ペロシの台湾訪問騒動の隙を狙って北朝鮮も?
彼女が行っても行かなくても良い理由、北朝鮮がうずうずし始める...
Harano Times 2022/07/31
皆さん、こんにちは。
7月28日バイデンの習近平は電話会議を行いました。その2人は率直に意見交換したと
報道されています。
率直な意見交換をしたと報道された場合、基本、どちらも自分の意見を言って合意が
なかったという事を指します。
そして私がこの動画を作成している時点でペロシの飛行機は既に出発しました。
ペロシの飛行機を追跡するサイトで、彼女がアメリカから出発した情報が載っており、
同時に数万人がその飛行機の情報を負っていた様です。
しかし彼女の飛行機がハワイに着いた後、飛行情報が非公開になりましたので、
その後どうなるのか、今のところ分かりません。
バイデンと習近平の会議でチャンとした合意がなかったので、これ以上引っ張っても、
予想外の事が起きる可能性が大きくなりますし、
お互いの姿勢が益々強くなってしまって、衝突する可能性も大きくなりますので、
ペロシがさっさとやってしまった方が逆に良いかもしれません。
彼女はアジアの日本、韓国等を訪問します。台湾訪問は暫定となっています。
つまり何かなければ、台湾に行くとの事です。
逆に中国のメディアでは未定と報道しています。
彼女が行くかどうか未だ決まっていないというイメージで報道しています。
同時に米軍の空母レーガンは7月26日シンガポールから出発し、南シナ海に戻りました。
米軍はその配置の変更を自由で開かれたインド太平洋を支える為、巡回の一環で、
通常の予定とされた活動を継続していると主張していますが、
誰でも、その変更の目的を知っています。
米軍は軍事力で、ペロシの台湾訪問を守るというメッセージを出しています。
米軍が正式に動いたのを見て、環球時報の元編集長は、又、でっかい話をし始めました。
彼は「空母が来たら沈める」と言い始めました。
彼は今迄、米軍の空母を沈める話を何回もしてきましたので、
彼のこの様な話を聞いても驚かない人が多いでしょう。
此処まで頑張ってしまうと、見ている方としては笑うしかありません。
彼の立場上、自分が信じていない事を言わないといけません。
それは彼が宣伝上でやらないといけない事です。
しかし今回、彼の様な口だけの編集長以外に、
戦争が起きると実際に戦う解放軍からも発信があり、注目を集めました。
中国の山東省にある解放軍第80師団軍は自分のオフィシャル・ウエイボー(微博)
アカウントで「戦争に備えよう」という短いメッセージを出しました。
そのメッセージは中国のネット上で大人気を得て、沢山の「いいね」を獲得しました。
しかし中国の地理について少し知識がある人なら、
それは全く無意味である事が分かります。その師団軍は中国の北部にある陸軍です。
しかしアメリカの空母は南から来る海軍です。
その師団軍は自分と無関係の事をアピールして、中国で人気を得ようとしました。
このタイミングで解放軍のアカウントが戦争に備える話をすると、
あんまりにも注目されてしまいますので、彼らは自分が出したメッセージの下に、
「8月1日の建軍節が近づいた。我々は戦争に備えるという責任を忘れてはいけない」
というメッセージを出しました。
これは明らかに中国で人気が高過ぎた「戦争に備えよう」というメッセージは
ペロシと関係無いという逃げるメッセージです。
海軍と関係無い陸軍がメッセージを出して、その後取り消すやり方から、
解放軍にはヤル気がないのではないかと考えてしまいます。
この様な口先の反対以外、中国はチョットした行動をしています。
中共は7月30日に福建省の付近の海域で実弾の軍事演習を行う事を発表しました。
彼らが演習を行うエリアは、台湾海峡の最も狭い部分ですので、
台湾とペロシをターゲットにした軍事演習であるのが分かります。
又、広東省も7月29日から30日の二日間で軍事演習を行う事を発表しました。
それ以外、7月29日台湾の東部に中国の無人機が現れ、
台湾側はシグナル弾を発射して、無人機を追い出しました。
これらの中共がやっている実際の行動は、基本軍事演習で止まっていますし、
短期間で規模も小さいですので、どちらかと言うと、国際社会に見せる為の物です。
もう1点注意すべき事は、軍事演習は7月内に終わります。
彼女が近くに来る迄に演習を終わらせて、彼女が来た後、
何かトラブルが起きる事を避けて、演習をしない様にしています。
中国側は、まるで彼女が台湾を訪問するかしないかを知らない様な感じで、
色々批判していますが、此処まできて、中共がそれを知らない筈がありません。
もしペロシが台湾を訪問するなら、もう台湾に通知されている筈です。
台湾が通知された後、中共は既に、自分のスパイを通して情報を入手している筈です。
此処でチョットだけ脱線します。
「台湾に中共のスパイが居るから台湾は信用出来ない」というコメントをよく頂きます。
丁度、この話が出たので、台湾に居るスパイの事について簡単に話をします。
この問題について、私は絶対にそうなるという視点で見たくありません。
中国から遠く離れている、文化も何も違うアメリカですら、中国のスパイが沢山居ます。
台湾は中国の直ぐ傍にある文化も言語もかなり共通している国ですので、
そこに中国のスパイが居ないワケがありません。
他の国と比べるとスパイが潜入し易い環境ですが、だからといって、
全部否定する事は出来ないと思います。
やはり状況に合わせて考える必要があると思います。話を戻しますと、
中共は今、ペロシが来る事を知りながら、反対している可能性が高いです。
勿論、中共はペロシが来ない子tおを知りながら、反対している可能性もありますが、
その可能性は低いです。
何故そう言えるかと言うと、もしペロシが来る事を知っていて、
あんまりにも強い姿勢を出してしまいますと、ペロシが台湾に着いた後、
対応に困ってしまいます。
逆にもし、ペロシが来ない事を知っていれば、出来るだけ強い反対の姿勢を出して、
ペロシが台湾を訪問しない事が正式にアナウンスされた後、
中共は「ペロシは中国の強さに負けた」と宣伝する事が出来ます。
では、今中共はどの様な対応をしているのか?
