酷暑の中、電気が無くて扇風機も使えないニラたち
中国の高温停電水不足で起きた報道されない状況
Harano Times 2022/08/24
皆さん、こんにちは。連日トランプ大統領の話をしたので、今日は中国で起きている事を皆さんに紹介します。
最近、このチャンネルで中国の話をする機会がありませんでしたが、この間で中国で沢山の事が起きています。今回の動画で、昨日から北京の街中で出現した反動的な言論と、中国の一部の地域での暑い天気から発生した人道災害、そして最後におまけとして、中国民間で流れている、今の異常な天気と江沢民の関係についてお話をします。
中国のコロナ政策は未だに継続しています。この政策を全力で指示している習近平が再選される迄、この政策は簡単には変わらないでしょう。その後、いつ変わるのかも分かりません。
場合によって、年末の大会の直前位に習近平はウイルスとの闘いで勝利した事を発表し、それを自分の成績にするかもしれません。
独裁国家は基本、独裁者の考え方次第で変わりますので、どうなるかは、その時にならないと分かりません。
コロナが発生してから、一時期、制限が緩くなった時期もありましたが、中共は基本的に厳しい管理を継続しています。特にオミクロンの感染が拡大してから、中共は勝てない敵と戦うパフォーマンスをしています。
勿論、その目的は、ウイルスとの戦いではなく、社会の管理、お金儲けである可能性が高いです。でも、その様な目的の為に犠牲になっているのは一般の中国人です。
内モンゴルの草原にもチベットの高原にもPCR検査のスポットが設けられており、普段あんまり集まらない人を集めて、逆に感染のリスクを高めています。
又、この前、Twitterでもシェアしましたが、福建省で漁船が港に戻った後、魚の口の中に綿棒を入れてテストをしたり、カニの背中に綿棒を擦り付けてテストをしたりしました。
この様な明らかにオカシイやり方が平均に行われている事は、その社会のコロナに対する対応で相当行き過ぎているのが分かります。
誰が考えてもオカシイ事が此処まで遂行される事の背後に地方の官僚が習近平の政策に合わせて認めてもらう為の必死さが隠れています。でも、普通の国民はこの様な事をズッと耐えられる筈がありません。
中国の首都北京で、国民の忍耐が限界迄来ている事を証明する事が起きました。北京の或るエリアにあった一部のPCR検査スポットの外に文字が書かれました。
1つの検査スポットに1文字書かれて、それを繋ぐと「3年も経った。もう無感覚になった」という意味になります。
中国語で「麻木」と書いて、無感覚、無関心、しびれるという意味を指します。それらの字が書かれた検査スポットの場所を地図に反映させた人も居ました。地図で見るとその場所がよく分かります。
この地図から、これだけ小さなエリアにかなりの数の検査スポットが入っているのが分かります。又、同じエリアの検査スポットの上には文字が書かれました。
「自由でなければ死んだ方が良い。アホ感染病対策」と書かれました。
この様な事から、中国人が感じているプレッシャーと絶望感が伝わってきます。ネット上で不満を書くと、直ぐに消されるので、仕方なく、実際の検査スポットに落書きをしたかもしれません。
しかし、書いたのは良いが、監視社会でそれを書いた人は既に逮捕されたと考えても良いでしょう。
北京だから、この様な事は広く拡散されますが、他の小さな地方都市で、もっと酷い事が起きているのは間違いありません。
中国でコロナ政策を実施して、国民が生活に苦しんでいる時、中国の一部のエリアで、異常な高温が継続しています。この事は広く報道されていますので、皆さんも既に関連の報道を見たと思います。
この前、重慶で45℃の高温が記録されました。中国の報道に依ると、それは中国で気温を記録し始めて以来、ウイグル以外で記録された最高の気温だそうです。ウイグルのトロハンあたりは暑いので、夏の気温が高い時、50℃近くになる事もあります。
ウイグルは中国ではないと言う方もいらっしゃると思いますが、此処では中国の報道に基いて、話をしています。
四川省の一部の都市でも40℃を超える高温が継続しています。高温ならエアコンを付けて、室内に居た方が良いですが、同じエリアで電力不足の問題も起きています。
四川省は水力発電がメインです。過去と違って、毎年水が多く、今年は水不足になり、発電に影響が出ています。かなりの企業や工場は仕方なく作業停止に追い込まれています。勿論、多くの住民のエリアでも停電が起きています。
中国版Twitter微博(ウェイボー)で「四川省の住民が泣いている」というハッシュタグが広く拡散され、多くの現地の住民は、自分が経験した事を書いて、不満が噴出しました。
何故、彼らが不満になっているかと言うと、その1つの理由は、電気が不足しているにも関わらず、そこの一部の電力を上海の様なエリアに送らないといけないからです。
