遂に〇CP、キンペーの地獄の蓋が開いた!
すでにあの事件を超えている、なぜこうなったのか?
中共は何で悩んでいるのか?
早めにコントロールしないと、止められなくなるかも
中共は何で悩んでいるのか?
早めにコントロールしないと、止められなくなるかも
Harano Times 2022/11/28
皆さん、こんにちは。中国での抗議活動はウイグルでの火災が切欠に一気に拡がりました。
今、中国の多くの都市、大学で抗議活動が行われています。この侭コントロールされないと、中共にとってかなりまずい状況になってしまう可能性が高いです。
我々がもしかしてかなり重要な歴史の転換点を見ているかもしれません。今回の動画でこの件についてお話をします。
前回の動画でも、最初に前提条件について話をしました。今の状況になっているのは、ウイグルで起きた火災が切欠ですが、今まで皆さんがメディで見てきたウイグルの人権問題とは全く別問題です。
これらの問題を混ぜて考えると認識が違ってくる可能性があります。この前の動画で、ウイグルの人口の半分は漢民族であるという話をしました。中国が国際社会からの反発を避ける為に、本当のデータを隠していますので、今、ウイグルに居る漢民族の数はウイグル人より多い筈です。
そしてウイグル人が何故、簡単に抗議出来ないのか等についてもお話をしましたので、ここでは省略します。
今回、ウイグルの火災が切欠になって起きた事を今迄聞いたウイグルの人権問題と混ぜて考えている方もいらっしゃる様ですので、先にもう少し追加で説明をします。
何故、普通の漢民族がウイグルで抗議活動を行うのか?シンプルに言うと、彼らの認識では、ウイグルは中国の一部で、自分はウイグルの住民だからです。
ウイグルで生活している漢民族は自分はウイグルの人と言います。勿論、此処では我々の言う、民族の意味でのウイグル人ではなく、新疆人、つまり新疆の住民、新疆の人です。これはウイグルという民族を指すのではなく、新疆という地域を指す言い方です。
中共が政権をとった後、実は中共が政権をとる前から国民党時代でも、ウイグルで政権を握っていた漢民族が居ました。でも、これらの話をしますと、又、長くなりますので、中共が政権をとった後という言い方にします。
中共が政権を握った時から考えると、多くの漢民族は少なくとも3代生活をしています。3代も生活をしていれば、そこは自分の故郷になります。
彼らが自らそこに行ったにしても、共産党の政策で、無理矢理行かされたにしても、そこで生まれて生活する彼らにとって、そこは故郷です。
そしてウイグル人と漢民族はお互い影響しながらウイグルで生活しています。勿論、政権を握っている中共は、同化政策を強く進めている為、漢民族の文化の浸透が圧倒的に強いです。
それでも漢民族の中でウイグル人の影響を受けた人も居ます。一代目の漢民族の移民の中では特にそうです。その時、中共はウイグルで強い手段を使ったにしても、ウイグル人を同化させる意志がそこまで強くなかったし、漢民族の人口もそこ迄多くなかったので、自発的にウイグル語を勉強して、ウイグル人と交流する人も居ました。実際にウイグルに行ってみれば、その様な例を見る事が出来ます。
でも中共がウイグル同化政策に本腰を入れ始めてからは、いきなりウイグルに移された人には、その地域に対する感情が薄いです。つまりウイグルでも自分は新疆の人だと考えている漢民族も居れば、ただ仕事で来ていると考えている漢民族も多いです。
今回の抗議活動の中で、或る大学で、ある漢民族の男子大学生が、「自分はウイグルの火災で亡くなった人と全国で亡くなった人の為に声をあげる」とスピーチをしました。
彼はほぼ間違いなく、ウイグルで生まれ育ちました。でもだからと言って、自分は新疆の人だと考えている人は、ウイグルは占領されているという認識がありません。
何事でも百%はありませんので、そういう認識がある人も居ると思いますが、実際に言う人はホボいません。
何を言いたいかと言うと、ウイグルと言っても、実はかなり複雑な状況になっています。ウイグルで何か起きたというだけで、ウイグル人がという解釈になると、実態が見えなくなり、説明がつかなくなります。
これが分かれば、何故、ウイグルの火災が切欠で、中国全土で抗議活動が起きているのかが理解できます。これはウイグル人の人権問題と関係なく、中共のコロナゼロ政策に反対する一環です。
そしてウルムチでの火災は、約4ヶ月間ロックダウンされたウルムチの住民の忍耐を破った最後の話題になり、ウルムチの住民の反対活動は中国全国の反対活動に繋がりました。
具体的な抗議活動のシーン等は既にメディアで多く報道されていますので、皆さんも確認していると思います。此処では詳しく紹介しません。
私がこの動画を作成している時点で、既に51の大学で違う規模での抗議活動が起きました。そして多くの都市でも違う規模の抗議活動が起きました。
又、海外でも大使館周辺や新聞社周辺で抗議活動が起きました。Twitterでも色んな動画をシェアしましたので、ご興味がある方は是非Twitterのフォローをお願いします。
それらの抗議活動の中で最も注目を集めているのは、上海での抗議活動です。上海にウルムチ通りという通りがあります。中国の多くの都市で、お互いの都市名で道路を命名する事がよくあります。
最初は若者のグループがそこでウルムチの火災で亡くなった人を祈念する集会を行いました。勿論、その中に政府に対する不満も入っていた筈ですので、沈黙抗議と理解する事も出来るでしょう。
そして段々人が集まって来るのが多くなり、警察も現地の秩序を管理する為にやってきました。その後、更に人が集まって、千人以上の規模になり、警察と一部の住民との間で衝突が起きて、そこに集まった若者がスローガンを叫ぶ事になり、最終的に「習近平退陣!共産党退陣!」というスローガンを出しました。
色んな動画を探った限り、或る男子大学生らしい若者が、そのスローガンを始めた可能性があります。このスローガンが出た事は、今回最も注目されているポイントです。
多くの中国人は一生このスローガンを聞く事が出来ないと思っていたので「夢の様だ」と言っています。何故、このスローガンが此処まで注目されているのか?何故、此処まで世界のメディアがこの事を大きく報道しているのか?
