデンはこの事を大ごとにしたくないという感じで、ペロシはバイデンが何を考えているのか話し合っていないので、分からないという感じでした。
此処で、彼ら二人がワザと、北京と交渉する為に、何かの役を演じているのではなく、バイデンの民主党での地位が低く、それと対照的にペロシの性格は強いので、此処で、彼女はバイデンを無視する事を選んだかもしれません。
過去の動画でも話をした事がある様に、ペロシは若い頃から民主主義を支持する姿勢を出してきました。天安門事件が起きた後、彼女は他の人と一緒に、天安門広場で横幕を広げて、民主主義を支持したので、中共の公安に逮捕され、数日間拘束された事があります。
彼女の本心であろうが、演技であろうが、民主主義を支持する姿は変わっていません。ペロシの今の任期は彼女の最後の任期になる可能性が高いので、議長として台湾を訪問する事が出来れば、それは彼女が残せた、民主主義に関する重要な成果にもなります。
この危機の中で、元国務長官ポンペオが意思表明をしました。彼はTwitterでペロシに「私は貴方と一緒に行く。私は中国に制裁されているが、自由を愛する台湾に制裁されていない。そこで会おう」と言いました。
ポンペオがTwitterでオープンにこういう風な話をしたのは、一気に話題になり、注目されました。台湾問題で大きな貢献をしたポンペオが、この様な話をするのもオカシクありません。
同時に、彼はバイデンを批判して、「大統領はこの問題でシッカリ対応すべき。もし議長が主権国家を訪問しようとした時、中共がそれに反対するたけで、その訪問を止めるなら、これはとても危険である」と言いました。
そして元共和党籍の大物キング・リーチもメディアでペロシに圧力を掛けて、
「今回は中共の圧力に負けず、訪問を実現して下さい」と言いました。
このキング・リーチは20年前、始めて下院議長として、
台湾を訪問した事がありますので、彼の発言には重みがあります。
アメリカ国内で、この問題が熱くなっているのと同時に、中共が引き続き強く反対している事も多くのメディアで報道されました。
此処まで米中の間で対立しているのに、台湾はかなりプレッシャーを感じ乍ら、冷静に対応しています。台湾は今の所、ペロシから正式な連絡が来ていないという事で、正式な意見を出していません。
これから来る危機の準備をしながら、これ以上、挑発しない事は、今台湾が出来る1番良い対応かもしれません。
今の状況を総合的に見ると、これからの数週間は米中が国交を始めてからのこの四十数年来、最も戦争に近い数週間になります。
では、何故、ペロシが今台湾を訪問しようとしているのか?先程話をした、彼女の最後の任期で成績を残す事以外、他の目的もある筈です。
最近、アメリカが台湾問題で、中国に圧力をかける必要がある大きな国際問題はありません。つまりペロシが今回、台湾を訪問する話を持ち出したのは、民主党の国内での成績があまりにも悪いので、国際社会での成績で、それを補おうとしている可能性が高いです。
ペロシが前回、訪問を取り消した後、共和党籍の国会議員がグループになって台湾を訪問しました。そして7月、EU議会の副議長も台湾を訪問しました。台湾の民主主義を守る事で、民主主義をズッと口にしている民主党が遅れをとっています。
国内が混乱していると同時に外交でも何か良い成績が無いと、民主党の中間選挙にはかなり不利です。既に多くの人が忘れてしまった台湾訪問の事を再度持ち出したのはペロシですので、彼女にはそれを実現させたい希望がある筈です。
又、共和党、アメリカ国内、海外もシッカリ見ていますので、ペロシが此処でやめると、自分の面子を潰してしまいます。つまりペロシがこの問題で、柔軟に対応する余地がかなり少ないです。
此処まで来て、今回の事はチキンゲームになってきました。つまりどちらが勝つか、或いは負けてチキンになるか、根性を比べる勝負です。このチキンゲームでバイデンはもう負けています。彼の言動から、中共の脅迫に負けているのが分かります。
何故、今はウクライナ戦争が始まる前の様な感じになっているかと言うと、当時、プーチンの強気な態度に対して、バイデンは自分の弱さを見せました。バイデンの弱い態度は、プーチンが行動した判断根拠の1つになったからです。
これも何故、トランプ大統領の様な強い態度があれば、戦争が起きなかったと言われている理由です。
プーチンがバイデンの弱さを感じ取った様に、習近平も今、バイデンの弱さを感じているのは間違いありません。という事は、バイデンが弱ければ弱い程、習近平が今回の事で圧力を強めて、アメリカの訪問を止めようとします。
今回の訪問を止められれば、台湾を攻撃しても、バイデン政権は動かないと判断する可能性が高いです。これも何故、習近平が2年以内、つまりバイデンの任期内で台湾を攻撃する可能性があると判断している人が多い理由です。
しかし今回少し違うのは、バイデンの弱さがペロシの意思判断に影響出来ない可能性がある事です。今のところ、ペロシはその訪問を止める計画はなさそうです。
CNNの報道に依ると、ペロシはこれから数週間以内で、台湾を訪問する計画があるだけではなく、一部の民主党、共和党の人と一緒に行く事を計画している様です。
CNNが入手した情報が正しければ、ペロシは中共からのプレッシャーを受け取った後、反撃して、1人ではなく、グループで行くという姿勢を打ち出した事になります。
又、民主党、共和党の議員が同時に行くと、これは超党派で、アメリカの国会の判断であるというメッセージになります。誰がペロシと一緒に行くのかは未だ決まっていない様ですが、この話が出た後、多くの人が、最初に思いついたのは、ポンペオではないでしょうか?
ポンペオが現職の議長と一緒に行ければ、これから大統領選挙に参加する彼にとって、知名度を上げる素晴らしい機会になります。
そしてAP通信社は、米軍は今回の訪問で起きる可能性がある危機に対応する為に、綿密な計画を作成していると報道しました。
彼らが内部から入手した情報に依ると、もし、ペロシが台湾を訪問すると、アメリカはインド太平洋エリアにある軍事力を使う。米軍は解放軍が攻撃する事を心配していない。
但し、彼女が台湾に向かう途中と、彼女が台湾に居る間、米軍の軍艦、戦闘機等の軍事力は、彼女を護ると報道しました。
そして米軍の参謀長ミリ―は「もしペロシ、若しくは他の人が旅行中に、米軍の保護を必要とするなら、我々は全力で彼らの安全を護る。話は此処までにしておく」と言いました。
これはバイデンが数日前に言った「米軍は支持しないと思う」と言った話を否定した発言でもあります。
彼女が訪問の詳細を正式に公開していない1番大きな理由は、バイデンと習近平の電話会議があるからだと思います。私がこの動画を作成している時点で、彼らの電話会議が終わったばかりで、詳細の報道が未だ出ていないので、その電話会議は彼女の訪問にどんな影響があるのかは未だ分かりません。
しかし、今迄の情報から、ペロシが台湾を訪問する可能性は益々大きくなっているのが分かります。ペロシが台湾を訪問する事を決めても、中共が本当にアメリカを攻撃する可能性は低いと思います。
アメリカも中国も自分の面子を守りながら、この問題を解決する事を考える筈です。でも、中共がいくら面子を守ったとしても、今回の台湾訪問が実現してしまうと、それはアメリカと台湾の関係にとって、重要な一歩になります。
この事がこれからどう変化するのか、引き続き観察して、皆さんに紹介していきます。
これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。又、このチャンネルを応援して頂ける方は、是非、メンバーシップもご検討下さい。では、又、次回、お会いしましょう。HaranoTimesがお届けしました。
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