中国ではペロシが台湾を訪問する事に関する報道はかなり減らされています。
中国の主流情報サイトで、トレンドに入っているニュースの多くは、
バラエティや芸能人に関する事になっており、ペロシの事はあんまり報道されていません。
それ以外、中国の国防省のスポークスマンは「解放軍は米軍との関係を重視している。しかしその関係を維持する事には原則がある。それは中国の主権、尊厳と核心的な利益が侵害されない事である」と言った後、「中国はアメリカが挑発的な事をするのをやめる事、最前線にある兵力に対する管理を厳格化し、意外なトラブルが起きる事を防ぐ様にと要求する」と言いました。
中国の国防省のこの話から、中共は米軍の兵士が今のこの状況で予想外の事をしてしまって、戦争に繋がってしまう事に心配しているのが分かります。
中共は出来るだけ、戦争を避ける様に手を打っていますので、ペロシの飛行機に手を出す可能性が低いのが分かります。
正直、ペロシが台湾に行くのかどうか、最後にならないと分かりません。それ迄、変化が起きる可能性はズッと存在します。此処まで来たので、彼女が台湾に行っても行かなくても問題ないと思います。
彼女が台湾に行けば、米台関係の大きな飛躍になります。民主党のペロシが行けるなら、これから共和党の上層部も行き易くなりますし、行く人が多ければ多い程、中共が口出しできなくなります。
これはアメリカにとっても台湾にとっても良い事です。勿論、彼女が台湾に行った方が良いですが、仮に、中共の形上での圧力に負けて行くのをやめても問題無いと思います。
ペロシが台湾に行く事が此処まで世界から注目を集めて、メディアでも大きく報道されているのに、彼女がやめると民主党に対する失望感が高まります。
民主党は中共と対抗出来ない弱い政党というイメージが定着していきます。アメリカ国内の大変な状況と外交での失敗は、今回の中間選挙、次の大統領選挙にインパクトを与えますので、共和党が選挙で勝利する可能性が更に高まります。
彼女が行かないと習近平が台湾を攻撃する可能性が少し高まりますが、彼が再選される迄は無い筈です。それ迄に中間選挙も終わって、共和党が民主党をある程度制限出来る様になりますので、また状況が変化します。
アメリカと中国がこの問題で対立する時、北朝鮮の金正恩が又、動き出しました。彼は「北朝鮮はアメリカと軍事衝突をする万全の準備をしている」と言いました。
北朝鮮とアメリカが戦争をするなら、北朝鮮が出せる唯一の強そうな武器は核兵器です。つまり、北朝鮮はこれから又、核兵器の実験を始める可能性があります。そうなると日本に迷惑をかける事になります。
ウクライナ戦争が起きた後、北朝鮮はロケットを発射しました。この様な大国の間で対立が起きて余裕が無い時は、北朝鮮にとって良い機会になります。今のタイミングで北朝鮮が核実験をすると、日本の憲法修正の話が又、強くなる可能性が高いです。
今回、ペロシのアジア訪問は、米中の関係悪化に繋がるだけではなく、北朝鮮、そして日本にも大きな影響を与える可能性があります。
1番理想的な形は、ペロシが台湾を訪問して、中共は口先の反対だけで終わる事ですが、この事がどう変化するのか、何か新しい情報があれば、皆さんに紹介します。
これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。又、このチャンネルを応援して頂ける方は、是非、メンバーシップもご検討下さい。では、又、次回、お会いしましょう。HaranoTimesがお届けしました。
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