国の補助金が貰えるなら何でもありになったのはC〇Pの自業自得

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核○器は作れるが、チップは作れない、
1.4兆ドルの投資を始めているのに、
早くも倒産企業が続出、
C○Pの教育でも
マスターを育てることができる?
1.4兆ドルで大人買いするとどうなる?
「漢芯」チップ

Harano Times 2021/06/01



皆さん、こんにちは。トランプ大統領時代からのアメリカが中国のチップに対する制裁は中国のハイテク産業の発展をかなり制限しています。

当時、中国の専門家たちと学者たちは、「中国のチップ不足はただの短期的な状況に過ぎない。中国に力を合わせて短期間に問題を解決する力がある。だからチップの問題も解決できる」と自信がありそうに言っていました。

専門家たちがそういうなら、政府もそれを信じて行動しないといけないんですね。勿論、心の中から信じていなくても、形上では行動しないといけないことが多いので、政府はその話を信じて、去年の3月に中国のチップ産業の開発に9.5兆元の投資をする事を決めました。

その9.5兆元の力で、アメリカの制裁と対抗したいと考えていたんですね。この9.5兆元で何を買う事が出来るか―当時計算した人が居ました。

9.5兆元は約1.4兆ドル位になりますので、去年その発表のあった9月時点の株価で計算した場合は、勿論、アップルやマイクロソフトの会社を買うことは出来ないのですが、しかし世界をリードするチップメーカーであるTSMCの様な企業は、僅か3,750億ドルです。1.4兆ドルあるので安過ぎですね。ですのでTSMCを買わないといけないです。

では、パソコンチップの巨人、インテルはたった2,100億ドルなんですね。安いです。スマホのチップをメインに生産しているクアルコムは、1,300億ドルで購入出来ます。安くないんですか?これでメインのチップ製造メーカーをほぼ買えます。

では、次は何を買わないといけないんですか?そうです。半導体を作るリソグラフィ機械メーカーですね。世界最強のメーカー、オランダのAMSLを買いましょう。たった1,500億ドルです。これで世界最先端のシステムが揃いました。

では、此処まで買って、いくら掛かったかというと、8,650億ドルです。予算は1.4兆ドルなんで、まだまだお金が余ります。ついでに他の産業の会社も一緒に買いましょう。

フォルクスワーゲン…なんと766億ドルです。躊躇する必要は全く無い。あのBMWは440億ドルです。スーパーで野菜を買っているのと同じ感覚ですね。

欧米企業ばっかり買っているとポリコレではないのでアジアにも目を向けて、天下のトヨタを買いましょう。トヨタは高そうですが、何と2,100億ドルしかないんです。買うしかないです。ここ迄「大人買い」して1.2兆億ドルしか掛かってないんですね。まだ2千億ドル残っています。

では、この2千億ドルを塚使って、これらの会社を買う為に出張に行った時、ビジネスクラスに乗って、最高のホテルに泊りまくる事が出来ます。此処まで気持ち良い「大人買い」が出来ると、最高な人生になりますね。死ぬ迄に1回、この様な買物をしてみたいです。

では、ここで1回C〇Pの夢から目を覚まして、現実を見てみましょう。では、この9.5兆元の使い方を考えると、例えば、先程の様に、重要な企業を全部買収すると、そのお金を使う価値があるんですね。

それでC〇Pが一気にこの世界をコントロールする事が出来るんですが、勿論、そういう買物は出来ないんです。

では、C〇Pがよく採用するやり方、大金を出して、国営企業と民間企業の発展を促す。この方法が有効かどうかは取り敢えず置いておいて、先ず、この巨額な国の補助金を使って、海外の企業と競争する場合は、不公平な競争に繋がりますので、WTOの規則に違反するんですね。

勿論、C〇PはWTOの規則を無視して行動しますので、この心配も要らないです。C〇Pのそのやり方は政府が主導権を握るやり方になりますので、全てのお金が正しく使われるかどうかというと、それは無理です。正しく使われる筈が無いです。