夏になると四川省の水力発電がフル稼働になりますので、毎年、上海に電力を送っていました。しかし今年の状況は違っていて、四川省は引き続き上海と電力をシェアしないといけません。
又、上海政府から四川省の政府に正式なリクエストが届きました。公開された書類に依ると、上海には上海汽車集団とテスラの工場があるが、最近は部品が不足しており、正常に稼働出来ていない様です。
その理由は、四川省に多くの自動車部品メーカーがあり、それらのメーカーは上海の自動車メーカーにン部品を供給している。しかし電力不足で部品の生産が間に合わず、上海にある自動車メーカーの生産に影響が出たからです。
そして上海政府は四川省政府に、それらの部品メーカーの電力を保証する様にリクエストして、正式な書類を送りました。
もし、それらの工場の電力を保証すると、住民の生活や他の所に使う電力が当然不足します。現地の住民の不満が噴出するのも当たり前です。
そして上海政府は自分は四川と電力を奪い合っていないと説明して、世論を抑制しようとしました。正直、上海政府が本当に電力を奪おうとしても、四川人はネットで文句を言う以外、何も出来ません。
四川のトップ、中国の全ての都市のトップは、現地の住民が選んだ人ではありません。彼らには住民の話を聞く必要がないです。トップが昇進しようと思えば、現地の経済状況を良くしたり、他の都市の上層部との関係を改善したりする必要があり、住民の生活が不便になる事は、特に考えなくても良い事です。
今回の高温は多くの人道災害に繋がりました。中国のネットで、四川省の各地の人がネットで伝えた実情を纏めた文章が広く拡散されました。その記事に4万件以上のコメントが付き、多くの人は、そこで自分の経験について話をしました。
その記事の下に付いたコメントから分かるのは、農家が畑で仕事をしていて、熱中症で亡くなったり、レストランで働きながら亡くなった人も沢山居ました。
又、或る人の話に依ると、彼の親戚が熱中症で亡くなり、火葬した後、防火の為、コウセン等(?)は禁止されました。その近所の火葬場で、同じ日の午前中だけで、百人以上が火葬された様です。
その多くは熱中症で亡くなった高齢者です。又、或る人は、自分と同じマンションに済んでいる人の話をシェアしました。或る高齢者が暑さに耐えられず、旧正月に娘から貰った3百元を使って、扇風機を購入して、42℃の高温で1人で扇風機を家まで運んだが、電気がなかったので扇風機を使えずに、その日の午後に亡くなった様です。彼が見つけられた時、彼は扇風機のコンセントプラグを持っていた様です。
又、ある路上で長い時間停まっていたタクシーの中で亡くなった運転手が発見されました。家に帰ると、健康コードが黄色になってしまう事を恐れて、ズッと家に帰れず、車の中で暮らしていたそうです。
多分、客を待っている時、節約する為にエアコンをつけなかったから、その暑さで亡くなりました。
この様な物語が沢山あります。彼らはチョットした電力が無いから、チョットした風がないから亡くなってしまいました。
中国の強さや国民の豊かさのかなりの部分は、彼らの宣伝です。中国では自然災害と人道災害はセットで起きます。自然災害が起きる度に、杜撰な管理体制はその災害を更に酷くして、人道災害に換えてしまいます。
去年発生した鄭州での地下鉄トンネルの浸水事件は、正にその典型例です。
習近平や李克強は、未だ現地の視察に行っていません。彼らは権力闘争で忙しいです。
因みに中国の民間で、今回の自然災害は政権の交代を象徴しているという説もあります。中国の民間で、江沢民の渾名は「カエル」です。又、彼の名前の中にサンズイヘンの字が2つあり、江沢民の「沢」は水溜りという意味で、沢民を一緒に使うと、沢は動詞になり、国民が水で溺れるという意味にもなります。
彼がトップになってから、中国の洪水はほぼ止まった事がなく、退任した後も、毎年という程、洪水が発生しています。しかし、今年は洪水ではなく、高温になって、多くの川の水が消えました。
これは江沢民が衰弱して、習近平が本当の意味で権力を握ったのではないかと考えている人も居ます。中共は無神論とは言え、中共の上層部の殆どは、この様な事を深く信じていますので、中国の民間でも、この様な話が出るのは当たり前かもしれません。
勿論、信じる人、信じない人も居ると思いますが、この話を動画の最後のオマケの話にします。
これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。又、このチャンネルを応援して頂ける方は、是非、メンバーシップもご検討下さい。では、又、次回、お会いしましょう。HaranoTimesがお届けしました。
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