「パンデミック対策」が最優先の中共は人民の命など二の次三の次
異常状況が頻発、中国はもう末期か?
Harano Times 2022/09/07
皆さん、こんにちは。現地時間9月5日12時52分中国四川省のカンゼチベット自治区でマグニチュード6.8の地震がありました。私が原稿を書いている時点で中国政府が公開した死亡者数は46人です。皆さんがこの動画を見た時は、既に上がっているかもしれません。
そして5分後、四川省のもう1つの都市でマグニチュード4.2、マグニチュード2.9、マグニチュード2.9の地震が連続で3回起きました。つまりほぼ同時に2つの都市で地震が起きました。
地震が起きた後、習近平はマニュアル通りにシッカリ対応する様にと指示を出しました。これは特に報道する必要が無いことです。
今迄の動画でも話をしてきた様に、中国では天災とセットで人災が起きます。中共のひどい管理体制はいつも天災を人災に変えますので、今回の地震が起きた後も同じ事になりました。
地震が起きた後、沢山の人が本能的にマンションから逃げ出して、外で避難しようとした時、マンションから出られませんでした。何故ならい、コロナ対策で都市封鎖された為、多くのマンションの出口が閉鎖されたからです。
管理人は閉鎖されたドアを開ける事を拒否するケースが多くありました。その理由は外に逃げると、人が集まって、感染が拡大するからです。
地震が起きると外に逃げる事は人の本能です。日本の様な地震が多い国でシッカリした訓練を受けている日本人の多くは地震が起きている時は、外へ逃げずに、先ずは建物内で安全な場所を探して、地震が収まった後、安全を確認しながら外に出る等のことをよく知っています。
中国ではその様な訓練をあまりしないが、中国政府が作成したマニュアルでは出口を確保すると明確に決められています。でも今は、ウイルスが地震より怖いので、ドアはシッカリ閉鎖された侭でした。
中国人が直ぐに建物から出ようとするもう1つの理由は、中国の建物の安全性は信用されていないからです。中国では「地震があった時、1番安全な場所は政府ビル」という言い方があります。
何故なら、共産党員は自分が居る場所を安全に作っているからです。しかし他の所の建物の安全は保証されていませんので、倒れる可能性があります。
2008年四川省で起きた震災で、沢山の学校が倒れて沢山の学生が亡くなりました。何故、学校のビルがそうも簡単に倒れたのか?それを調査しようとした人は全員弾圧されたので、未だに真相は公開されていません。でも中共の対応から何があったのかは想像出来ます。
建物の安全性は保証されていないので、地震が収まった後、余震が起きる可能性を見据えて、速やかに建物から離れる人が多いです。
しかし今回震災が起きたエリアで、既に外に避難した人を同じく感染拡大を阻止する理由で、マンションの中へ追い込む事も起きました。
ネットで流れている現場の動画から分かるのは、白い服を着ている人が避難した人に対して「この様な小さな地震は怖くない。全員家に戻って下さい。感染病対策が重要である」と呼び掛けていました。
又、マンションの外に居る人が中の人に対して「建物は倒れていない。倒れていないので、国の政策を守らないといけない」と言った人も居ました。しかし本当に何かあった場合は、国の政策も何もないです。
或る中国の弁護士の遭遇はネットで拡散されています。彼が自撮りした動画での話に依ると、彼が外へ逃げようとした時、マンションのガードマンによって止められました。彼は「地震と隔離、どっちが大事なのか?地震は今、目の前にある危険だ」と言った後、同じマンションに住んでいる他の夫婦は彼に「政治について口を出さない様に」と言った様です。
そしてその弁護士は「政治とは何か?今の地震は政治なのか?」と聞いた後、口論になり、最後、その弁護士はガードマンとその夫婦に殴られ、鼻血まで出ました。
これを聞くと、中共の洗脳がどれ程スゴイのか、若しくは、中共がどれ程怖いのかが分かります。
勿論、全員が悪いワケではなく、この制度を利用して、人の事を思った人も居ました。或るPCR検査担当は、住民が入っているWhatsUpのグループで、住民に向けて「地震が起きた。早く下へ降りて、PCR検査をしなさい」と言って、検査のデッドラインも明確にしました。
つまりPCR検査という住民が建物から離れる切欠を作りました。でも、この様なケースはかなり稀です。
地震が起きた後、他の都市から救援部隊が被災地に行きました。普通なら直ぐに救助活動を始めるべきですが、彼らが震災地に行った後、行列になってPCR検査を受けました。その現場の動画は今ネットで拡散されて、批判されています。