実は、その1.4兆ドル兆ドルの話が出る前に、C〇Pが制裁を受けてからC〇Pがチップ産業に力を入れる話が既に流れていましたし、実際もかなりの投資をしていました。

C〇Pがその様な話をすると、中国の企業が、これから必ず補助金が出ると予測しますので、1.4兆ドルの話が出る前の2020年の8月時点でチップの開発にシフトすると決めた企業は中国全国で9千社以上ありました。

その中に不動産会社、建材会社、自動車サービス会社、衣料品会社、金融会社、メディア関連の会社、人事総務関係の会社、サプリメントの会社等のチップと全く関係の無い会社がこれからチップの開発にシフトすると決めたんですね。

普通に常識のある人がこの様な事を見ると、真っ先にこの様な会社がチップの開発が出来る筈がない、有り得ないと考えます。

でも、それでも中国で9千社以上がチップの開発に切り替える事を決めたのには、何かの理由がある筈です。では、その理由は何でしょうか?

先ず、昔中国で起きた一つの事を紹介します。

2003年に中国で漢芯1号というチップが製造されたと発表され、当時中国で大きな話題になりました。漢芯の書き方は漢民族の「漢」と中国語でチップという意味で使う上に草冠で下に心という字になります。


この漢芯1号が発表された2年以内に漢芯2号から5号迄発表され、その漢芯1号が中国のチップが世界の先端レベルの実力を得た事になって、中国のチップ業界の大きな成果になっていました。

そのチップは中国科学院のお墨付きを得ただけではなく、上海の地方政府からも強力な支持を得て、全世界で百社近くのメディアでも取り上げられました。

しかし2006年、清華大学のある掲示板サイトで、この漢芯シリーズのチップは偽物であるという匿名の記事が公表されました。

では、この漢芯シリーズのチップは何だったんでしょうか?それは中国上海にある有名な大学、上海交通大学の有名な教授、微電子学院の院長、陳教授が、アメリカからモトローラーのチップを買ってきて、ある建築インテリア関係の会社に頼んで、そのチップについているロゴを削った後に、自分の漢芯のロゴを付けて、中国が開発したチップにしていました。

勿論、その様なチップを量産する事は不可能です。彼が巨額な国の予算を使って、結局偽物だったという事がバレると、普通はその責任の追及やバッシングの嵐が来る事になりますが、しかし彼は、学校の職務から解任され、今迄得た、名誉の取り消しだけで終わりました。

それは何故でしょうか?もし彼の責任を追及するなら、彼のプロジェクトをサポートしてきた中国の科学院、上海の地方政府等の責任者の責任も追及しないといけなくなります。

中国の科学院の専門家たちが、そのチップは単純にロゴが変わっているだけに気づかない筈がないです。それでも彼らは、そのチップは中国の誇りと思って宣伝していたんですね。ですので、それは単純に、その教授1人がやった詐欺ではなく、ある意味、中国の学術界、又は、政府が関与してきた詐欺に過ぎないんです。

上層部の人を巻き込むと大きな事故にならない。逆に一緒に儲ける事が出来る―この様な考え方があるから、その様な詐欺が出来ます。

又、何かバレると、その様な恥ずかしい事を宣伝せずに、沈静化されますので、国民がいつか忘れてくれます。中国で沢山の悲劇が起きましたが、C〇Pが沈静化すれば多くの国民が忘れてくれますので、チップで嘘をついた事は、直ぐに中国で消えていきます。

ですので、C〇Pがチップ産業で投資をすると決めると、その補助金を得る為に、沢山の企業が、これからチップの開発を行うという名目で、政府からお金を貰おうとします。

どうせ失敗しても、そのお金が消えていっても、誰もその責任を追及しないからです。

実は、1986年、米ソ冷戦でアメリカとソ連が科学技術で競争したのを見て、刺激された鄧小平が中国の科学技術の発展の為に百億元の資金を出す事を決めました。

当時の1万元は今の1千万元に相当すると言われていますので…という事は、当時の百億元は今の十兆元になります。丁度、今、習近平が投資しようとしている9.5兆元と同じ位です。