このスローガンは中国人の反対運動を次のレベルに上げたからです。
例えば、この前フォックスコンの工場で起きた事を皆さんに紹介した時、その件は従業員が自分の給料を取り戻す為にやっていた抗議活動だから、お金を出せば解決出来るという話をしましたので、覚えている方も多いと思います。それは政治訴求ではありません。
そして今回、多くの抗議活動で「自由・民主」を求めるスローガンも多かったです。勿論、それも立派な政治目的が入っているスローガンになります。
でも、中国の様な独裁国家で、「自由・民主・法治」は共産党によって定義されて、誤魔化す事が出来ます。
例えば、誰も信じないが、習近平は「中国は全過程民主主義である」と言っています。
当時の天安門事件の時も、学生たちは民主主義等を求めて、天安門に集まりました。でも、今回は初めて、群衆が集まった所で、多くの人が同時に「共産党退陣!習近平退陣!」を求めるスローガンが出ました。
これは次のレベルになりますので、政治訴求という部分で言うと、天安門事件の時を超えています。この3年間のロックダウン。厳しいコロナゼロ政策で国民が大変な状況に陥っているのに、習近平が三期目に入った事は1つの刺激ポイントになったかもしれません。
今迄も共産党が一党独裁でした。でも、十年に1回トップが変わるので、ずっと工程で見た中国で十年に1回トップが変わってくれる事も多くの人の救いと希望になっていました。
今のトップがダメだけど、後もう少し耐えれば、次の人が出てきて、それで状況が変わると考える人が多かったです。
本人たちが認識しているかどうかは分かりませんが、数ヶ月前、李克強がトップになる事を期待した人の頭の中にあるのはこんな考え方です。
でも習近平が3期目に入る事で、その希望も失くなってしまいました。今迄それに不満があっても、言えなかった人が、今回爆発しました。
勿論、この様なスローガンが出て来る事には様々な理由がありますが、最近の事で言うと、この事のインパクトが大きかったのではないかと思います。
独裁政権、独裁者に退陣を求めるのはその政党、その指導者を完全に否定する事になりますので、下手すると、政権が権力を失くして、独裁者が命を失くすことになります。だからこのスローガンは中共、習近平が最も聞きたくないスローガンです。
中国の他の所でも警察が出動しましたが、そのスローガンが出たからという理由もあって、かなり早いスピードで多くの警察が現地に行って、人を解散し、一部の人を逮捕しました。
そして翌日、警察はその周辺を封鎖して、人が近づけない様にしている様です。又、ウルムチ通りと書いてある標識を撤去しました。何故その標識を撤去するのか?中共はその様なシンボルになりそうな物を残さない様にしています。
例えば、中国の人権の為に声を上げて、牢屋で病気になって亡くなってしまった有名な作家・弁護士の位牌は中共の命令によって海に捨てられてしまいました。何故なら、彼の様な人の墓は中国で人権の為に活動している人が祈念を行う場所になってしまうからです。
だから今回共産党はその通りの標識を撤去しました。でもそれだけでは、国民の怒りを無くす事が出来ません。今回の事は何処まで発展するかは分かりませんが、この数日間で中共は判断すると思います。
今、全国で抗議活動が起きているとは言え、未だ軍を出して鎮圧する事が起きていません。
武漢で警察が発砲した可能性がある動画が流れていますが、未だ確証が取れていません。地方政府には軍を動かす権限がありませんので、本当に動かすとなると、習近平の了承が必要です。
だからこの突然の動きに対応出来ず、抗議活動が益々拡大しています。中共もこの件でどう対応するのか、悩んでいる筈です。
今回、全国で抗議活動が起きている1つの理由は、ウイグルのウルムチで抗議活動があった後、ウルムチのロックダウンが緩和して、今日は一部の国内航空路線を復帰させるというニュースが出たからです。
実際は何処までやるのか、これから様子を見ないといけませんが、この変化見た他の地域の人に希望を与えました。だからもし中共が此処で引くと、国民に「反抗すると中共が譲歩する」というメッセージを伝えてしまいますので、中共は簡単に譲歩したくない筈です。
人は完全に絶望した時に反抗するのではなく、少し光が見えて、希望が見える時に反抗したくなるからです。