救助活動は時間との勝負です。時間が流れる事につれて亡くなる人が増えてきますので…それでも先ず、PCR検査を受けないといけません。
地震が起きると物流が止まりますので、元々感染病対策によって制限されていた物流の状況が更に悪化します。ではこの状況で、閉鎖されている人の食料は確保出来るのか?現場の状況は更に悪化するでしょう。
中共はコロナ対策を最も重要な政治任務にしています。中共が最も重要な政治任務を決めれば、それ以外の全てが重要ではなくなります。人が亡くなる可能性がある地震が起きても変わりません。
中共から見て、中国人は様々な死に方を選びます。例えば自宅に閉鎖されて餓死する。地震が起きても自宅に閉鎖されて、倒れる建物の中で死ぬ。病院が閉鎖されて、持病が酷くなって死ぬ。仕事を失くして、ビジネスが倒産して、失望の余り自殺する。
これらの死に方は全部許されますが、コロナウイルスに感染して死ぬ事は、中共によって禁止されています。生まれてくる事もコントロールする事が出来る中共ですので、当然、死に方を決める事も出来ます。
四川省は過去1ヶ月で猛暑、停電、山火事、都市閉鎖を経験してきましたが、今回は地震が起きたので、更に大変な状況になっています。
勿論、今は四川省だけではなく、中国の多くの都市で都市閉鎖が継続しており、6千5百万人が影響を受けている様です。勿論、これは中国の報道ですので、実際の状況は更に酷いかもしれません。
中国のメディアの報道に依ると、9月1日全国26の省の103の都市で感染者が増えて、2020年の最初の時期以来、最も酷い状況になっている様です。
中国の感染病対策はもう3年も継続しています。何故彼らが3年も対策をやってきて、状況が改善されず、逆に酷くなっているのか?
勿論、オミクロンの感染率の高い事や、これから風邪の流行り易い秋冬の季節に入るので、感染者が増える傾向になる等の理由もありますが、今になって、それらはもう重要な理由ではありません。
パンデミックが始まって、もう3年になりましたので、パンデミック対策は中国の一部の勢力が大金持ちになる手段になりました。彼らはパンデミック対策を1日でも長く継続させる為にどんな手段でも使います。
今迄ズッと継続してきた対策に検査員も一般国民も疲れてきています。パンデミックが始まった当時、中国のニュースやネットでのコメントでは「頑張れ」という声ばかりでしたし、世界は中国から学ぶべきと大きく報道されました。
しかもパンデミックに勝利したと言って、表彰大会までやりました。しかしこの様な報道は去年から減り始め、今年になって、もうほぼ見なくなりました。
過去、中国に居た比較的これらの本当の状況を話す有名な専門家も姿を消しました。最近、アメリカのニュースが中心になって、中国の話をあまり出来ませんでしたが、皆さんは他のソースから中国に関する沢山の情報を仕入れていると思います。
中国各地で異常な自然災害が頻発しており、パンデミック対策の影響で農業がかなり打撃を受けた為、食料不足の問題が顕著化しています。中共の様々な政策で産業が打撃を受けて、失業率が驚く程増えています。
あまり主流メディアでは報道されませんが、中国では無差別殺人事件等も増えています。普通の国なら、既に政府を倒す為の暴動が起きている筈ですが、中共は未だ耐えています。
その理由は2つです。
長年に渡る継続的な洗脳教育によって、共産党を無条件に信じる人が多い。
もう1つは中共が強力な手段で抑えているからです。
最近の報道で公開された中共の治安維持費は既に日本の国防予算を超えています。これは体力がある中共だからこそ出来る事です。しかし、この体力はいつまで持つのか?
この数年間の破壊は既に中共の経済面での貯金を食い尽くしています。既に体力が落ち始めていますので、今の治安がいつ迄維持出来るのかは分かりません。
唯一分かるのは、10月の大会まで中国は政治敏感期に入りますので、今日皆さんに紹介した「有り得ない事」がまだまだ継続するでしょう。
これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。又、このチャンネルを応援して頂ける方は、是非、メンバーシップもご検討下さい。では、又、次回、お会いしましょう。HaranoTimesがお届けしました。
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