では、鄧小平は成功したのか?自分の本当の技術を持っていない中国を見ると、鄧小平のその投資がほぼ失敗で終わった事が分かります。

では、直近のニュースを皆さんに紹介しますと、中国の武漢にある自称「台湾のTSMC、サムソンに次ぐ、世界3番目の規模を持つ」、1千億人民元以上の投資を受けていたチップの生産企業が倒産になりかけて、大金を掛けて購入した半導体の製造に使うASLMのリソグラフィ機械を銀行に出しました。

銀行に出した時、その機械の状態は新品未使用と書いてありました。

この企業は台湾のTSMCのトップの科学者を引き抜いて、中国でチップの開発を行う事にしましたが、でも、今はその状況です。

この会社だけではなく、数百億の投資を得て、今、倒産になりかけている、既に倒産している企業が何社もあります。

中国で起きている様々な問題の根源はC〇Pにあるとよく言われますが、その言い方は正しいと思います。C〇Pが求めるのは、今、直ぐ、世界最先端になる事です。その為に手段を選ばない。

だからこの様な政府の投資を狙って、実態の無い、研究企業が沢山生まれます。投資が多ければ多い程、その様な会社が生まれるし、資金の無駄使いも増えていきます。結局、海外から買わないといけない。盗まないとイケナイ事になるんですね。

中国では低いレベルから中レベル迄のチップを作る技術がありますが、高性能なチップを作る技術がありません。でも、その様な高性能なチップを作る技術は1日、2日で出来るモノではありません。C〇Pが気長に技術を育てる事も出来ません。だから今の中国では、自力でその様なモノを作れる筈が無いです。

中国でよく、「当時、欧米の制裁を受けながらも核兵器の開発が出来たので、今、欧米の制裁を受けても、チップの開発は出来る。」という言い方があります。

その言い方を信じる人がいるんですが、でも、その言い方の最も致命的な盲点は、核兵器を1回作り出すと、それで終わりです。核兵器を持っているというステータスが重要なんですね。

でも、チップは違います。チップの製造には長年の技術が必要ですし、実際にマーケットに出して、マーケットで使われて、マーケットでテストされて、マーケットに認めてもらわないといけないんですね。

又、技術の発展に合わせて、進化させていかないといけないんです。だから、核兵器を作る事が出来たから、チップも作ることが出来るという考え方は間違えています。

だから欧米や日本等の先進国が中国に対して制裁を続ければ、C〇Pが今まで、自分の政権を守ってきた技術をなくす事になります。

5月28日に習近平が中国の科学院のある会議に出たとき、「中国の科学技術を自立させないとイケナイ。中国でも、世界範囲で影響力を持つ先端の人材を育てないといけない。中国共産党の教育では、マスターを育てる事が出来る。その自信を持つべき」と発言をしました。

この習近平の発言から、数年来、欧米各国が中国に対してやっている技術の制裁の効果が出ている事が分かります。

それは習近平が外部から先端技術が入ってこない、このピンチの状況を凌ぎたい発言である事が分かります。

4月20日に習近平は精華大学の視察に行きました。彼はその時に、「先端技術を持つ人材を育てるスピードを上げて、海外から制限を受けている先端技術の研究で成果を得ないといけない」と発言をしました。

習近平のその指示もあって、最近、中国の教育部門が中国の北京大学、精華大学等の12件の有名な大学で、未来技術学院を設立する事を発表しました。
それらの大学でこれからの10年、15年を見据えた先端技術の研究を行って、中国製造から、中国創造への転換を実現すると発表しました。

でも、C〇Pはその目標を達成する事が出来るでしょうか?今のC〇Pが中国で行っている、全てをC〇Pの基準に合わせないといけないやり方で中国で、最先端の人材を育てる事は出来ないです。

自由な思想があってはイケナイ、自由に発言が出来ない、海外のネットを自由に見ることすら出来ない国で、世界をリードする最先端の技術が生まれる筈がないです。

今の制裁が継続すれば、C〇Pが変わらなければ、C〇Pが1.4兆ドルを使いきっても、C〇Pに残るのは杜撰な現実になります。

これからもこの様な話をしていきますので、ご興味のある方は、是非、フォロー、コメント、拡散をお願いします。では、又、次回、お会いしましょう。


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