でも譲歩せず、鎮圧すると、習近平が3期目に入って、中国の皇帝として今回G20に行って、世界に向けて「中国は国際社会に復帰する」というメッセージを出した直後、国内で広範囲な鎮圧をすると、国際社会での立場が益々不味くなります。
そして、今の状況で下手に鎮圧すると、更に反発を喰らう可能性も存在します。中共とは言え、国内鎮圧で軍隊を使う事はそう簡単な事ではありません。
天安門事件の時、軍隊の幹部の中で、鎮圧に反対する人も出ました。そして軍隊に実物の武器を渡して、指揮権を幹部に渡す事になります。
万が一、この部隊が途中で、国民側に立ってしまった時、他のそれと対抗出来る部隊をどう配置するか等、バランスも考えていました。
中共は軍隊をコントロールしているとは言え、この様な時は、そう簡単に軍隊に武器、幹部に指揮権を渡しません。だから意思判断に時間が掛かります。中共にとっては難しい判断ですが、時間がありません。
この侭放置してしまうと、「共産党退陣、習近平退陣」というスローガンは、コロナよりの早く中国に拡散してしまいます。こういうスローガンを1回許してしまうと、今回共産党が乗り越えられたとしても、いつか又、出てきます。1回破られたタブーの力が弱くなってしまうからです。
だから中共は短時間で彼らにとって適切な判断をしないといけません。中共にとって、今出来る最善の策はコロナの制限を緩め乍ら、重要人物を逮捕して、他の人の見せしめにする事です。
動画の最後に今回の「白紙革命」について話をします。今回の事が革命に繋がるかどうかは分かりません。でも今は既に、中国国内外で、特に中国人の中で、今回の事は「白紙革命」と名付けられています。
何故「白紙」なのか?或るソ連に関するジョークがあります。ソ連時代で、或る人が外で、白紙を持って立っていると、警察に逮捕されます。その人は「白紙を持っているだけなのに、何故逮捕するのか?」と聞くと、「貴方が何を言いたいのか、我々はよく知っている」と返事したというジョークです。
そして昔、一部の言論の審査が厳しく、でも少し自由度がある社会で、もし新聞社の記事が審査を通らなかったら、新聞社は新聞のそのスペースを空白にして抗議する事もありました。
つまり人々の言論が制限されて、抗議の話も言えない時、白紙を持ち出して抗議をする事があります。スローガンを買いていないから、厳しく言うと処罰する事が出来ません。でも、誰でもその意味を理解しています。
数年前、香港で抗議活動が起きた時、何か紙にスローガンを書いて出すと、逮捕される事があったので、白紙を持ち出した人も居ました。
政治運動では明確なスローガン、そして標識物等が必要になってきます。その標識は政治主張を表す物だけではなく、お互いが仲間である事を認識する重要な役割を果たします。又、それは誰でも手に入れられる物じゃないといけません。
例えば、過去、香港のデモでは、傘が標識になりました。天安門事件の時、頭に赤い帯をつける学生が多かったが、基本的にそれは組織的に配られた物でした。
今迄、中国の国民の中から自発的に標識物になった物はありませんでした。しかし今回、或る女子大学生が持ち出した白紙は、一瞬で全国で認められる標識物になりました。
先程紹介した政治訴求を訴える事が出来るだけではなく、誰でも簡単に入手出来る、共産党が禁止しきれない物である為、今の抗議活動で多く使われているだけではなく、これからの抗議活動でも使われる可能性が十分あります。
全国で異例な抗議活動が起きているとは言え、中国の人口から考えると、まだまだ人が足りません。どう短時間で、もっと多くの人を巻き込むのか?又は抗議を長期化するのかが重要なポイントになります。
これからこの白紙革命が本当に革命になるのか、これからの動きを見て、」又、皆さんに紹介する様にします。
これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。又、このチャンネルを応援して頂ける方は、是非、メンバーシップもご検討下さい。では、又、次回、お会いしましょう。HaranoTimesがお届けしました。
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